<DAY4の目的>
企業価値=Σ{FCF/(1+WACC)}のWACCを求める為の理論。
WACC=ROD×(1-TAX)×D/(D+E)+ROE×E/(D+E)のROEをCAPMを使い求める。
【CAPMを考える上での前提】
・リスクとはリターンのばらつきである(リスク軽減はリターンのばらつきの軽減)
・大多数の人は危険回避者である(無差別曲線でも考える)
・リターンのばらつきは正規分布(ベルカーブ)になっている。標準偏差が減少すればリスクも軽減する。(σ=68.26%、2σ=95.44%、3σ=99.74%を網羅している)
■個別株式のリスクとリターン
個別株式のリターンは各現象の予想収益率の加重平均で求める=期待収益率
個別株式のリスクは各現象の偏差から求める=分散・標準偏差
■個別株式から2銘柄のポートフォリオへ
ポートフォリオの効果は期待収益率をそのままにリスクの軽減効果があるところ。
(相関係数ρ=1の場合は効果なし、ρ=-1の場合はリスク0に)
●ポートフォリオの期待収益率は加重平均である。
・ポートフォリオの予想収益率 (R~p)
R~p=Σ{R~j×Xj} ※R~j・・・個別株式の期待収益率 Xj・・・株式構成率
・ポートフォリオのの期待収益率 E(R~p)
E(R~p)=Σ{R~pk×Fk} ※Fkは生起確率
●ポートフォリオのリスクは共分散を利用して計算
・ポートフォリオの分散 σp^2
σp^2=Xi^2*σi^2+Xj*σj^2+2*Xi*Xj*σij ※σijは共分散
・ポートフォリオの標準偏差 σp
σp=√σp^2
■2銘柄から3銘柄以上のポートフォリオへ
複数の株式でポートフォリオを組むと様々な期待収益率と標準偏差ができる。
その中で一番効率がよいリターンとリスクの組み合わせのラインを効率的フロンティアと呼ぶ
※効率的フロンティアは上場市場の全銘柄でポートフォリオを組んだ事を意味する
■ポートフォリオに無リスク証券を組み込み
無リスク証券を組み込むと期待収益率と標準偏差とのグラフが直線になる。
σp^2=Xi^2*σi^2+Xj*σj^2+2*Xi*Xj*σij= Xi^2*σi^2 ※ Xj*σj^2=0、2*Xi*Xj*
σij=0
<資本市場線> ※縦軸=Pの期待収益率 横軸=Pの標準偏差
この直線の始点(Rf)とポートフォリオの最大接点(接点ポートフォリオ)とを結んだ直線。
E(R~p)=Rf+{E(R~m)-Rf}/σ(R~m)×σ(R~p)
この理論によると個別リスク(標準偏差)はポートフォリオを組むことで軽減できる為、投資家は市場リスク(限界的寄与)のみを意識することになる。
■証券特性線でβを算出
<証券特性線> ※縦軸=個別株式の収益率 横軸=株式市場の収益率
個別株式の総リスク
個別リスク・・・証券特性線と個々の収益率を示す点との乖離
市場リスク・・・証券特性線の傾き(β)
βi=Cov(ri,rm)/Var(rm)=σim/σm^2
■資本資産価格モデル(CAPM)
期待収益率ROE=rf+個別株式のβ×(rm-rf)=rf+{E[R~m)-rf}×{Cov(R~j,R^m)/{σ^2(R~m)}
この式により個別株式の期待収益率ROEはリスクフリーレート(10年もの国債など)とマーケットリスクプレミアム(株式市場全体の利回り-10年もの国債)とβから算出できることになります。
企業価値=Σ{FCF/(1+WACC)}のWACCを求める為の理論。
WACC=ROD×(1-TAX)×D/(D+E)+ROE×E/(D+E)のROEをCAPMを使い求める。
【CAPMを考える上での前提】
・リスクとはリターンのばらつきである(リスク軽減はリターンのばらつきの軽減)
・大多数の人は危険回避者である(無差別曲線でも考える)
・リターンのばらつきは正規分布(ベルカーブ)になっている。標準偏差が減少すればリスクも軽減する。(σ=68.26%、2σ=95.44%、3σ=99.74%を網羅している)
■個別株式のリスクとリターン
個別株式のリターンは各現象の予想収益率の加重平均で求める=期待収益率
個別株式のリスクは各現象の偏差から求める=分散・標準偏差
■個別株式から2銘柄のポートフォリオへ
ポートフォリオの効果は期待収益率をそのままにリスクの軽減効果があるところ。
(相関係数ρ=1の場合は効果なし、ρ=-1の場合はリスク0に)
●ポートフォリオの期待収益率は加重平均である。
・ポートフォリオの予想収益率 (R~p)
R~p=Σ{R~j×Xj} ※R~j・・・個別株式の期待収益率 Xj・・・株式構成率
・ポートフォリオのの期待収益率 E(R~p)
E(R~p)=Σ{R~pk×Fk} ※Fkは生起確率
●ポートフォリオのリスクは共分散を利用して計算
・ポートフォリオの分散 σp^2
σp^2=Xi^2*σi^2+Xj*σj^2+2*Xi*Xj*σij ※σijは共分散
・ポートフォリオの標準偏差 σp
σp=√σp^2
■2銘柄から3銘柄以上のポートフォリオへ
複数の株式でポートフォリオを組むと様々な期待収益率と標準偏差ができる。
その中で一番効率がよいリターンとリスクの組み合わせのラインを効率的フロンティアと呼ぶ
※効率的フロンティアは上場市場の全銘柄でポートフォリオを組んだ事を意味する
■ポートフォリオに無リスク証券を組み込み
無リスク証券を組み込むと期待収益率と標準偏差とのグラフが直線になる。
σp^2=Xi^2*σi^2+Xj*σj^2+2*Xi*Xj*σij= Xi^2*σi^2 ※ Xj*σj^2=0、2*Xi*Xj*
σij=0
<資本市場線> ※縦軸=Pの期待収益率 横軸=Pの標準偏差
この直線の始点(Rf)とポートフォリオの最大接点(接点ポートフォリオ)とを結んだ直線。
E(R~p)=Rf+{E(R~m)-Rf}/σ(R~m)×σ(R~p)
この理論によると個別リスク(標準偏差)はポートフォリオを組むことで軽減できる為、投資家は市場リスク(限界的寄与)のみを意識することになる。
■証券特性線でβを算出
<証券特性線> ※縦軸=個別株式の収益率 横軸=株式市場の収益率
個別株式の総リスク
個別リスク・・・証券特性線と個々の収益率を示す点との乖離
市場リスク・・・証券特性線の傾き(β)
βi=Cov(ri,rm)/Var(rm)=σim/σm^2
■資本資産価格モデル(CAPM)
期待収益率ROE=rf+個別株式のβ×(rm-rf)=rf+{E[R~m)-rf}×{Cov(R~j,R^m)/{σ^2(R~m)}
この式により個別株式の期待収益率ROEはリスクフリーレート(10年もの国債など)とマーケットリスクプレミアム(株式市場全体の利回り-10年もの国債)とβから算出できることになります。