やっぱり、今の時代はSOAPだよなぁ~。
XMLなんて古いよ。
バイナリ通信なんてあえねぇ~ちゅうの。
え?未だにC言語やってるの?
今の時代はRubyだろ?
まぁ、何でもいいのですが・・・
主観で物事を判断してはいけません。
いや、私も結構そう言ってしまうのですが・・・。
(『やっぱ、VBは駄目だよ。ソースが見辛くなるし・・・』とか。)
人には適材適所がある。
というのはマネージメントの基本だと思います。
そして、それは道具も同様なのではないでしょうか?
前のプロジェクトでフレームワークを作った時にこういわれたことがあります。
「傲慢SEさんの作ったフレームワークっていいんだけど、通信部分はいただけないですね。」
・・・と
彼は入って一ヶ月くらいして、概要がつかめたからこういったのでしょう。
私も出来る事なら、通信部もスマートにやりたかったのです。
だから、彼の言う事は良く分かりますし正論です。
でも出来なかったのです。
そして、それを説明するのも面倒だった(説明しても仕事に支障も出ない)ので特に弁解をしませんでした。
しかし、半年後に彼はこういいました。
「傲慢SEさんの作った通信部。あれは良く出来てる。前はあんな事を言ったけど、あれは良く出来てるよ。」
・・・と
彼が当初言っていた事を彼は覆したのです。
(そういう、男気のある人だったので私と彼は結構良く飲みにいってました^^)
私の作った通信部は処理速度が遅いうと言う欠点を持っています。
しかし、それはミリ秒レベルの話であって業務で使う限りでは全然支障がないつくりなのです。
そして、速度が遅い変わりに、
・テストが分離して出来る。
・インターフェースが極めて単純。
・ログの出力が容易。
・生産性が高い
と言う長所を持っていたのです。
主観だけで見てしまうとなかなか見えない部分を強化していたのです。
そして、時間がかかる処理は別スレッドをたてて処理するなどを行っていたのです。
そうなんです。
速度が遅いと言う欠点も殆ど克服していたのです。
やっぱり、最新技術じゃないと駄目だよ。
やっぱり、Eclipseじゃないと駄目だよ。
と言う事はありません。
その場その場の状況に合わせて道具や使い方を考えればいいのです。
そして、それは非常に難しい事なのです。
P.S.
メンバー全員が使った事の無い技術。
しかし、それを使えば劇的に生産性が上がるとの巷で評判。
あなたはその技術を使いますか?
状況がわからないと一概には答えれないと思いません?
(では、どんな条件がそろえば使うでしょうか?また、どのような条件だったら使わないでしょうか?)
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この本を読むとそんな事を考えさせられます。