先輩がしていたから、上司がしていたからという理由で仕事をしてはいけない。

もしそのような理由で仕事をしていたら、それは仕事ではなく作業をしているだけに過ぎない。


先輩は何故それをしていたのか?

それは本当に必要なのか?

もう少し言えば、それは


今の時代にも必要なのか?

あなたは先輩の真似をして仕事をしているつもりになっているだけではないだろうか?


これらを見極めるためには様々な情報が必要だ。

その情報を収集して仕事をしているだろうか?



さて、ある仕事の進め方を先輩も前の先輩に教わってしているだけでその仕事の意味を理解していない場合があります。

例えば、、、


ソフトウェア看板


これは一目で各メンバーの進捗(Todo:これからやること Doing:今やっていること Done:終わったこと)が分かるという優れもので使いやすい(簡単な)道具である。

ところが、この簡単で使いやすいものでも無意味に真似してやるとメンバーの進捗を妨げる最悪の道具になるのだ。


正しい使い方:

管理者がメンバーの進捗をチェックして進捗をコントロールする。


間違った使い方:

管理者はメンバーに進捗の貼り付けだけを強制する。


どちらも表面上は同じに見えるがメンバーのモチベーションはまるで違う。


正しい使い方をしていれば、メンバーに変な遊ぶ時間を与えずにテンポ良く仕事を与えることが可能である。

また、メンバーも自分の仕事が目に見えるようになりリズムを取りやすくなる。


一方間違えて使っている場合は管理者もメンバーも何故このような面倒なことをしなければならないのだろう?という疑問を抱きながら使うことになりモチベーションが下がるための道具にしかならない。挙句の果てに誰一人進捗を看板に張らなくなります。

(※これは私が携わったプロジェクトで実際にあった出来事です。)



このように、自分で考えて作り出した仕事以外の仕事は仕事とは言えず生産性を著しく下げてしまいます。

ソフトウェア看板はあくまで分かりやすい例でしたが、多かれ少なかれこのような自体が良く見られます。

全く無くす事は出来なくても、ある程度


「この作業は必要だろうか?」

「この仕事は何の意味があるのだろうか?」

「モチベーションは下げてないだろうか?」


を考えて見ては如何だろうか?

(プログラムには「おまじない」と言われている先輩でも分からないコードがたまに存在するため、全てを説明して全てを意味のあるものにすることは出来ないと思うが・・・。


※独り言

私はこの「おまじない」という言葉好きですw コードを全て説明することが出来ない場合は「○○するおまじないのコード」という説明を行う時がありますw)



さて、あなたは先代の言いつけを


ただ言われた通り守っている


だけではないですよね?

先代がしていたから真似しているだけではないですよね?


継続的改善を行っていますよね?