心理カウンセラーの風湖です。

「私は、とても優柔不断なので、自分の考えで即断する事が出来ないのです。自分の事なのに、いつも考え過ぎて、どうすればいいのかわからなくなってしまいます。そして、相手に言われるがままにしてしまって、後で後悔するのです。」

多くの皆さんが抱える悩みだったりしますね。

やりたくない事でも、人からお願いされたら断れずに何でも引き受けてしまうとか、あまり好きな服でもないのに、店員さんに勧められると断りきれずに買ってしまうとか、どうすればいいのかが分からなくてつい、相手の意見に従ってしまいますと、後からなんとなくモヤモヤとした嫌な気持ちになってしまいますね。

人生は、「あの時、もしも」の繰り返しです。
例えば進学や受験、恋愛や結婚、就職、退職、子育てに至るまで、自分で決断しなくてはならない場面は、繰り返しやって来ます。

その度に、誰かの意見を尊重してばかりだとか、誰かの目線が気になってしまい、本当の気持ちとは違う決断をしてしまってばかりでは、後で「やはり断れば良かった」とか、「どうしていつも流されてしまうのだろう。」などと自分を責めてしまいますから、悲しくなってしまいますね。

実は、私も基本的には優柔不断なのです。
しょっちゅう判断を誤って、後で反省します。

「え!心理学の先生なのに?」
と、言われる方もいらっしゃるのでしょうが、どんな専門家でも自分の事となるとなかなか不可解な事が多いのではないでしょうか。自分の事が1番分からないと言っても言い過ぎでは無いのかなと思います。

そこが分かればもっと素晴らしい心理学者になれるのかもしれないといつも思います。(^^)

いずれにしても、人は何かしらの決断をしなくてはならない時は次から次へとやって来ます。

そんな時、私はこう考えます。

「信じて、感謝して、与えて、次へのステップにする。」

何かを決断して、それがどんな相互関係を引き起こし、どの様な結果が待っているのかは誰にも分かりません。どんなに勉強しても、残念ながら正確な未来の自分の姿は見えないのですね。

それでしたら、自分で決めた事は決して間違いではないと信じるのです。

それから、自分に意見を言ってくれた相手に感謝をします。そして出来るだけその気持ちを伝え、やがて結果が出たら、それが望んだ結果であっても無くても、それを受け入れて次へのステップにするのです。

1つ、注意することは、その決断が自分だけではなく、家族や友人といった他の誰かを巻き込む可能性があるのであれば、自分が決めた事はその影響を与えてしまうであろう人には相談して、もしも反対意見が出たならば、じっくりと話し合う必要もあると言う事です。

周りの皆さんが賛成してくれて、応援してくれるのならば、その自分の決断が揺るぎないものとなりますから、そんなに心強く、嬉しい事はありませんよね。

大切な事は、「誰かの意見だけではなく、自分でコントロールすること。」

過去に戻る事は出来ませんが、あなたの決めた事は決して間違いではありません。
信じて突き進みましょう。

決めたら、やり通す力が湧いて来ます。
あれこれと思考するより、行動してから修正して行けばいいのです。

私も一緒に頑張って行きますね。