カゲロウデイズ《歌詞自己解釈してみた》―前編― | ショウの小説&曲解釈ブログ

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※長文注意。できれば読んだ方は感想など、頂けると嬉しいですm(__)m



?「って訳で今回はカゲロウデイズの歌詞解釈をするよー♪」

?「おいおい、今回は、って言ってるけど一応俺ら、歌詞解釈するの初めてだからな?」

?「あれ、そうだっけ? まぁいいや」

?「いや良くねぇよ! まず初めてなんだから、自己紹介しないと駄目だろう!」

?「えー、めんどくさいー、まぁやるけど」

?「やるのかよ!」

?「じゃ、まず私たちの自己紹介からします!」

?「やっとかよ!!えー、気を取り直して。俺の名前はラルって言います。もちろん男です」

?「私の名前はメル。女です。歌詞解釈は私たち2人がギャグを交え…ポカッ(ラルによるげんこつ)」

ラル「俺的には真面目にしたい所だけどお前がボケてるだけだろ!」

メル「うぅ…、痛い…。 ま、真面目に解釈していこうと思うのでよろしくお願いします…。グスン…」

ラル「そんな露骨にへこむなよ! ま、まぁ、という訳で前置きと自己紹介が長くなりましたが、解釈始めます!」

メル「はじまりはじまり~♪」



《カゲロウデイズ》
作詞・作曲 じん(自然の敵P)
歌・初音ミク



『8月15日の午後12時半くらいのこと 天気が良い』


ラル「8月15日って事は夏で、それに天気が良いって事は晴れだって事も分かるよな」

メル「え、私にとっての天気の良いっていうのは雪の日だよ?」

ラル「普通に考えて、夏に雪が降る訳ないだろ!」

メル「雪、降るといいなぁ」

ラル「別にお前の希望は聞いてねぇよ!」

メル「うん、分かってる。よし、次いってみよー」


『病気になりそうなほど眩しい日差しの中』


ラル「どうやらその日は真夏日らしいね。病気になりそうなくらい太陽が照っている、という事が分かるな。暑そう」

メル「ちぇっ、雪降ってないのかぁ。残念」

ラル「まだ諦めてなかったのかよ! てか当たり前だ!」

メル「えー。まぁ次いってみよー」


『することも無いから君と駄弁(だべ)っていた』


メル「することも無いって事はこの人は暇人なんだねっ!!」

ラル「それを言ったらおしまいだ! 誰だってそんな日くらいあるだろう!」

メル「なるほど!よく分かんないけど」

ラル「分からないのかよ!!。コホン。この部分の歌詞を見ると、どうやら2人が何処かの場所で暇潰しに駄弁っていることが分かるよな。」

メル「そうだね!よし、次いってみよー」


『「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら 君はふてぶてしくつぶやいた』


メル「私も夏嫌いー。暑いもん!」

ラル「ここの歌詞は君(男か女かは不明)と自分(性別不明)が本当に他愛のない話をしてる事が分かるよな。あと、猫を相手の人が撫でながら話しているって事も分かるな。場所や状況は分からないけどな」

メル「男同士だと嫌だなー。相手の男の人を男の人が君って呼ぶのはちょっと…、私、そんな趣味ないし…」

ラル「まぁ俺の予想では相手は女で自分は男だと思うけどな。相手の事を君って呼ぶくらいだし」

メル「私もそう思う! じゃあ、次いってみよー」


『あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて 飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機』


