この身の回りを片付けると言う能力は身に着けることが難しい。
また、身に付いている方はそれなりに要領が良い方である。


身の回りというのは、机の上や机の中(パソコンの中)などのことである。
乱雑とした状態で仕事をしていると、いざと言うときにどこに何があるか分からない常態に陥る。


IT業界のプロジェクトは唯でさえ情報量が多い。
その情報量を全て取っておくと、とても自分では捌ききれなくなる。
また、然るべき箇所に格納しておかなければ、いざという時に情報の取り出しに時間がかかる。
必要な情報と不要な情報を出来るだけ早く判断しなければ、膨大な情報の中から自分の欲しい情報を取り出す羽目になるのだ。


仕事のできる人はこの点が優れている。
情報の大切さをしっかりと認識しているのだ。
必要レベルに応じて机の引き出しを分けたり、クリアファイルを使ったりしてしっかり情報を保持している。
また、パソコンでも無駄にディスクトップいっぱいにアイコンを張ったりせずに、本当に必要な情報のみをディスクトップに張ったりして工夫している。


身の回りを片付けると言うのは、整理整頓が出来ると言うことだ。
整理整頓が出来ると言うことは、物事を組み立てる能力にも繋がる。
コードを綺麗に書いたり、無駄のない設計を考えたりする時にも必要となる基本的能力なので是非身に付けてもらいたい。


P.S.
身の回りを綺麗にすることはお客様や周りの人にも好感を与える。
こういった点も大切な事だろう。