心理カウンセラーの風湖です。

「自分は人とは少し違うのではないかと思う事があります。ADHD(注意欠陥多動性障害)なのではないかと不安です。」
「私の子供は、学校で浮いていると先生から指摘されてしまいました。精神科に連れて行った方がいいのでしょうか。」

そのように心配されている方は、実はたくさんいらっしゃいます。

人と同じ行動が出来ない、育児書と成長の仕方が違う、同じ失敗を何回もする、場の空気が読めない…。

他の人と比べて少しでも行動や言動が違うと感じると、人は異常だと判断し、その人の将来まで悲観してしまって、不安を感じてしまうようですね。

本当かどうかは別として、東大生の3割から4割は自閉症だと主張すること研究者がいるそうです。
私がカウンセラーとして勤めるメンタルクリニックでは、「そもそも大学教授は全員発達障害だよ。」と、笑い飛ばす精神科の先生もいらっしゃいました。

少し前に、他人との共感性を感じる能力に乏しいとされる「アスペルガー症候群」という人がいらっしゃいました。
現在では、「高機能自閉スペクトラム症」と、呼ぶそうですが、そのような方は、知的な障害はありませんし、少なくとも人口の1%はいるそうです。

そして驚いた事に、東大や京大あるいは医学部に限ると少なくとも10%から30%はいると主張する人もいるそうなのです。

自閉スペクトラム症の特徴として文系よりも理系の方が多いのだそうです。何故なら、数字に関心を示すのもその特徴のひとつであるからだそうです。

そして異様な読書好きな事や、短時間に大量の作業をこなす能力や、集中力、記憶力の高さも特徴として現れるのだそうです。

歴史上の偉人であるナポレオンやアインシュタイン、エジソンやピカソ、ゴッホ、ムンク、日本人で言えば坂本龍馬や太宰治なども普通ではなかったと言えます。

歴史に残るほどの優れた感性を持っているのに、当の本人は案外偏った性格だったりします。
「武勇伝」は、普通ではないから「武勇伝」なのですよね。

そういう普通ではない気質を持った人が、時に世界の歴史を動かしたり、偉大な発見をしたりするのですね。

そして、そのような普通ではない人達が作ってきた文化を私達は「普通」と、呼んでいるのです。
「普通」は、常に変動している事にも気付かずに。

日本人は、「和を乱さない」「事を荒立てない」という、独特の文化があります。予想外の展開を嫌いますから、「出る杭は打たれる」などと言った、自分が想像した事と違う事が許せない同調圧力が正しいとする考え方が正当化してしまうわけです。

自閉スペクトラム症の特徴を上げましたが、実は私自身、そのような特徴を持っているのではないかなぁと感じてドキッとします。しかし、だからと言って、人と同じ行動が出来ないとか、コミュニケーション能力に100%欠けているとは思いません。
(個人の感想ですが(^.^))

どのような性格でも、どのような行動でも、ひとそれぞれの個性ですし、他人との違いがあればあるほど天才的な何かを秘めている証なのですから、むしろ楽しみに向かい合う心を持って見て下さい。

きっと、思いもよらない未来がその人を待ち受けているに違いありません。他人との違いは、天才の証なのですから。