心理カウンセラーの風湖です。
私が小さい頃に住んでいた家の近所に、小さな教会があって、そこの娘さんと私は年齢も近く、良く遊んでいました。
日曜日になると、そこの教会にはたくさんの人々が集まってキリスト教の日曜礼拝をしていましたが、その娘さんはどうやら牧師の娘さんだったようで、その礼拝に参列しており、終わると一緒に遊んだりお菓子やジュースをいただけたので、私もその中に混ざってお祈りをしたり、牧師様のお話を訳も分からずに聞いていたような記憶があります。
そしてその礼拝が終わると、信者の皆さんがハグをしたり握手をしたりして別れを惜しんでいて、私も知らない大人の人や、子供達と同じようにハグをしたりしてはしゃいでいました。
全く知らない大人にでも、優しく抱きしめてもらうと、不思議とホッと癒される気がしました。
今でもその優しい肌の感覚はなんとなく覚えていて、その小さな教会の雰囲気や人々の笑顔などの記憶もじんわり懐かしく思い出す時があります。
私はキリスト教信者ではありませんでしたから、神様の事も祈りの仕方も知りませんでしたが、そこに行く事がなんとなく嬉しかったのは、集まって来た人達の優しい笑顔やスキンシップの効果もあるような気がします。
日本人は挨拶がわりに握手をする事以外に他人とスキンシップをする事が少ない民族ですから、初対面の方にハグをしたり頬を寄せたりなどすることはあまり無いとは思いますが、人の心を癒すためにとても効果があるのは実はスキンシップだったりします。
少し前に、ある心理カウンセラーのセミナーに参加した時のエピソードなのですが、とても印象深かった話を聞く事が出来ました。
そのカウンセラーさんには男の子の双子のお子さんがいらっしゃるそうなのですが、その子達が生まれて少し経った頃、お医者さんにある事実が告げられたそうです。
「お子さんは2人とも自閉症のようです。コミュニケーション能力も知能もあまり発達しないと思います。おそらく普通のお子さんと同じように学校に通って勉強をするのは難しいと思います。」
しかし、そのカウンセラーさん夫婦は、その事実をネガティブに捉える事はなく、とても愛情を注いで大切に育てました。
特にスキンシップは大事にして、朝起きた時と夜寝る前には、挨拶と一緒に必ずギュッと抱きしめる事を日課にしていたそうです。
すると、その2人の子供達は、スクスクと成長し、何でもやってみたいと好奇心で目を輝かせ、やがて普通の小学校に入学し、6年生になるまでごく普通に勉強をして、目立った遅れも無かったそうなのです。
これはまさしくスキンシップの為せる技なのではないかとそのカウンセラーさんは言っていました。
心理学では、人は握手をするだけでも安心感を得る事が分かっており、相手を信頼し、相手に嘘を付けなくなるという効果が現れるそうです。
ですから、握手をしながら「また会いましょう。」と声を掛けるだけで、再会出来る確率が高まるのだそうです。
また、ある心理学チームの実験では、3歳から5歳までの子供達の脳内のホルモン分泌腺を調べた時、自分の母親から抱きしめてもらった時には幸せホルモンであるセロトニンや、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌が活性化され、集中力ややる気に満ちて来るのに対し、大好きなゲームや好きなTV番組を見ている時は、あまり脳内に変化は見られなかったそうなのです。
これは、母親の声を聞いただけでも、抱きしめられた時と同じような反応が見られたらしいのですが、要するに、人は肌の温もりを感じるだけで、「愛されている。認められている。受け入れられている。」と、感じ、幸せだという感情が湧き出るのだそうです。
スキンシップをするのが難しい場合には、私はマッサージに行ったり美容院に行く事をお勧めします。人がホッと癒されるのは、やはり楽しい会話とスキンシップなのですから。
少し心が疲れたら、スキンシップに少しチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
そうは言っても、日本人はスキンシップは苦手ですから、無理にとは言いませんが、まずは握手からしてみましょう。
飼っているペットとのコミュニケーションでも充分癒されますよ。
温かな温もりを感じるコミュニケーションが出来る私達でいたいものですね。
