心理カウンセラーの風湖です。

幽霊や、オカルト現象を信じますか?

私が心理学を学んだばかりの頃、「霊が見えたり超能力体験を語る人は、現実逃避をして敗北感や劣等感を隠している。」と、教わりました。

自分が信じるストーリーに沿った、都合の良い体験だけを無意識にピックアップして周囲を驚かせる、最初に結論ありきで理由は後から付ける、これを「認知バイアス」と、呼ぶのです。

しかし、本当に全部嘘なのでしょうか。
私は、実際に幽体離脱などの体験をした事のある人に何人か会った事がありますが、皆さん真剣に話して下さいました。

実は、脳科学の世界では、そんな研究がここ20年ほど実際に行われているそうです。実に興味深いです。

その研究によると、人の脳の側頭葉の部分、こめかみよりも少し後ろの部分を磁気刺激すると、存在しないはずのモノをありありと感じると言うのです。

キリストだったりマリアだったり、場合によっては祖父の亡霊が見えたり。
中には、エイリアンに誘拐されたような奇妙な錯覚体験をしたりする人も現れたそうです。

英語でこめかみの事を、templeと言いますよね。つまり「聖域たる殿堂」と言う意味なのです。

仏教でも、こめかみのあたりに目がある仏像などを見た事がある方もいらっしゃるでしょう。
あれは、第3の目で、人間に付いている左右2つの目は実はまやかしの目で、こめかみにある目は、真実を見る事が出来ると言われているそうです。

ですから、眉間にシワを寄せてばかりいると、その真実を見る目が閉じてしまいますから、本当の心の中までもを見る事が出来ないと言います。

私達の心を神様が作ったのだと私が言いまわっているのであれば、にわかに信じがたいと思われてしまいますから、ただの嘘つきになってしまいますが、これから脳科学の分野で証明されたら、ワクワクしますし、さらになんとも神秘的だと思います。

私は、こう言った神秘的な感じの話が大好きです。

幽体離脱や、幽霊を見たり、はたまた未来を予測出来たりする人の事を、全面的に信じましょうと言っているのではなく、そんな世界観があるのかもしれないと受け入れて考えた方が、もしかしたら面白いイメージが出来て、人間の新しい文化が生まれる可能性もあるのではないかと思います。

この世は新しい可能性に溢れています。
何でも否定的に考えるのではなく、「なんでもあり!」と考える事が出来たならば、いろんな制限を自ら外して自由な発想で心が解放されるのかもしれません。

幽霊やオカルト現象、なんでもコイ!
ですね。