心理カウンセラーの風湖です。

「何かを学ぶためには、自分で体験する以上に良い方法はない。」

これは、アルバート・アインシュタイン博士の言葉です。

私のカウンセリングルームに、2年ほど前から通ってくれている20歳の男性がいます。彼は浪人生で、実家のある北海道から上京し、1人暮らしをしながら勉強して来ましたが、今年見事に第一志望の大学に合格出来たそうで、先日、満遍の笑みで私に報告に来てくれました。

彼は良く言っていました。
「僕は頭が悪いからなぁ。」と。

頭が良いとか悪いとかの言葉を、私達は本当に良く使いますが、その言葉の意味を深く考えて使っている人はあまりいないのではないでしょうか。

お勉強が出来るとか、難しい事をよく知っているというのは、「そこにある難しい問題の答えがその時に知っている。」のであって、頭が良い事とは少し違うのではないかと思います。

私は時々思いますが、本当の頭の良さとは、「生き方を喜びに変えられる回転の良さ」なのだと感じています。

誰でも長い人生において、日々の生活の中で「本当に私はバカだなあ。」と感じる時と、「自分って、天才じゃないだろうか!」と、感じる時とありますよね。

それはつまり、本人の考え方を変えれば、自分で自分をバカにでも天才にでも変えられる能力があるという証拠でもあるのです。

つまらない仕事でも喜びに変えられる能力。
細やかな気配りが出来る能力。
いざという時に適切な対応が出来る能力。
面白い遊びを発見する能力。

毎日同じ様に過ぎて行く時間を、楽しく面白く生きるための脳の使い方が出来れば、それが本当の頭の良さなのかもしれません。

そしてその彼のように、ただ1つの目標に向かって長く付き合って来ただけの経験も、それがやがて良い材料になれば、それがその人の頭の良さに変わります。

私も、たくさんの事を彼から学ぶ事が出来ました。
ありがとう。

一見してばかばかしいと思えない人生は、つまらないですよね。
何年かしなければ、その人の頭の良さはわからないのですから、まずは、今現在を楽しみましょう。