エクストラストーリー | SYOTTAのブログⅢ

SYOTTAのブログⅢ

主にショタっ子の尿系のお話をメインとしたショタっ子のお話や絵などです。


             冒頭挨拶






永輝「よう、永輝だぞ」



永輝「今回の主人公はこのオレだ」



永輝「なんとオレが剣の家にお泊りするのだ」



永輝「でも、それには理由があるんだ」



永輝「トムが来てから大人しかった剣が、4年生になったあたりから、また前みたいに



    やんちゃ小僧に戻ったんだ」



永輝「まあ、剣がやんちゃ小僧に戻ったことは別にいいんだけど」



永輝「オレの憧れのお姉さん、里見姉さんと前に電話で話した時に、訊いてみたんだ」



   永輝、少し赤くなる。



永輝「ジェントルマンみたいな男の子って好き?って」



永輝「そしたらお姉さんあは、そういうのもいいけど、やっぱり男の子は元気いっぱいで、



   ちょっとやんちゃな感じの男の子が好きって言ったんだ」



永輝「そこで、オレは剣の家にお泊りして、やんちゃで元気を研究することにしたのだ」



永輝「というわけで本編スタート・・・なんだけど、今回は特別に、里見お姉さんと剣が



    会った時の話からなんだってSYOTTAが言ってたぞ」






              プロローグ




     夏休みになったある日、永輝は母親から頼まれたおつかいで、家から15分弱の



   ところにある、スーパーマーケットにやって来ていた。この日は夏休みに入って一番



   暑い日だった。スーパーマーケットを出て、エコバックに入った荷物を運んで家に帰る



   途中も、日差しが容赦なく永輝を照りつけていた。



永輝「あち~、これじゃあ家に帰り着く頃には汗だくかな」



   永輝の服装は、上半身はTシャツを着ているが、下半身は足元までスッポリ覆われ



   た長ズボンである。少し重い荷物を持ちながら家に向かって歩いていると、反対側か



   ら見慣れた服装の子供が歩いて来た。少し遠かったので、顔がハッキリ分からなか



   ったが、その服装から間違いなく剣進だと分かった。いくら夏でも、今時タンクトップに



   短い半ズボンを履いている少年は、なかなかいない。



永輝「オー・・・・」



剣進「オーイ、永輝ー」



   永輝が呼ぶよりも早く、剣進が永輝を呼んだ。剣進は、永輝に向かって走って来た。



剣進「何してるんだ?」



永輝「見ての通り、母さんに頼まれて買い物だよ 剣は?」



剣進「オイラか、オイラは蝉取りだ」



   剣進がたすき掛けしている虫かごには、5・6匹の蝉が入っていた。



永輝「相変わらずだな」



剣進「まあな、夏休みのオイラはいつも以上に元気だぞ」



永輝(う~ん・・・相変わらず現代の少年って感じとはちょっと違うな)



