大人と長女がお刺身をいただくときは、念のため次女はお刺身1~2きれとカニカマにしています。

カニカマはたいてい「スギヨ」さんの香り箱か、大人のカニカマです。

先日の進級祝いのときに豪勢に食べ比べをしてみましたが、香り箱の方が甘みが強い気がしました。

 

日経ビジネスにも掲載された「スギヨ」さん。その時に知った、食品三大発明について書いておきます。

 

 

 

 

戦後の日本における食品の三大発明

戦後の日本における食品の三大発明(そして今やすべて世界中で愛されている)とは「インスタントラーメン(即席めん)」「レトルトカレー」そしてあと一つはなんと「カニカマ」なのです!

インスタントラーメンやレトルトカレーは話題になることも多く、ご存じだった方も多いのではないでしょうか。今回は先日TVで紹介され、また日経ビジネスでも特集されたカニカマを中心にご紹介します。

戦後の食品三大発明とは?

戦後の食品三大発明というと、こちらの3つがあげられることが多いです。

  • 即席めん(インスタントラーメン)
  • レトルトカレー
  • カニカマ

即席めん(インスタントラーメン)

即席めん(インスタントラーメン)は、日清食品 創業者の安藤 百福(あんどう ももふく)が麺を油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」を思い付き、1958年(昭和33年)に世界で初めて販売しました。

戦前から中華そばは人気があったそうですが、おいしくて保存がきき、調理が簡単なインスタントラーメンは発売後爆発的なヒットとなりました。

インスタントラーメンの記念日

インスタントラーメンは8月25日が記念日で、その理由は1958年(昭和33年)の8月25日に世界初の即席ラーメンである「チキンラーメン」が日清食品株式会社より発売されたことにちなみます。

インスタントラーメンと宇宙食

インスタントラーメンはいまや宇宙食としても注目されています。また2020年は総生産量が59億7523万食となりました。

このうち輸出されているのは約1億2106万食だそうです。約2%しか輸出されていないのですね。かなり少ないなと思いました。

なお、輸出分も含めてすべて日本で消費するとなると(日本の人口を1億2570万人と仮定した場合に)一人当たり47.9食/365日となります!

輸出分をのぞいても一人当たり46.5食/365日!だいたいひと月に4個くらい、週に1個になります。

週に1個。そう考えると、あるかも。。。と思いますね。特にコロナで在宅勤務していて自分の分だけ用意すればよいとか、忙しかったりするとついつい手軽なものになってしまいますね。。。(総生産量、輸出量、すべての日本での消費量は日本即席食品工業協会調べ)

レトルトカレー発明の経緯

1968年、大塚製薬の関連会社である大塚食品が、大塚グループで持っていた点滴液の殺菌技術を応用した、レトルトパウチを利用した世界初の市販用レトルトカレーとして「ボンカレー」を阪神地区限定で発売しました。

当初はポリエチレン/ポリエステルの2層構造の半透明パウチを使っていたために、風味が失われやすく、賞味期限は冬場で3ヶ月、夏場で2ヶ月という短いものでした。大塚食品では昔から「保存料を使わない」というこだわりがあることも一因にあると思います。

レトルトカレーの記念日

レトルトカレーは2月12日が記念日で、その理由は1968年(昭和43年)の2月12日に世界初の市販用レトルトカレーである「ボンカレー」が大塚食品より発売されたことにちなみます。

レトルトカレーと宇宙食

レトルトカレーが宇宙食として搭載されたのはわりと最近で、2007年6月にハウス食品の特別仕様レトルトカレーが宇宙日本食として認証を受けました。そして2008年2月にISS(国際宇宙ステーション)に搭載されました。

下記のサイトには宇宙日本食として認証されたものの一覧がありますが、あのコンビニの人気レジ前フードもあるんですね!驚きました。

https://humans-in-space.jaxa.jp/life/food-in-space/japanese-food/

カニカマ

実はカニカマを最初に開発、発売した会社は諸説あり、年代については1970年代前半で確定しているものの、石川県の水産加工会社「スズヨ」、広島県の大崎水産、大洋漁業(現:マルハニチロ)のいずれかとされています。

現在、その中で最もカニカマ研究を追求しているのはおそらく株式会社スギヨだと思います。なんとカニカマだけで12種類あります!

香り箱

その中でも「香り箱」というカニカマは、北陸地方などで水揚げされるメスのズワイガニのことである香箱ガニと同等の味と姿、食感を追求したもので、あるコンビニチェーンでは「香り箱の寿司」として商品化するなど、高級感を出せる具材としても使われています。

「香り箱」は売り場にも特徴があります。かまぼこやはんぺんが売っているところではなく、鮮魚が売っているところにおいてあるのです!

私は2021年10月に日経ビジネスで紹介されていたこのスギヨの「香り箱」の記事を読んでからすぐに近所のスーパーを探してみましたが、本当に鮮魚売り場にありました!

まずは生で食べてみて、おいしさを実感し、それからはほぼ2週間に1回のペースでかに玉にしています!

カニカマ、かまぼこの記念日

かまぼこの日は11/15ですが、カニカマの日もあります!毎月22日(ただし6月を除く)だそうです。

なぜ6月22日を除くのかというと、6月22日は本物のカニの日だそうで、本物のカニに敬意を表して6月以外の22日にしたそうです!

カニカマと宇宙食

実は2014年にフリーズドライのカニカマが宇宙食の候補になったことがあります。ただ、現在の宇宙食一覧にはないようです。また採用されるといいですね!