僕は将来が怖い。

なぜなら、僕の周りで育っている子供たちがビジネスの世界に入ってくるからだ。

 

僕の時代(20〜30年前)は学校で教えてくれた事しか勉強していなかった。

小学生の頃から塾に行く人はほどんどいなかった。

超優秀な人でも3学年先の勉強をしている程度だった。

(今は6学年先を勉強している状況です。わかりやすく書くと小学校一年生で連立方程式を解いているのが今の超優秀児です。)

 

しかし、今の時代は学校で教えてくれたことしかやっていない人の方が少ない。

大体の子供は英語や公文など、学校では教えてくれないような事を学んでいるのが普通の状態だ。

その中でも、断トツに人気を得ているのが英語だ。

 

今の子供達がどれくらい英語の勉強をしているかと言うのとわかりやすく言うと、トップレベルは幼稚園の年中や年長の時代に英検3級を取得しているほどだ。

僕なんて今受けても受かるかどうか怪しいのに、今の子供達は難なくこれくらい取ってしまうのだ。

 

上ではわかりやすく英検と書いたが、TOEFLやTOEFL Primaryなどをターゲットに勉強している親もいる。

こちらの方が実用的と考えているのだろう。

さて、彼らはなぜここまで英語を学んでいるのだろうか?

 

それは日本だけでビジネスが完結する時代が終わる事を彼らは知っているからだ。

彼らが10〜15年後に恐ろしい速度で人口が減っていくのを知っているからなのだ。

 

この総務省が出しているグラフを見るとわかりやすい。

今から10年後の2030年には人口は1千万人以上減る。人口比率で約1割の人口が減るのだ。

一方で高齢化の割合は1割ほど増えて10人に3人が高齢者になっている。

高齢者がみんなお金を持っているなら日本国内の高齢者向けのビジネスが流行っていくと思うが、、、恐らくそうはならない。

 

彼らは知っているのだ。

この統計グラフの状況を。

大雑把に計算して10年後に8割くらいの日本の消費者が減る事を知っているのだ。

だからこそ、日本で働けない時に世界を相手にビジネスをしなければならないのだ。

 

そう考えると子供に英語あるいは中国語やスペイン語を学ばせる親の気持ちはわかる。

日本という国のパイがどんどん減っていく中で、日本だけを相手に商売するのがどれほど危険な行為であるかを見越して子供に勉強をさせているのだ。

 

彼らがビジネスの世界に入ってくるころ、僕のビジネスはどうなっているのだろうか?

それを考えると僕は将来が怖くて、不安でしかない。

 

今、大企業が

 

大規模なリストラ

 

をしている。(※参考文献

彼らは国内向けビジネスが今後も続けていけない事を知っている。

10年後にパイが2割減る事を知っているのだ。

 

だからこそ、今の好景気のうちに人を減らしておきたいのだ。

今なら社員が辞めてくれる事を知っているのだ。

 

逆に言えば、10年後はみんな会社にしがみつく事を知っているのだ。

そうなる前に、今のうちに、辞めてもらって新陳代謝を謀っておきたいのだ。

 

そういう事情を知っている人々。

その人々が今の学校の教育に子供を任せておくだろうか?

 

さて、あなたにはお子さんはいらっしゃいますか?

その子供がいつ社会に出るかを知っていますか?

その出る時期に日本がどうなっているのか知っていますか?

 

P.S.

僕はこの事実が恐怖でしかない。

なぜなら僕が出しているゲームの97%のユーザーは日本人だからだ。

僕の今の生活は悠々自適だが、将来を考えると悲壮感しか生まれてこない。