心理カウンセラーの風湖です。

私事ですが、やむを得ない事情のため新しいマンションに本日引っ越しをします。
ですから、朝から荷造りでバタバタしております。

一人暮らしですので、そんなに荷物は無いと思いましたが、まとめると結構な段ボールが積み上がってしまいました。

私の場合、本の荷物がほとんどですけどね。(^^)

私は普段、あまりネガティブな感情を感じる事は無いと思っておりましたが、住み慣れた部屋から去ると言う事に対しては訳もなく少しだけ寂しくなりますね。

そして何日か前にほんの一瞬ではありましたが、「やっぱり引っ越ししたくないな。」と、子供の頃のようにワガママを呟いたりしました。

人は誰でも、「変わる」という事に対して恐怖を感じます。

何故なら人は、安全に生きて行くために自ら決めた場所、絶対安全領域(コンフォートゾーン)から出る事は危険だと脳が判断をし、自己防衛のため恐怖の感情を促すからです。

コンフォートゾーンとは、いわゆる動物の縄張りの範囲の様なものなのですね。

新しい場所へ移動するということは、未知の世界が始まるという事ですから、分からない、知らないという恐怖や不安がネガティブな感情を生むのです。

そして、人の脳はその「わからない。」という未知の世界をとても嫌います。
元に戻りたい、変わりたくないと感じるのはそのためでもあります。

たとえそれが、毎日の生活のほんの一場面であっても、理由が分からないという事は、それ自体が恐怖や不安を仰ぐのです。

人が安心して生活するためには、その行動のひとつひとつに、十分納得出来る理由がなければならないのですね。

ですから「分からない。」という事が目の前に起きた場合は、すぐさま独自の過去の記憶や経験、あるいは人からの情報を頼りに、なんとかして理由を無理矢理こじつけてでも納得させようとするのです。

そして今現在、世界中の人々はわからない事だらけの毎日を過ごしています。

治療法の分からない病気。
どこに潜んでいるのか分からないウィルス。
外出自粛の毎日で、自分や大切な家族の明日の健康や生活まで、何もかもわかりません。

「いつ、元の生活に戻れるのか。」と、つい考えてしまい、テレビやラジオから納得出来る情報を探しますが、それはネガティブな感情をあおる事に拍車をかけてしまいます。

ですから私は、「元に戻る」という事はもう無いのだと諦めた方が良いと考えます。

時代は流れて行きます。
これも新しい世界が始まる、何かのきっかけなのかも知れません。

「元に戻りたい」と考えるよりも、「全く新しい未来を生きる事が出来るチャンスなのだ」というイメージをしてみてください。

学校の新学期が始まらないのなら、欧米に倣って9月からの新学期に変えてしまえば良いのではないかと言う評論家もいます。

外に出られないのであれば、だからこそいつかやってみたかった新しいビジネスに繋がる何かを調べてみたり、勉強を始めてみたりしてはどうかと思うのです。

いつか嫌なこの騒動から抜け出した時に、自分は新しく何を始めようかとか、どんな新しい出会いが待っているのだろうとか、どんな生活習慣を手に入れようかとか、「新しい何か」のために準備を始めるのです。

暇だから、何もやる事が無いからと言ってパチンコに出かける事も、出掛けてはいけないとわかっているのに行きたいと思う場所にあえて行く事も、私はその人の「変わりたくない。」という心の叫びのような気がしてなりません。

ですから私も、今日この引っ越しをチャンスと捉えて、新しい事にチャレンジすることにしました。

私のキャリアと勉強した知識を生かして、個別のカウンセリングを独立してやって行きたいと思っています。

もしも、今現在辛く悲しい悩みを抱えていらっしゃる皆さま、その背中に乗せている重たい荷物を私に預けて下さい。私があなたのかわりに背負います。

Facebookの依田房子に連絡をくださいね。
(誹謗中傷は、ごめんなさい。
ブロックさせてください。)

そしていつか、緊急事態宣言が明けたら、どこにでも飛んで行って皆さまの支えになって行けるように活動と勉強をして行こうと決めました。

ぜひ、呼んでください。

これからも、チャレンジを続けます。

皆さんも、変わる事を恐れずに、新しい何かにチャレンジして行きましょう。
新しい夜明けが、すぐそこまで来ているのかもしれませんよ。