心理カウンセラーの風湖です。

カウンセリングの仕事をさせていただいていると、恋愛の悩みを打ち明けてくださる方も多くいらっしゃいます。

若い年代の皆さんはもちろんのこと、中年を迎えたであろう年代の方々も、その悩みに違いはありません。

恋愛の悩みというのは、その他の悩みと比べても実に奥深く、どんな答えに辿り着いても納得のいかない、終わりの見えない難しい問題だと思います。

何故なら、恋愛の対象の人には、無条件で何の見返りも考えずに自分を愛してほしいと願うからです。
そして、いつも自分のそばにいて、弱い自分を助けて欲しいと願うからです。つまり、親が自分を愛する以上の愛を求めるのですね。

しかし人間は、たとえ家族であっても違う考えを持っていて、違う価値観や信念で行動しています。
いつからか、それが納得できなくなってしまうのですね。

相手の気持ちが分かりません。
「それは、直接聞かないからです。」
相手の行動に振り回されてしまいます。
「それは、自分に碇を下ろしていないからです。」

相手の気持ちが分からない時は、相手もあなたの気持ちが分からない時なのかも知れません。あなたが寂しくて自分を大切にして欲しい時は、相手も何かに傷付いていて、大切にして欲しい時なのかも知れません。

恋愛の悩みの解決方法など無いのかもしれませんが、心理学には返報性の法則という概念があり、何かをしてくれたらそのお礼を返したくなるという心理が働きます。

つまり、相手に何かを求める前に、その何かを先にしてあげたら、そのお返しは必ず来るという事なのです。愛とは与える物なのです。いただいてばかりでは、お互いを高め合える関係にはなれません。

スタジオジブリの宮崎駿監督は、あるアニメ映画の記者会見でこんな事を言っていました。
「私の理想の女性像は、ジブリ作品に出てくる様な女性です。その中でも、お母さん役の女性がタイプです。何処か強くて、明るくて、勇気に溢れていて、困った時には助けてくれる。だけど優しく見守り、優しい言葉を掛けてくれる女性です。」

女性に限らず、男性にもこんな人を求めたいですね。
そうすれば、自分が助けて欲しい時には、無条件に助けてくださるでしょうから。

それは、また明日も会いたくなる人。それは、別れる時でもいつも笑顔の人。

自分はこうだという自信に溢れている姿を見て、相手もまた真似をしたくなるのです。

そして、常に相手に何かを与えてあげられるのなら、その先にはきっと素敵な恋愛が出来るのではないでしょうか。