ラル「おぉ…、いきなり急展開したな…」

メル「赤に変わってすぐならまだ車動いてないから大丈夫だね! 私もよく赤で渡るもん」

ラル「あ、あぁ…、否定できない所が悔しいが、確かにそうだな。けど危ないから赤信号で渡るな!!」

メル「ごめんなしゃぃ…。シュン」

ラル「ここの歌詞はいきなり今までのほのぼのとした感じとは急に変わって、やばい雰囲気がしてきたな。しかも、赤信号の時に飛び込んだ、ってことはもう…、」

メル「プールに飛び込んだの?」

ラル「何でだよ!! 何でプールに信号機あるんだよ! しかも猫がわざわざプールに飛び込む訳ないだろ!」

メル「あ、確かに。くぅ、惜しいなぁ。 じゃあ次いってみよー」


『バッと通ったトラックが君を轢きずって泣き叫ぶ』

メル「………………」

ラル「メルが放心状態になってる!? 大丈夫か!?」
メル「…………えー…、轢きずるー?轢きずられるー?あれれー…」

ラル「ショックで頭がパニックになってるな…汗 えと…この歌詞は、さっきの猫を追いかけて赤信号で飛び込んでしまったせいで、君がトラックに轢かれてしまうって事だな。 泣き叫ぶ、というのはトラックの急ブレーキの音を擬人法を使って表したって事だな」

メル「そうなんだー…、次いこー」


『血飛沫の色、君の香りと混ざり合ってむせ返った』

ラル「えー、メルの顔色が蒼白になった為、しばらくは俺だけでスムーズな解釈になります。 ここの歌詞は、君がトラックにぶつかり、血飛沫が飛び散り、血の匂いと君がトラックに轢かれてしまったショックが同時に来たせいで自分がむせ返ってしまった、ってところかな」

メル「な、なるほどー…。次いこー…」


『嘘みたいな 陽炎(かげろう)が 「嘘じゃないぞ」って笑ってる』


ラル「ここの歌詞は、自分に信じられない出来事(君が目の前でトラックに轢かれた事)が起こったから、嘘だよな…、夢だよな…、と思って現実逃避しようとした自分に陽炎が嘘じゃないぞと自分の心に語り掛けられるような声が聞こえた。みたいな感じかな」

メル「なんで陽炎なんだろうね…」

ラル「うーん、それは分からないけど俺の予想では、陽炎は儚い命=短命を指し示す感じで使われるから、まぁ、いきなり命が奪われた、儚い命だったみたいな感じで使われてるんじゃないかな。 あくまで俺の個人的な推測だけどな」

メル「儚い命、かぁ…。 なんか感慨深いね…」

ラル「そうだな。 次いこう」


『夏の水色、かき回すような蝉の音に全て 眩(くら)んだ』


ラル「夏の水色っていうのは空の青色を示してるのかな。 蝉の音はそのままの意味だね。 全て眩んだってことは、自分があまりのショックに気絶して、その時に見えた空の色と、蝉の声(音)を表してると思うな」

メル「確かに私だって、目の前でラルが車に轢かれたら、気絶するかも」

ラル「えっっ、そ、そうか」

メル「だって目の前で人が轢かれるんだよ? 轢かれた人が誰でもショックだよ…」

ラル「な、なんだ、俺だけじゃないのか…」

メル「え、ラル、何か言った?」

ラル「い、いや、何でもない。 次いこう」


『目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで 今は何時?』


ラル「ここは、目を覚ますと、自分はベッドに寝ていた。 今は何時だろう? ってとこかな」

メル「誰かが運んでくれたのかな? それとも病院? 次いってみよー」


『8月14日の午前12時過ぎ位を指す やけに煩(うるさ)い蝉の声覚えていた』


メル「あれ?昨日になってる…?」

ラル「そうみたいだな。 自分は日付と時間を見ると、昨日の午前12時過ぎを指していた。 そして耳には蝉の煩い声が残っていた」
メル「何で前日に戻ったんだろうねー。不思議だね。 いや…、まさか来年…っ」

ラル「いやいや、一年も寝たきりって事はないはずだから違うと思うよ。 まぁ前日になったのもおかしいけどな」

メル「なるほど、なるほど、じゃあ自分、いや少年にしよう!(以後、自分=少年) 少年は何か不思議な出来事に逢ったのかもね」

ラル「だろうな。 原因は分からないけど。」

メル「じゃあ、次いってみよー」


『でもさぁ、少し不思議だな。 同じ公園で昨日見た夢を思いだした』


ラル「この歌詞で事故が起こった日に2人が居た場所が公園だったって事が分かったな。 あと、前の日に戻ったのに、昨日にしてるし、その日に起こった事は夢としたんだな。 でも、いざ次の日にその日と同じように君(以後、少女とする)と同じ公園で駄弁っていると少年はその日の出来事が頭に引っ掛かる。あれは本当に夢だったのかな…、と。 みたいな感じかな」