私が小さい頃に住んでいた家の近所に、小さな教会があって、そこの娘さんと私は年齢も近く、良く遊んでいました。
日曜日になると、そこの教会にはたくさんの人々が集まってキリスト教の日曜礼拝をしていましたが、その娘さんはどうやら牧師の娘さんだったようで、その礼拝に参列しており、終わると一緒に遊んだりお菓子やジュースをいただけたので、私もその中に混ざってお祈りをしたり、牧師様のお話を訳も分からずに聞いていたような記憶があります。
そしてその礼拝が終わると、信者の皆さんがハグをしたり握手をしたりして別れを惜しんでいて、私も知らない大人の人や、子供達と同じようにハグをしたりしてはしゃいでいました。
全く知らない大人にでも、優しく抱きしめてもらうと、不思議とホッと癒される気がしました。
今でもその優しい肌の感覚はなんとなく覚えていて、その小さな教会の雰囲気や人々の笑顔などの記憶もじんわり懐かしく思い出す時があります。
私はキリスト教信者ではありませんでしたから、神様の事も祈りの仕方も知りませんでしたが、そこに行く事がなんとなく嬉しかったのは、集まって来た人達の優しい笑顔やスキンシップの効果もあるような気がします。
日本人は挨拶がわりに握手をする事以外に他人とスキンシップをする事が少ない民族ですから、初対面の方にハグをしたり頬を寄せたりなどすることはあまり無いとは思いますが、人の心を癒すためにとても効果があるのは実はスキンシップだったりします。
少し前に、ある心理カウンセラーのセミナーに参加した時のエピソードなのですが、とても印象深かった話を聞く事が出来ました。
そのカウンセラーさんには男の子の双子のお子さんがいらっしゃるそうなのですが、その子達が生まれて少し経った頃、お医者さんにある事実が告げられたそうです。
「お子さんは2人とも自閉症のようです。コミュニケーション能力も知能もあまり発達しないと思います。おそらく普通のお子さんと同じように学校に通って勉強をするのは難しいと思います。」
しかし、そのカウンセラーさん夫婦は、その事実をネガティブに捉える事はなく、とても愛情を注いで大切に育てました。
特にスキンシップは大事にして、朝起きた時と夜寝る前には、挨拶と一緒に必ずギュッと抱きしめる事を日課にしていたそうです。
すると、その2人の子供達は、スクスクと成長し、何でもやってみたいと好奇心で目を輝かせ、やがて普通の小学校に入学し、6年生になるまでごく普通に勉強をして、目立った遅れも無かったそうなのです。
これはまさしくスキンシップの為せる技なのではないかとそのカウンセラーさんは言っていました。
心理学では、人は握手をするだけでも安心感を得る事が分かっており、相手を信頼し、相手に嘘を付けなくなるという効果が現れるそうです。
ですから、握手をしながら「また会いましょう。」と声を掛けるだけで、再会出来る確率が高まるのだそうです。
また、ある心理学チームの実験では、3歳から5歳までの子供達の脳内のホルモン分泌腺を調べた時、自分の母親から抱きしめてもらった時には幸せホルモンであるセロトニンや、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌が活性化され、集中力ややる気に満ちて来るのに対し、大好きなゲームや好きなTV番組を見ている時は、あまり脳内に変化は見られなかったそうなのです。
これは、母親の声を聞いただけでも、抱きしめられた時と同じような反応が見られたらしいのですが、要するに、人は肌の温もりを感じるだけで、「愛されている。認められている。受け入れられている。」と、感じ、幸せだという感情が湧き出るのだそうです。
スキンシップをするのが難しい場合には、私はマッサージに行ったり美容院に行く事をお勧めします。人がホッと癒されるのは、やはり楽しい会話とスキンシップなのですから。
少し心が疲れたら、スキンシップに少しチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
そうは言っても、日本人はスキンシップは苦手ですから、無理にとは言いませんが、まずは握手からしてみましょう。
飼っているペットとのコミュニケーションでも充分癒されますよ。
温かな温もりを感じるコミュニケーションが出来る私達でいたいものですね。