今仕事をしている人で数少ない優秀なメンバーがいる。
何度か書いているが、現在のプロジェクトは4チーム。
そのうち1チームが先行してプロジェクトを開始していて、そこで使用してるフレームワーク(*1)を使用して今回の3チームはプロジェクトを進めることになった。
そのフレームワークは結構素晴らしい出来栄え(*2)だったので製作グループを聞いたところ、一人で作ってるとの事。
びっくりした俺は製作者が誰なのかを教えてもらい、さりげなくどんな人かの情報収集を行っていた。
その結果、彼は俺と同い年で
仕事が出来るのに偉そうにしない人だった。
これは、
偉そうにしている俺とは大違いだった。
俺は、早速彼のプログラムを見て彼との接触を待った。
俺も入った当初から偉かったわけではない。
入った当初は他のみんなと同じ立場で指示が無いことには動けない立場だったのだ。
なので、自発的に彼のもとに話に行くことも行く理由もなく、フレームワークの説明をしてくれる日をただひたすら待っていた。
(ただ、待ってるだけだと説明を受ける日に質問ができないので作成されていて俺が使う部分のコードは全て読んでいた。)
そして、いざ当日。
フレームワークの説明会が開かれた。
そう、俺はその日に気づいたのだ。
俺以外誰も彼の説明を理解していないのだ。
その時俺は・・・
今後のプロジェクトに一抹の不安を覚えたのだ。
まぁ、おかげで俺と彼はすぐに仲良くなった。
なぜなら、製作者の意図(*3)を汲んでプログラムできる数少ないSEが俺だったからだ。
(設計書(説明書)まであるのに意図を考えないでプログラムするのはプロなんだろうか??)
ちなみに、彼は博学でプログラムも綺麗だ。
俺が尊敬する数少ないSEだ。
P.S.
いつも「飲みに行きましょう」って言ってるんだけどなぁ。
なかなか実現が難しい。
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*1・・・クラスライブラリと近い意味で使用されることもある。今回のフレームワークで提供されているのは画面、部品、データの設定/取得などを提供するクラスライブラリ。
*2・・・素晴らしいが、痒いところに手が届きそうで届かないフレームワーク。製作者と話すときは「今からフレームワークを二人で作り直したいね。今ならもっと良いものが・・・」と決り文句のように話している。
*3・・・プログラムは大体製作者の意図がある。この意図に気づかないでプログラムを使用/流用したり、あやふやな意図の元でプログラムを作ると後でとんでもないことになる。これはプログラム言語でも同様だが、プログラム言語レベルになると分厚いリファレンスマニュアル(MSDN等)のようなものがあるため製作者の意図が組みやすい。
(自分の作ったプログラムの意図を感じ取ってくれる人と製作者は比較的仲良くなりやすい。)