メル「どうなんだろうね…。 でも夢って考えるのが一番妥当だよね」

ラル「そうだな。 まぁ夢だと一応辻褄が合うよな」

メル「気になるから次いってみよー」


『「もう今日は帰ろうか」 道に抜けた時 周りの人は皆上を見上げ口を開けていた』


ラル「ここの歌詞は、夢の出来事が心に引っ掛かって、正夢だったら…?と思った少年が少女を連れて帰ろうと道を抜けると、周りの人が上を見上げ口を開けて騒がしくなっていた。 こんな感じかな」

メル「あの事故は防げたけど、どうなるんだろう…。 次いってみよー」


『落下してきた鉄柱が君を貫いて突き刺さる つんざく悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り』


ラル「ここで、周りの人が上を見上げ口を開けていたのは鉄柱が落ちてきたから、ということが分かるな」

メル「そして、その少女がその鉄柱に貫かれてしまって、周りの人の悲鳴と夏だから風鈴の音が混ざって聞こえて、少女を連れて帰った意味が無かった。 って所ね…」

ラル「お、おう…、その通りだけど…唐突だな」

メル「ふふ…っ、私はやればできる女なのよ!」

ラル「そうだな。はいはい。 次いこう」


『ワザとらしい陽炎が 「夢じゃないぞ」って笑ってる』


ラル「ここで、また陽炎がまたワザとらしく夢じゃないぞって言いに来た。 って感じかな」

メル「陽炎がこの現象を起こしてるのかなぁ…」

ラル「そうかもな…。何故かは分からないが。 次いこう」


『眩む視界に君の横顔、笑ってる気がした』


メル「なんで刺さってるのに少女は笑ってるの?」

ラル「えーっと、多分、今までありがとうって意味が含まれてるんじゃないかな」

メル「ふーん、本当にそうかな…、他の意味があるような気がする…。 ま、次いってみよー」


『何度世界が変わっても陽炎が笑って奪い去る。 繰り返して何十年。』


ラル「少年はあの出来事を何度も回避しようとするが、陽炎に邪魔されてしまう。 それが繰り返されてもう何十年たったか分からない。 って感じかな」

メル「陽炎…。悪質ね……」

ラル「(メルの言葉を無視) じゃあ、次いこう」


『もうとっくに気が付いていたろ。 こんなよくある話なら結末はきっと1つだけ。 繰り返した夏の日の向こう』


ラル「このループの打破策を少年はもう気が付いていたはずだった。だが、その方法は少年にとって最後の手段だった。しかし、この状況ではもうその手段を使うしかないと決断する。 そして、何度も繰り返した夏の日―…。 ってことかな」

メル「どんな手段だろ…。嫌な予感しかしないんだけど…」

ラル「まぁ、どうだろうな。 次いこう」


『バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間トラックにぶち当たる』


メル「………っ」

ラル「…なるほど。そういう事か…、少女が轢かれる代わりに自分が轢かれる、という手段か…。 これなら、確かにこのループは終わる可能性はあるな」

メル「そんなことって…っ」

ラル「……、次行こう」


『血飛沫の色、君の瞳と軋む体に乱反射して』


ラル「少年の血が君の瞳に映るのを体が軋むのを感じながら見えた。 こんな感じかな」

メル「悲しいね…」

ラル「まぁな…、 次行こう」

『文句ありげな陽炎に「ざまぁみろよ」って笑ったら 実によく在る夏の日のこと。 そんな何かがここで終わった』


ラル「少女の代わりに少年が飛び込んだ事に対して悔しい顔をした陽炎にざまぁみろよと、少年が言い、そのループは幕を閉じた。 って感じかな」

メル「そうだね…。ハッピーエンド、にはならなかったね……」

ラル「まだ続きがあるぞ。次行こう」



――後編に続く