心理カウンセラーの風湖です。
自分は運が良いと思いますか?
「努力を続けていればいつか運が良くなる。」とか、「石の上にも3年」と考えて、辛い事や苦しい事にも耐えながら、コツコツと努力を重ねている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、人一倍努力していても成果につながらない人もいますし、仕事で成果を出しても「まだ新人だから。」とか、「女性だから。」という理由で評価されない人もいるのではないでしょうか。
時代は移り変わって行きます。
特に最近のニュースなどに良く取り上げられているように、売り上げが順調だと思われていた店が傾いたり、また、買収されて突然、経営者が外国人に変わるなんていう事もあるかもしれません。
本来の実力が闇に埋もれてしまったり、積み上げて来た頑張りがムダになってしまったと感じて絶望感に襲われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、自分の目標や夢を見つけ、努力する事は大切です。
フランスの生化学者、ルイ・パスツールは、
「偶然は、準備の出来ていない人を助けない。」と言っています。
しかし現実は、時々残酷なものですよね。
コツコツ努力を重ねているのに、自分はチャンスに恵まれた事は1度も無いし、同僚に比べて自分はあまり運に恵まれていないのではと思う事もありますね。
そんな時、私達はため息と共に、つい言葉にしてしまいます。
「ああ、私はなんてツイていないんだろう。」
人は、不幸になる言葉を使ってしまいがちです。
例えば、「私って、男運が悪いのよね。」と言う女性や、「この結婚は間違っていたのかしら。」と言う主婦の方。
会社が悪い、上司が悪い、友人が悪い、政治が悪い、景気が悪い、天気が悪い、家庭が悪い。
そして、自分は運が悪い。
これでは、運が良くなるわけはありませんね。
私は、朝起きたらまず「私はツイてる。私は恵まれている。今日も一日よろしくお願いします。」と、必ず自分の心に言ってから起き上がるようにしています。
すると、何故か気持ちがスッキリして、今日は何か良い事が起こるのではないかとウキウキしてしまいます。
なんて楽天家なのだと思いますか?
いえいえ、必ずしもそういう感情の日ばかりではないから意識して言葉を選んでいるのです。
「元気」とは、「気を元にする」と、書きます。
感情をリセットする言葉は、自分の心を前向きにして元気を取り戻すためにいつでも大切なものなのです。
アメリカの牧師、ジョセフ・マーフィーは、こう言っています。
「あなたに配られたトランプのカードは不利ではない。あなたの考えや感情が不利にも有利にも作用するのだ。」
素敵な服やアクセサリーを選ぶように、素敵な言葉を選んで身につけましょう。
ペットや植物を癒してあげるように、優しい言葉を使いましょうね。
それが、運の良い人の行動なのですから。