心理カウンセラーの風湖です。

昨日、総理大臣から緊急事態期間の延長が発表されましたね。

今まで経験した事の無い、人の命まで奪ってしまう、本当に怖いウィルス感染症ですから、自分の命を守るために私達は何をどうすれば良いのか分からず、不安と恐怖の毎日で心まで押しつぶされてしまいそうになりますね。

最近はあまり言わなくなりましたが、私が子供の頃、怖いものと言えばすぐに思い浮かんでくるのが『地震雷火事おやじ』と言う言葉でした。
怖いと思うものの名前を七五調に並べ、リズムの良い文章にまとめたものですね。 

昔は「そうそう、親父は怖いよなあ、すぐ怒るし……」なんて納得してうなずいていましたが、最近のお父さんはそれほど怖くはありませんから、若い世代の皆さんはそれほどピンとは来ない方もいらっしゃるでしょう。

しかし実はこの『おやじ』が本当は親父じゃないんだ、と聞かされたら驚きませんか? 

実はこの『おやじ』、漢字を当てると『大山風』(おおやまじ)、もしくは『大風』(おおやじ)だ、という説があるのだそうです。 

『大山風』、もしくは『大風』とは現代で言うところの台風を示す言葉なのです。

本来は『じしんかみなりかじおおやまじ』、もしくは『じしんかみなりかじおおやじ』であったものを、語調をよくするために『じしんかみなりかじおやじ』と言い換え、やがてそれが『地震雷火事親父』の意味だと、取り違えられたと言うことことです。 

確かにそうだ……と思わず膝を打ちそうになるところですが、実はこの説にも異論があったりします。 

『地震雷火事台風』じゃ、単に災害を並べただけで面白みがない。最後に『おやじ(親父)』が来るからこそ、面白いんだという主張……なるほど、確かにこれも説得力がありますね。 

私達が生きている間には様々な困難に遭います。

何年か前の大震災の時も、私達は恐怖や不安に襲われました。

嵐が吹いて、川が溢れて町が流れて。
だからその町はもう駄目かと思いましたが、必ずしもそうではありませんよね。

あれから10年。
被害に遭わなかった町よりもかえって余計綺麗に、余計繁栄して来ているのではないでしょうか。

もちろん、大変な犠牲に遭って、大変な苦難ではあったけれど、その苦難に負けず「なんとかしなければ」の人々の思いにあふれてみんなが人一倍の知恵をしぼり、協力し合って努力を積み重ねた結果、なお一層の繁栄につながっているのではないかと思います。

もちろん災害や苦難は、無いに越した事はありません。遭わずに済めば、本当に幸運だし良い事です。

災害だけでは無く、病気や事故なども何も無ければ良いのだけれど、そうばかりも言っていられないのがこの世の中であり、人の人生なのですね。

「まさか」は突然やって来るものなのです。

そんな時、私達が今出来る事は、現実に逆らわず、「苦難が来ればそれも仕方がない。順調ならばさらにラッキー。」と捉え、慌てず騒がずどんな時も気持ちを静かに保つ事だけなのです。

そして命令には従いながらも、その思いにあふれて、人一倍の知恵を絞って過ごしましょう。

それでも、どんな時でも窮屈はダメです。

心も身体も、窮屈だと思ったら頭の働きが悪くなってしまい、良いアィディアが浮かんで来なくなってしまいます。

毎日、朝が来るたびに新しく変わっていくのが人間です。
今日のあなたはもはや昨日のあなたではありませんよね。

お互いに窮屈にならずに、身体を伸ばして、心も伸び伸びとして、物を冷静に見ましょう。

そして、この困難を乗り越える事が出来る自分に感謝して、次に何をしてやろうかと前向きに考える時間を過ごして行きましょうね。