心理カウンセラーの風湖です。

先日ある動画を何気なく見ていたら、あるスピリチュアルの能力があると主張している女性がこう話していました。

「私はこの1ヶ月間、なんとマスクをせずに生活していました。もちろん外出もしましたし、電車にも普通に乗りました。しかし、ウィルスに感染していません。何故なら私は守られているからです。そして私は生きるエネルギーに満ちているからです。」

新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮う中、日本人の感染人数が一向に減らないのは、なるほどこういう考え方の人達が、いかにも自分は特別な存在なのだと主張する事で、その人なりに優越感を感じていらっしゃる方もいるからなのではないかと思うのです。

幸せの感じ方は人それぞれですから、ある意味では自己満足の世界です。

かの心理学者アルフレッド・アドラーは、
「他の人には無い能力が私にはある。特別な人間なのだ。」という人は、現実逃避をして、敗北感、劣等感から逃げるのだ。と、言っています。

少し前に読んだ本の中に、「人間は脳を持っているから地球上の負け組なのである。」と、主張する文章があり、私はなるほどなと思いました。

実は、ありとあらゆる生物の中で脳を持つ生き物は少数派なのだそうです。全生物の中の0.13%に過ぎないのです。つまり、脳を持っている生物ではなく、脳を持っていない生物によって地球は支配されている事になりますね。

例えば、脳を持っているだけで人間は何もしていなくても1日に消費する4分の1のエネルギーを使いますから、食べ続けなければなりません。ですから、住む場所が限られます。

しかも、脳が高度な私達人間は感情や感覚がありますから、同情とか共感、あるいは他人への要求など、他人との共同生活によって幸福感やストレスを味わう事で人生に充実感を得ようとします。

しかし、脳を持たないウィルスやバクテリアは、人間がどう頑張っても地球上から完全に駆除することは出来ません。

ノミやゴキブリは脳を持った生物です。脳を持っていないウィルスやバクテリアは、ノミやゴキブリよりもはるかにタフな繁殖力を誇るはずです。

猫がよく持っているトキソプラズマという寄生虫は、1人でどんどん繁殖出来る能力があるそうです。

細菌は、宿主を殺してまでも爆発的に子孫を残そうとします。宿主の肉や組織を全て消化して自分達の栄養源にするからです。

ある意味では集団生活をしている生物の中に入り込んで、移し合ってもらう事で爆発的に子孫を増やそうとするのです。

もしも新型コロナウィルスが、そのような繁殖力を続けていたとしたら、私達は脳を持っている生物であるが故に、何の抵抗も出来ないと言う事になります。

自分だけは移らないと過信せずに、是非用心して下さいね。

早くこのコロナウィルスの勢いに人間が打ち勝つ日が来る事を願います。ですから、生きるエネルギーを感じるよりもまず、今は集団行動を控えてくださいね。