心理カウンセラーの風湖です。


 人間の脳は、150億個の神経細胞から出来ています。そして、一個一個の細胞レベルで、誰もが


 「生きたい」
 「知りたい」
 「仲間になりたい」


 という3つの欲求を持っています。


 「生きたい」という欲求からは家族・家庭が生まれ、「知りたい」という欲求からは教育・学校が生まれ、「仲間になりたい」という欲求からは社会・会社が生まれました。


 その中でも、「生きたい」という神経細胞レベルの本能が、「生きるために自分を守りたい。」という欲求を新たに生み出したのです。


 その次に、「統一・一貫性」という本能が生まれました。整ったもの、秩序立ったもの、筋が通ったものを好む性質です。


 そしてさらに、「自己報酬神経群」を介して考える仕組みを生み出したのです。


 これは、自我を形成する大切なプロセスです。


 つまり、「自己報酬」とは、自ら進んでやると決めると、それが達成した時の達成感はより強くなるので、

 「自分の頑張りを自分で褒めてあげる。」
 
 という喜びを感じる事が出来ます。


 これは、人間の考えを育む、とても重要な本能だと言えるのではないでしょうか。





 さて、昨日のブログ「成功恐怖論」にも書きましたが、やはり成功への近道は、まず何よりも成功を信じる事です。


 そして、その事に自信を持って努力する事です。


 単純すぎると思うかもしれませんが、これは本当の事なのです。


 人間は、何かを期待したり予測したり、そしてそれを言葉にしたりするだけで、無意識のうちにそのイメージ通りの行動を取り、その予言を叶えてしまう事があるのです。


 心理学ではこれを「自己成就予言」と呼んでいますよ。


 元メジャーリーガーのイチローさんは、小学生の時の作文で、「将来プロ野球選手になる」と、はっきり宣言していたというのは有名な話ですよね。


 また、血液型占いを信じる人が、本当に占い通りの性格になって行くのも、これに近い効果だと考えられます。


 そして、この「自己成就予言」には、いくつかのルールがあります。


 ① ポジティブな宣言をすること。
 ② 自分にピッタリな内容の宣言をすること。
 ③ 「〜したい」ではなく、「〜する」という風に、現在形で言うこと。
 ④ 出来ると信じること。


 自分に何かを期待すると、予言は成就するのですね。


 つまり、「断言すれば、夢は叶う」のです。
 そして、その夢が達成したら、まず自分で自分を褒めてあげてくださいね。


 すると、さらに次の目標があなたを待っていますよ。


 あなたの夢を私は応援します!