剣進「ん、どうした永輝?」



永輝「あ、いや、何でもない」




里見「あれ、永輝君じゃない」



永輝「え・・・あ、お姉さん、どうしたの、帰ってくるのは明後日じゃなかった?」



里見「それがね、新幹線の指定席とった日付今日だったの」



永輝「慌てんぼうだなお姉さんは」



里見「あれ、この子はお友達?」



   里見は、一緒にいた剣進に気付いた。



永輝「うん、幼馴染の剣、火鳥剣進っていうんだ」



永輝「剣、このお姉さんは、オレの家の近所に住んでた里見お姉さんだ」



剣進「そっか、オイラ剣進、みんな剣って呼んでるから、お姉ちゃんも呼んでいいよ」



里見「ありがとう、じゃあ剣ちゃんって呼ぼうかな」



剣進「ええー、何かそれ母ちゃんに呼ばれてるみたい」



里見「剣ちゃんは、何だか少し昔の男の子って感じだね」



永輝「でしょ、今時こんな格好した奴なんかいないよね」



剣進「いいんだ、オイラはこの服装が気に入ってるし、父ちゃんの子供のときと同じなんだぞ」



里見「剣ちゃんは、もしかしてお父さんが大好きなのかな?」



剣進「オウ、オイラ父ちゃん大好きだ」



里見「あ、でもお母さんのことも大好きじゃないと、お母さん悲しいと思うよ」



剣進「うん、母ちゃんも大好きだぞ、爺ちゃんも婆ちゃんも」



里見「フフッ・・剣ちゃんは元気いっぱいって感じだね」



剣進「オウ、オイラ一年中元気いっぱいだけど、夏休みは特に元気なんだ」



里見「私剣ちゃんみたいな男の子、大好きだよ」



   この言葉に、永輝は反応した。



永輝「ええっ、だってこいつ、一年中こんな感じの服装だし、自分のこと オイラ なんて言ってる



    んだよ」



剣進「うるさいな、別にいいだろ」



里見「一年中この服装なの?」



剣進「うん、時々Tシャツ着たりすることはあるけど、ズボンは絶対この半ズボンだぞ」



里見「凄い、最近はそんな子なかなかいないもんね、お姉さん尊敬しちゃう」



剣進「へへっ、それほどでもないよ」



   剣進は照れ笑いをした。



永輝「じ、じゃあお姉さんはオレより剣進が好きなの?」



永輝(あっ・・・・・・)



   とっさに訊いてしまった。その瞬間、永輝は顔を真っ赤にしてしまった。



里見「永輝君・・・・」



剣進「どうしたんだ永輝?」



永輝「あ、いや・・・・・・別に・・・」



里見「永輝君、そんなことで動揺してちゃダメだぞ、それじゃあ私のハートはゲット



    出来ないぞ」



永輝「えっ?」



里見「私は永輝君も大好きだよ、でも剣ちゃんみたいな男の子も大好き」



永輝「そ、そっか・・・・」



   永輝は少しガッカリしてしまった。



里見「剣ちゃんは、お姉さんのこと好き?」



剣進「うん、何か面白いし・・でも」



里見「でも?」



剣進「オイラには、トムがいるから」



里見「トムって・・・男の子?」



剣進「うん、オイラトム大好きだから、お姉ちゃんは・・・・7番目くらい好き」



里見「そっか、お姉ちゃんは7番目か」



永輝「オレは・・いや、僕は・・・」



剣進「僕?」



永輝「あ、いや、オレは・・・あれ?」



    永輝は少し混乱していた。



永輝「オレはお姉さんが好き 父さんや母さんと同じくらい大好きだよ」



里見「フフ、ありがとう永輝君、お姉さん凄く嬉しいな」



永輝「本当?」



里見「でも、今のままじゃダメ」



永輝「えっ?」



里見「もっともっと男を磨くの、そして、大きくなった時でもまだ私の事を好きでいてくれたらプロ



    ポーズしてもらおうかな」



永輝「プ・・・プッ・・・」



   永輝は再び顔を真っ赤にした。




里見「さて、それじゃあ一緒に帰ろうか、剣ちゃんはどうする?」



剣進「オイラ、まだ蝉取りするから」



里見「そっか、じゃあまたね」



剣進「うん」



   そう言って剣進は、走って行った。



里見「永輝君、荷物もってあげようか?」



永輝「い、いいよ、お姉さんだって荷物あるのに、オレがお姉さんの荷物も持つよ」



里見「私は大丈夫、その気持だけで充分」



永輝「う・・うん」



永輝「お姉さん、僕、もっともっと男らしくなって、必ずお姉さんにプロポーズするからね」



里見「ありがとう、永輝君」



永輝「だから・・・・それまで結婚しちゃダメだよ」



里見「はい、分かりました」



永輝「それと・・・・」



里見「何?」



永輝「ぼ、僕も、永ちゃんって呼んで欲しいな」



里見「フフ、いいよ、永ちゃん」



永輝「へへへ」



   永輝は顔を赤くして、照れ笑いをした。






             プロローグ 完






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