心理カウンセラーの風湖です。


 「ホ・オポノポノ」
 と言う言葉を知っていますか。


 実は、私もあまり聞いた事はありませんでしたが、沖縄に「ホ・オポノポノ事務局」という施設があり、そこで働く女性が書いたある記事を読んで、初めて知りました。


 これは、ハワイに伝わる、伝統的な問題解決方法なのだそうです。


 伝統医療のスペシャリストであった、故モーナ女史が進化させたもので、正式には、
 「セルフ アイデンティティー スルー ホ オポノポノ」(SITH)
 と、言うのだそうです。



 その内容とは、本当の自分を取り戻すための作業である、クリーニングをする事で、自分の感情をお掃除する事なのだそうです。


 クリーニングとは、簡単に言うと
 「ありがとう」
 「ごめんなさい」
 「許してください」
 「愛しています」
 という4つの言葉や、クリーニングツールを使って、自分の気持ちと向き合うのだそうです。


 そうすると、一瞬一瞬湧き上がる感情を、良い事も悪い事も区別することなく全てクリーニングする事が出来て、「本当の自分」を取り戻す事が出来るのだそうです。


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 人間関係とは、生まれも育ちも違う人達と一定の時間を共に生活する事ですよね。


 すると私達は、無意識のうちに実に様々な感情のスイッチが押されます。


 「なぜあの人は私に対してこんな事を言うのかしら。」
 「なぜ、私の上司は私を正当に評価してくれないのだろう。」


 「私は悪くないのに。」


 自分が不安に震えたり、怒りが収まらずにイライラしてしまうのは、他人のせいだと思い込んでしまいます。


 人間関係で悩んでいる方がとても多いのは、実はこの4つの言葉を、他の誰かから要求している事に気付いていないからなのではないかと思うのです。


 「感謝してほしい」
 「謝ってほしい」
 「許してほしい」
 「愛して欲しい」


 言葉や思考は、誰に向けて言っているのかを私達の脳は判別しませんから、他人に対して思っていることは、全て自分への要求であるのと同じことになるのですね。



 恋愛や結婚、子育てにおいてはさらにこれまで経験した事の無いような感情に揺さぶられる毎日が続きますよね。


 人間は、誰もが未熟な存在ですから、そのクリーニングしないと感情に飲み込まれるたびに自分を見失ってしまいます。

 
 しかし、そんな時にふと冷静になって4つの言葉でクリーニングをすると、再び自分が「存在する」ということをを思い出す事が出来るのだそうです。


 ですから、この4つの言葉は、いつでもクリーニングをスタートするスイッチになってくれるのですね。


 クリーニングを始めると、周りにいる人達が自分に見せてくれていたのにそれまで気付けなかった優しさや美しさを感じることが出来るのです。


 もしも、今、あなたが人間関係で
 「毎日しんどいな」
 「自分らしくないな」
 と思う事があったら、ホ・オポノポノの4つの言葉を呟いてみて下さい。


 その4つの言葉をきっかけに、本来あるべき流れを取り戻し、どんどん生きやすくなるのではないかと思います。