心理カウンセラーの風湖です。

毎日、ネガティブな話題が私達を不安にさせますね。
家にいると、さらにネガティブ思考に追い討ちをかけてしまいますね。

誰かと触れ合う機会が少ないと、なんとなく寂しさを感じますよね。周りの人や、自分の命を守るために必要な我慢だと頭では分かっているものの、気持ちはどんどん重くなってしまいます。

なんとか気持ちを明るく前向きにしたい!
心のモヤモヤをスッキリさせたい!

そう思っている人は多いのではないでしょうか。

ところで、どんな状況でも人の心には、1日に約40000から50000個の思考が浮かぶと言われている事をご存知でしょうか。

1日に様々な情報を見たり聞いたり感じたりして私達は生きているのです。そして、その脳にインプットした情報を自分の過去の経験やそれまでに得た知識に基づいて様々な形に変化させて思考します。

そして、その1日に浮かぶ思考の80%がネガティブな思考であると言われています。

脳は、人が何かを思考をすると、その人の脳の中の巨大な貯蔵庫から自動的に必要な情報を探し出して来ます。

例えばその人の過去の嫌な記憶とか、誰かからの価値観などといった、その人独自の信念の中から、その人の感情に合った情報と的確にマッチさせて機能するのだそうです。

そしてそのままの形で発見した情報を処理して脳に保存し、次の行動に移すのですね。

人間は習慣の生き物ですから、新たに保存させたプログラミングを、その先もずっと変わらぬ思考パターンとして選択や行動の「常識」としてパターン化して形成してしまうのです。

ですから逆に、今まで人生をポジティブに変える事が出来なかった理由が理解出来れば、新しい希望に合わせて「行動を修正する」、新しい方法を取ることが出来るのです。

その為には、何を変えたいのかハッキリさせる事です。いつも見ている朝の情報番組を、違う番組に変えるだけでも、気持ちはリフレッシュしますよね。

それでも、人生に対して受け身でいようとする方もいらっしゃるでしょう。
「今更、思考を変えたって、時代もどんどん変わっていくのだから、流れに逆らわない方がいいよ。」
という考え方の人は、自分の才能や長所や潜在能力を過小評価するクセがあると言われています。

本当の自分の才能を発見したり、長所を伸ばす努力をしたり、潜在意識を書き換えたりする事を「面倒くさい」と、思ってしまうのでしょう。

本当に大切な事は、実に「面倒くさい」ものなのです。

そして、その面倒くさい事に目をそらしてしまう方は、外からの情報、例えば朝に目に飛び込んで来る新聞やラジオやTVのネガティブなニュースによってその日の姿勢が決まって行ってしまいます。

そして驚いた事に、外から入ってくる情報の70%はネガティブな情報であると知る事が本当に大切なのです。
こうした情報によって感情がどれほどのインパクトを受けるかを私達は自覚しなくてはなりません。

自分の面倒を見るのは、自分しかいません。

あなた自身が最強の敵になりうるのですね。

そんなあなたを変えるための第一歩として、次のような質問が有効だと私は考えます。

幼い頃の自分は、どんな思い出があるのか。
最初にずば抜けて良く出来た事は何か。
周りの人に褒められたことは何か。
大きくなったら何になりたかったのか。
尊敬していた人は誰か。
周りの人に何に向いていると言われた事があるのか。

「あなたらしさ」を感じて、周りに流される思考を止めて、自分の人生に碇を下ろしてくださいね。

揺るぎない自分の脳のプログラムの書き換えがあなたの人生を豊かにしてくれるのですから。