心理カウンセラーの風湖です。

先日のセミナーでは、プレゼンテーションのコツをテーマに行いました。

プレゼンテーションとは言っても、お仕事でたくさんの人の前で話をされる方はそこまで多いとは思いませんが、例えば接客業の方や、営業に携わっている方、コールセンターのお仕事の方など、普段からあまり交流の無い人と初めてお話をされる時は、本当に緊張しますよね。

ですから、人前で話す事があるかどうかよりも、毎日のコミュニケーションにおいて、相手に対してどう話をしたら伝わるのかわからないと言われる方は、多いようです。

私がお伝えした、コミュニケーションの大切な要素は、以下の四つです。

①沈黙を怖がらない。

本当に会話が上手い人と言うのは、漫才師のように面白いお話が次から次へと口から出てくる人ではなく、相手の表情や姿勢と言った非言語の部分から来る、相手の心を察してあげられる人の事を言うのではないかと思います。
ですから、まずは自分の話ばかりをするのではなく、相手の言葉を聴く姿勢を大切にしてください。

②本当の話をする。

嘘や作り話をすると、人はどうしても会話の途中からしどろもどろになったり、言葉を噛んだりします。
すなわち、嘘がバレてしまい、そこから信用を失ってしまいます。すると人は、その嘘を何とか取り繕うとして、ますますリアルに話そうとしますから、焦りが顔に出てしまいます。

本当の事を話す人は、どことなく余裕があるものなのです。

③相手に分かりやすく話す。

いくら学歴の高い方でも、相手に伝わらなければ良いプレゼンとは言えないのです。話が一方的にならない様にしなければなりません。

例えば、誰かに道を聞かれた時に、全く土地勘の無い相手にいかにわかりやすく教えられるか。その他にも、留守番電話のメッセージをいかに分かりやすく時間内に入れられるかと言った、少しの練習が必要なのではないでしょうか。

④自分の価値観の話をしない。

良く、営業マンの研修とかで野球と宗教の話はしてはならないと教わった方もいらっしゃるでしょう。
自分の価値観を話すと、相手に違和感を感じさせてしまったり、中には嫌悪感を与えてしまったりします。

例えば自分の経験談を話したい時でも、その第一人者の名前を第三者に変えるだけで、相手はその話を受け入れやすくなるのです。

いかがでしょうか。

もっと上級者になれば、たくさんのプレゼンテーションのコツは出てくるでしょうが、私は、初めて相手とお話をされる時には、この要素を心掛けるだけでも少し上手くコミュニケーションが取れる様になるのでは無いかと思います。

ぜひ、たくさんの方とコミュニケーションにチャレンジしてみて下さいね。

私もこれからまた勉強します!