コーヒーの効果について思う事。

心理カウンセラーの風湖です。

私はコーヒーが大好きで、1日に5〜6杯は飲むのですが、私がコーヒーを好きな理由は、その味もさることながら、やはりその香りがなんとも気持ちを癒してくれるような気がするからです。

私は毎日、心理学の授業をさせていただく学校に向かう前には必ずその近くなカフェに立ち寄って、コーヒーを飲みながら授業の資料を確認したり、本を読んだりして気持ちを落ち着かせてから仕事に向かうようにしています。

ふと見回すと、カフェで勉強をしたり仕事をしたりしている方も多いですよね。
その方が集中出来るとか、やる気になるとか言われる方もいらっしゃるようです。

では、そのコーヒーの効果とはどんなものがあるのでしょうか？

レンセラー工業大学のバロン博士という方の実験によると、コーヒー豆の香りを嗅ぐと、なんと人は他人に対して親切になると言うのです。

ですから、何かしらの打ち合わせや、デートの待ち合わせの場所などにカフェを選ぶのは良い選択なのだと言えますね、

そして面白いことに、多くの人で賑わうショッピングモールなどで、炒ったコーヒー豆や焼いたパンの香りが漂っていると、見知らぬ人が落としたペンを拾ってくれたり両替を快く引き受けてくれたりする確率が高くなるのだそうです。

詳細は省きますが、コーヒー豆のような心地よい香りを嗅ぐと、それだけで相手に対して良い印象を抱くようになると言う事なのです。そして、ポジティブ感情はそのまま、「相手を手助けしたい。」と言う心理に転じるらしいのですから驚きですね。

西トルコの風習では、年頃の女性に結婚の申し込みをする場所に、男性が日を決めて気に入った女性を家に招き、美味しいコーヒーを炒れる事が出来ればOKされる確率が上がるのだそうですよ。

コーヒーといえば、そのカフェインの作用にも注目が集まりますね。
例えば寝不足やイライラした気持ちなどの解消にもコーヒーは一役買っていると言われています。

ちなみに、アイスコーヒーは日本人が広めたものなのだそうで、香りが少ない分、少し効果も薄れてしまうかもしれませんね。

コーヒーは、アフリカ原産の植物で、人種との付き合いは千年以上にわたります。これほど長きに親しまれて来たと言う事は、昔から人々はコーヒーの香りの秘密を経験的に知っていたのかもしれませんね。

でもやはり、睡眠不足の人がブラックコーヒーを飲む時は、少し控えた方が良いと思います。医学的には、午後2時までがタイムリミットなのだそうなので。

いずれにしてもコーヒーは、私の癒しのアイテムのひとつです。朝から私の部屋を漂うコーヒーの香りは、人生を豊かにしてくれるアイテムなのです。

これからもずっと楽しんで行きたいですね。