トイレで読んでくれると嬉しいブログ

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「愚にもつかない」「どうでもいい」を命題にくだらないことを書いていきます。
少しでも笑っていただければ幸いです

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少し前、友人と二人で島根旅行に行ってきた。
目的は勿論、縁結びの神様が宿ると言われる事で有名な出雲大社だ。

 というか、何となく旅行に行きたくなった→行った事が無くて近いという理由で島根に決定→島根に何があるのかはよく知らないが、調べるのは面倒くさい→出雲大社は知ってる→それならそこで。
という実に短絡的な理由で出雲大社行きを決めた奴らの願いなど向こうから願い下げだとは思うが、取りあえず出発する事に。

 先に結論を言ってしまうが、一番楽しかったのは地元が近づいてきた時に友人が
「エロゲー買いに行かね?」
の一言で行った地元のPCゲーム専門店が一番楽しかった事だけは知っておいてもらいたい。

  出雲大社に到着した後境内に入ろうとすると、女子大生二人組(ブス)が両手を広げ
「パワーが来てる!すっごいパワーを感じる!!」
と言っているウェルカムアトラクションに見送られつつ、境内に入る。

 寺や神社なんて、遠足や修学旅行と言った学生時代に無理矢理連れていかされるという事が無い限り足を運んだことは無かったが、成程どうして、中々趣があって面白いじゃないか。

 社自体もそうだけど、境内の雰囲気がそう思わせるのか、場の空気がとても澄んでいて時間が緩やかに流れている感覚。
これは確かに街中には無い空間で、何となく世の爺さん婆さんが異常なまでに寺巡りが好きだと言う理由が分かった気がする。
これは俺が年寄りに近づいている証拠なのか?

 ツアーの団体客に紛れ込み、ガイドさんの説明に耳を傾け、出雲大社(いずもたいしゃ)の正式名称は出雲大社(いずもおおやしろ)だという豆知識を覚えたりしていたが、やはりまだまだ若者である。

 近いとは言ったが、家から車で3時間。出雲大社に着くまで他に物珍しい物も無かった。
と言う事は、今この出雲大社を楽しまない事には後には何も無いと言う事が分かっているので、無理矢理にでも空気の違いを感じたり、知識を吸収しなければ損と言わんばかりに頑張ってみたが三十分もしないうちに飽きてしまっている。

 それでもとにかく歩幅を小さく、ゆっくりと時間をかけ歩いてはみたが、直ぐにかの有名な締め縄が目前に迫ってきた。

 普段、神様どころか幽霊すらも信じてない俺がこんな時だけ願いを叶えてもらうと言うのも虫のいい話だが、折角ここまで来たんだし、もしここで祈る事によって何かいい縁が回ってきたらそれに越したことは無いと思い、参拝客の列に並ぶ。

 俺の後ろに先程とは違う女子大生だと思われる二人組(ブス)が並び
「これで本当に彼氏出来たらどうする~?」
「出来るって。だってあの出雲大社だよ~?絶対イケメンの彼氏出来るって~」
的な会話を聞きながら、順番を待つ。

 先に友人が参拝をし、俺の番が回ってきた。
まぁ、折角だったら五股位出来る程の縁が欲しいと思い財布から五十円玉を取り出す。

 「普段は神なんて微塵も信じちゃいないけどさ、折角ここまで来たんだ。良い縁を頼むぜ」
と神に対しスカイツリーから地上の人間を見下ろすが如くの上から目線で五十円玉を賽銭箱に投げ込む。すると
「カーーーーン」
と言う音と共に俺の五十円玉が弾かれ、賽銭箱の裏側に転がって行った。

 そんな経験は生まれてこの方一度も無かった為、少しの時間呆然とその場に立ちすくんでしまった。
ハッと我に返り、慌てて賽銭箱の裏に願い虚しく弾かれた五十円玉を取りに行く。

 小銭を回収し、おもむろに参拝客の方をみると、さっきのブス二人組が腹を抱えながら
「ダッセーーーーwww超ウケるーーーーwwww」
と指を差し笑っている。

 「二度と神なんて信じねえよ!」
と心の中で叫び、賽銭箱に小さく蹴りをかまし、近くにいた巫女に少し怒られた後、走って外に飛び出した。

 車に乗り込み、少し冷静になった後。
「いったい俺は何をしに来たんだろ・・・」
と落ち込み、時刻はまだ午前11時である事を確認。

 携帯で観光スポットを調べ、近くに歌舞伎の創始者である出雲阿国の道と言われる場所があり、そこには出雲阿国の墓もあると言う事が分かった。

 どうせ行く所も無いのだから行ってみようと、車を動かそうとした瞬間。
先程まではあんなにいい天気だったのにも関わらず、雨が降ってきた。

 ああ、俺が神に悪態をついたからか?と少し思ったが、俺はもう二度と神は信じないと決めたので、関係ないと走り出す。
 
 MT車のギアがバックに入っていた事を忘れていて、後ろのポールに車が当たったが、大したことも無かったので、そのまま出発。
雨は段々と本降りになっているが、車なので関係ない。

 看板通りに走ったはずが、どこかで道を間違えたのか、一向に出雲阿国の道とやらは見えて来ない。
 1時間程走った所で、完全に道を間違えたことが発覚し、出雲阿国の墓は諦める。

 暫く車を走らせていると、大きな灯台が見えてくるので一旦車を止め、休憩をする事に。
少し雨も収まってきたので灯台に登ってみよう見ようと、車から出て暫く歩き、灯台を登った瞬間、殆ど嵐と言ってもいいほどの大雨が俺達を襲ってきた。

 一瞬で全身と財布と携帯がずぶ濡れになり、遮るものが何も無い為か、ここぞとばかりに全身に当たる強風を浴びながら、荒れ狂う日本海に向かい
「嵐が・・・嵐がくるぞーーーーーーーーーーー」
両手を広げ叫んだ。

 そして俺は、その時から神様を信じることにした。