昨日テニスをしているとラケットのガットが切れてしまった。
今日もテニスをする予定だったのですぐに張ってもらえるお店をネットで検索。
新規顧客としてそのお店に来店した。


テニス専門のショップはあまりなく、久しぶりの専門店に安心感を覚えながらガット張りを注文。
支払いを終えるとポイントカードがあると伝えられた。

「5回ガットを張ると1回無料になります」


その時、ふと考えた。


「これは得なのか?どのくらいの割引なのか?5回で1回無料。1÷6なので16.6%OFF。なかなかの値引率だな」


普段はポイントカードを作らない。理由は割引率より常に保管する手間の費用が上回っていると考えているから。
テニスのガット張りのポイントカードなら、テニスバックに入れていれば保管費用はほぼゼロ。さらに割引率も高いので作ることにした。


しかし、ポイントカードを作ることで実現したいことはなんだろうか?

それは「リピート顧客になってもらう為」である。


個人的な意見でいうとこれがリピート客獲得への価格戦略としてはインパクトが弱いと感じた。

<価格戦略オプションの比較>
1.5回利用すると1回無料のポイントカード
2.2回目以降20%OFFのクーポン券

どちらがリピート顧客獲得につながるだろうか?
私なら20%OFFのクーポン券だ。

6回目までのガット張り料金で比較すると、どちらも同じ値引率になる。

$井の中の蛙大海を知らず・・・。


もちろん、厳密に試算すると違いはあるのだが、リピート顧客獲得の為の打ち手として価格戦略を行うのであれば違うオプションもあるのではないかと思った。


ポイントカードやクーポン券、キャンペーン価格など様々な価格戦略があるが、本当に奥が深いと思いました。