心理カウンセラーの風湖です。
あなたは犬派でしょうか?
それとも猫派でしょうか?
実は、心理学では犬派と猫派の人の性格を調べたデータもあります。
それによると、IQは、犬派よりも猫派の方が高いという結果が出ています。
一方、忠誠心が強いとか、時間を厳守するのは犬派の方でした。
猫派はマイペースで芸術肌だったりします。反対に、目上の人に忠実なところがあるのは犬派のようです。
このような点はなんとなく世間に流れている犬や猫のイメージと一致していますね。
もしかしたら、人間とペットの関係も、「類は友を呼ぶ」と言えるのでしょうか。
そう思うと、犬好きな人はまわりの人から忠誠を誓われたり、あるいは目上の人や上司に従うのが心地よいタイプなのかもしれません。
人や時間に忠実な人は、実はまわりの人にも同じことを要求したりします。例えば時間に厳しい人は、相手も約束の時間を守ってくれないとイライラしたり、不安になったりしてしまうのです。
それでも、戦後の日本の高度成長期を支えて来たのは、犬派の方なのでしょうね。時間厳守で働き者が多いのは、日本人は犬好きの人の方が多いからなのかもしれませんね。
誰かの期待に応える事に必死になる犬派の方に対し、猫派の方は、「空気を読まない。」とか、「マイペース」とか言われていますよね。
人間関係や、職場などで求められる「相手の気持ちを汲み取る力」や、「空気を読む力」は、人間が進化の過程で生き残るために発達させて来たものです。
しかし、その能力はまだ発達の途中で、誰も完璧に備わっている人はいません。そのため、それが人の悩みの原因になっている場合があります。
誰かの言葉に忠実なのが犬。誰の言葉にも耳を貸さずにマイペースなのが猫。
そして、「もともと分かり合えない」のが人間なのですね。
オオカミをはじめとする犬科の動物は群れで暮らし、チームで狩りをします。狩りの最中には、動き方などいちいち相談してはいられませんから、仲間同士の気持ちを読み合います。
ですから犬科の動物は、チームプレーが出来ないと、群れから離れるしかありません。
生き残る事も出来なくなるのです。
一方、ライオンを除いた猫科の動物は、基本的には単独で暮らします。単独なら自分の獲物は独占出来、得られる物が大きいからです。
ですから猫科の動物は「自分の思考や行動を相手に悟らせない。」事も出来ます。
素知らぬ顔をしていても、相手にちゃんと気づいていて、だんだん近づくタイミングを様々な計算をしながら行動し、やがてしっかりと獲物を確保するのです。
コミュニケーションに悩んだら、彼らの生態を少しだけ真似をしてみてもいいのかもしれません。
そして面白い事に、犬派である私の友人は、新型コロナウイルスの感染予防で自宅待機の期間、「外に出られないなんて辛いわ。」と言っていたのに対し、猫派の友人は、「そう?私は家でじっとしていても特になんとも思わないけど。」と、言っていたのです。
私は2人のやりとりを聞いていて、なんだか犬と猫の会話のような気がして、「分かり合えない人間」同士の理由が少しだけ理解出来たような気がしました。
犬派と猫派。どちらが良いのかわかりませんが、自分がどうも生き辛さを感じたら、彼らの生き方に学ぶ事も大切なのかもしれませんね。