心理カウンセラーの風湖です。

 今まさに世の中は様々な変化が起ころうとしていますが、そのような時代だからというだけではなく、人が「変わりたい。」と思った時に、心理学を選んで学んでくださる方は多いです。

 心理学では、まずは脳内の機能の仕組みを知る必要もありますが、私が最も大切だと思っている事は、「言葉」の使い方の知識です。

 何故なら、その人の言葉の使い方次第で人がどのように変化するかが変わって来るからなのです。

 例えば世の中には数多くのSNSがありますが、日本人ほどTwitterを多く利用する民族は世界的に見ても珍しいそうですね。

 何故これほどまで日本人とTwitterがフィットしたのでしょうか。

 それは、Twitterには全角140文字という文字制限がある事が理由のひとつなのではないかと言っている研究者がいました。

 文字数制限がある中で気持ちや情報を表現する事は、日本人が最も得意とする事だからなのだそうです。

 例えば、和歌や俳句などがそうですよね。

 和歌には基本的に5.7.5.7.7の31音という制限があります。
 
 無駄な言葉をとことん削ぎ落として心情や風景を伝える事で、和歌は言葉の芸術とも言える「美しさ」を生み出したのですね。

 約1100年前に編集された和歌集「古今和歌集」の序文には、このように記されています。

 「和歌は心を主とし、心を元に言葉が生まれた。見るもの聞くもの全てが歌であり、森羅万象、生きている事も歌なのだ。」

    現在では言葉は単なる「伝達手段」になっています。

 手紙や報告書などであれば、その用紙の枚数までも気にしつつ書く必要がありますから、ある程度書く内容を意識しますが、メールやLINEなどではそれほど言葉に気を使う事は無くなりました。

 しかし、和歌や俳句は一字たりとも無駄にできません。
 厳選に厳選を重ねた言葉であり、歌自体が強い力を持っています。

 それに加えて、言葉にはパワーがありますから、言葉を発する事でその言葉から発想力が生まれて、その発想力がヒントとなり、想像が現実化する力があるのです。

 例えば、何か失敗をしたときに、「あーあ、今日はなんてツイてないのかしら。」と思うと、その日一日が丸ごとツイていない、悪い事ばかりが起きた一日だったような気がします。

 昔の人はこれを言霊と言いました。
 言葉には、運までも左右する力があると私は思います。

 和歌は、神様への捧げ物として生まれたという説もあります。

 一年の始まりに皇族の行事で、「歌会始」が行われるのも、世の中の平和や無事を願って神様への感謝の意味を込めて言葉を捧げる為に行われるのだとも言われています。

 これほどまでに言葉を大切にする日本人に生まれて来た私達なのですから、普段使っている言葉には少しだけ気をつけて使いたいと思いますよね。

 そして逆に、もしもネガティブな発言ばかりしていたり、周りの人に思いやりの無い言い方や、愚痴、悪口が癖になっていたとしたら、そのような発言をする人達が周りに集まって来てしまうとも言われています。

 後ろ向きな言葉や、不安をあおる情報に左右される事なく、まずは普段から綺麗な言葉を喋るようにしましょう。

 そうすれば、周りにもそういう友達が増えますから、当然運気も上がるような気がしませんか?
 
 幸運は引き寄せられるものなのですね。

 それは、あなたが発する言葉から生まれるのなのですから、そう思ったら言葉という物は、人生においても非常に大切な宝物なのですよね。