水没前

昔、記事やCMを見てiPhoneは完全防水だと思っていた。(参考URLは最後に記載)

なので、僕はプーケットの近くの島のカイ島で水中動画撮影をしていた。

 

初めは防止用のケースに入れて水中撮影をしてたのだけれど、うまくスイッチが押せないのと100均の防水ケースだったので水が入ってきてしまった。

その時に参考URLの記事のことを思い出して、iPhoneを直接海水へ。

 

水没後

海水での動画撮影はバッチリだった。

満足して、そのままポケットに入れて海水浴を楽しんでいた。

そして、帰りの船の中でiPhoneを見るとなぜか再起動されていた。

 

この時は「海水は少しまずかったかな?まぁ、再起動して直るだろう」程度にしか思っていなかった。

 

しかし、船が陸に到着してもリンゴマークのままだった。

よくよく見ているとリンゴがついたり消えたりしている。

この時に初めてやばいと思った。

 

ホテルについて色々調べていると、iPhoneは起動中にどこかの部品がおかしいともう一度再起動をするらしい。

それによって、リンゴマークがついたり消えたりするようだ。

一般的にはリンゴループと言うらしい。

 

この時も、液晶がつくから明日になれば大丈夫だろう。

程度に思っていた。

で、電源を切ってSIMカードを抜いて乾かしていた。

 

タイの修理

夜iPhoneがなくて不便だったので修理とかを調べてたらこの辺にもiPhone修理屋さんがあることがわかった。なので行ってみた。

 

しかし・・・高い。

修理の値段は1.5〜3万ほど。これ、この国の物価で考えるとかなり高い気がする。

日本の場合は約5000円(*1)と書かれていたのでかなり高く感じたのでやめた。

※ちなみに、プーケットではショッピングモールの中にもたくさんスマホ修理の店があった。

※余談だが、この修理工場は現地感のあるところにあった。せっかくなのでその辺でタイカレーを食べたら、激安でめっちゃ美味しかった。これは日本では出せない味だと思う。

 

次の日

電源を入れたもののリンゴループ。

これは復活は無理だと悟った。

そこで色々調べたらジップロックに乾燥剤とiPhoneを入れると水が取れるらしい。

しかし、乾燥剤なんてどこに・・・?

 

色々調べた結果お米の中でも良いと言うことで、なぜかタイに来てお米を探す羽目に。

大きなスーパーでそれは見つかった。しかし、5kg。。。

そんなにいらない。

 

探すと500gくらいの日本米を見つけたので、それを購入。

ジップロックの中にiPhoneと米を入れてそのままスーツケースに封印。

僕はタイで日本米を買って帰国すると言う謎の行動を行った。

(その間4日間はiPhoneなしの海外生活。)

 

帰国してから

そして、昨日。日本についてからiPhoneを起動すると・・・

なんと起動した!

何となく一時的な気がしたので急いでAmazon photoに写真をUP。そのまま放置していたらいつの間にかリンゴループ。

SIMを入れたり外したりしてたら起動したので、次は線をさして動画の救出。

まだ生きていたので、急いでバックアップの作成。

 

バックアップ作成後にAppleストアへ!

初めは修理屋さんに持って行こうと思っていたけれど、以下の理由でやめた。

 

・一度空けてしまうとAppleの修理交換ができなくなる可能性がある

・水没した場合は修理しても寿命がかなり短くなる(なのでデータ復旧と割り切る必要がある)

 

アップルストア

タイにいる時から予約をしていたが、とにかく待たされる。

そして、症状を説明したがiPhoneが通常に動いているし水没反応も出ていないので店員さんも「このiPhone、空けてみていいですか?」と言いだしてしまった。

え?

これ、本当は大丈夫なの?

と思ったのですが、空けた後に「あー、これはダメですね。iPhoneを交換しましょう」と言っていたので水没が確認された。

※システムチェックも問題なかったのですが、パニックログが残されていたので店員も何かが起こっていたことは把握していた。

 

多分。コメを使って水をとったから水没の割には良い状態を保てていたんだと思う。

わざわざタイから日本米を買って帰っただけの事はあった。

 

銀座Appleストアの3階を使って良いとのことなので、持ってきたMacからバックアップを復元。

ちょっと手間取ったが、ここで無事にiPhone復活。

※Simフリーの証明書を入れ忘れてたので、帰りがけには電波が通じなかった・・・

 

まとめ

バックアップさえあればiPhoneは交換すればすぐに直る事を知った。

僕はiPhoneがなくても大丈夫だと言う事を知った。(すごいiPhone依存しているわけではなかった。)

海水で撮影をしてはいけない事を知った。

 

水没をしたらすぐに電源を切って、SIMを抜いて乾燥させる事。iPhoneの水を出そうとして振ったりしてはいけない。もちろん通電(充電など)はNG。通電させると水を伝って正常な機器まで壊してしまう。

乾燥剤がなくてもコメはだいたいあるはずなので、コメに入れておく事。

そのiPhoneは長く使う事はできないので、もし復活してもどこかで買い換えるかAppleに交換してもらう事。

 

 

*1・・・推測だが、日本ではiPhoneを空けて乾燥するまでは安いと思うが部品交換などをしたらそれなりに高くなると思う。(水没時の復旧率はかなり低いらしい。)

 

参考URL

https://iphone-mania.jp/news-191992/