心理カウンセラーの風湖です。

日々、カウンセリングをさせていただいていると、ご自分の事を卑下した表現をされる方がいらっしゃいます。

「私は太っているから。」
「私は綺麗ではないから。」
「私は頭が悪いし、学歴も無いから。」

特に女性は、劣等感を持っているからと、ご自分の夢や目標に向かう行動まで止めてしまう方も多いと感じます。

そこには、「誰かと比べて」という自信の無さが浮かび上がって見えます。

劣等感というのは、大抵の場合小さい頃からの刷り込みが多いですから、遠い昔、たとえ自分を愛して下さっている家族の方が言った何気ない一言が、その人の脳に埋め込まれてそれが人生にまで影響される事もあるのです。

昔、授業で習った「古今和歌集」で知られる小野小町は絶世の美女であったと記録されています。
しかしながら、その容姿をはっきりと写し出した作品はあまり残っておりません。

当時の女性はあまり世間に顔を晒す事はありませんでしたから、小野小町の顔を見た人はあまりいないとされているのです。

では何故、小野小町は絶世の美女だと表現されているのでしょうか。

当時の女性の美しさは、その容姿だけでは無く、姿勢や髪の美しさ、性格の良さやしぐさや字の綺麗さ、さらには楽器を上手に弾きこなす姿なども要素であったとされています。

つまり、美しいとされる為には、人間の奥深さや知性に溢れている必要があったと言う事なのですね。

自分を誰かと比べてばかりいるのでは無く、自分ならではの強みを見つけて行く必要もありますし、その奥深さも大切なのですね。

小野小町の美しさを目指して、なおかつ、人間としての美しさも目指したいと思います。