EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”
絵本のデータベース作りをもくろむ、羽田の書店丁稚の絵本読み日記
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「わしといたずらキルディーン」

こんばんわニコニコ。皆様、お元気でしょうかニコニコはてなマーク


実は、最近、読売新聞さんのHPの『書店員の読書日記』コーナーにて、ひっそりと感想文を投稿しておりますニコニコ

ワタクシは、なんだかこのブログで書いているようなとりとめもない感想ばかりなのですが、他のカリスマ書店員様達の感想&ご紹介は、納得のものばかりニコニコ!ご覧になってみて下さいニコニコ!!

ところで、ご覧になっていただきたいといえば、本日ご紹介する一冊、いわば絵本・童話界のリーサル・ウェポンともいうべき、必読・必買・絶対オススメの、素晴らしい童話ですニコニコビックリマーク


それでは、拙い感想文をお送りいたしますニコニコあせる

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「わしといたずらキルディーン」 (*ネット書店・e-honにつながります)
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”

¥1,890-(税込み)


著:マリー女王(ルーマニア王妃)

訳:長井那智子

出版:春風社

出版年月:2008年8月初版発行

ISBN:978-4-86110-153-3

値段:¥1,890-(税込み)


【お話】

とある王国の王様とお妃様の間には長い間子供が生まれませんでしたので、王女様が生まれた時の二人の喜び様は大変なものでした。

こうして王女・キルディーンは周りのほとんど全ての人達から、宝物の様に大事に大事に育てられたのです。

けれど、あまりに皆が可愛がりすぎたため、キルディーンはわがままで自分勝手な子に育ってしまい、勝手気ままに振る舞うキルディーンに、王様とお妃様をはじめ皆困り果て、王様とお妃様は占いや夢のお告げに従い、キルディーンを遠い荒れ地に立つ打ち捨てられたような塔に閉じ込め、泣く泣くお城へと帰って行きました。

一方塔に取り残される事になってしまったキルディーンは、塔のてっぺんで何羽もの立派な鷲達に出会います。

彼等は大変威厳に満ち溢れておりました。けれど塔に閉じ込められさびしいとはいえ、わがまままがすぐ直る訳でもなく、キルディーンは威厳ある鷲達に対してわがまま放題好き勝手な事をまるで家来に言い付けるように要求しました。
しかし、鷲達は威厳ある態度を少しも崩さず、キルディーンのわがままにも聞く耳を持ちません。

やがてキルディーンの方が敬意や礼儀を払うようになっていきます。
鷲達と触れ合い、彼等とともにいくつかの冒険をする内に、次第に学ぶ事を知り、キルディーンは成長して行きます。

【感想?】

作者のマリー女王は、イングランドからルーマニア王家に嫁いだ、正真正銘の王族です。

その為、王家の方らしい視点がちょくちょく見えて、歴史好きな方にも興味をもっていただける所がありそうです。

わがままな王女・キルディーンと、奇妙な縁でキルディーンと出会う立派な鷲達、王様やお妃様といった登場者や宮廷、町並み、美しい風景などが、贅沢なまでに場面ごとに挿入された美しく繊細で可愛らしい挿絵によって描かれています。

表紙のようなカラーの挿絵が多く、物語を楽しむのはもちろんのこと、ミニ画集としても御満足いただけるような魅力的な挿絵に溢れています。

愛情溢れる物語は、明快で分かりやすく、サバサバとしてテンポ良く、情趣と面白みがバランス良く詰まったお話は、大人が読んでもワクワクドキドキする内容。お子様に読んでさしあげたいのはもちろんですが、子供にあげるよりも大人が自分の蔵書に加えたくなってしまうかもしれません。


母国イギリスを遠く離れてルーマニアに嫁いだ女王としての、また次第に市民が力を持ち始め、歴史の主役の座からそろそろ退こうとする王家の人としての哀愁が、貴族らしい潔さで爽やかなエッセンスとして物語に奥深さを加えています。


長く店頭から姿を消していた作品が、ふとしたきっかけで新訳として蘇りましたニコニコ。その際の少し感動的な逸話もあとがきに収録されておりますニコニコ


装丁も、しっかりしたビニールのカバーに、赤地に金色の縁取りの窓の開いた形の表紙。表紙を外すと、窓からのぞく丁寧な色彩の愛らしい絵の全体像が描かれており、この本を飾るだけでも満足感に満たされそうですニコニコ

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本日もご覧下さり、ありがとうございますニコニコ。拙いご紹介で、実際の本の魅力の万分の一もお伝えできず、申し訳ありませんしょぼん


しかしながら、こちらを手にとっていただけたなら、きっとご満足いただけると確信いたしておりますニコニコ。どうぞお楽しみになってみて下さいニコニコ


それでは、またお会いできるのを楽しみにしておりますニコニコ

「バルボンさんのおでかけ」

こんばんわニコニコ。お元気でしょうかニコニコ

本日は、絵本使いのプロの方からご紹介いただいた作品のご紹介ですニコニコ


さすがプロのオススメ!!傑作ですニコニコビックリマーク面白いですニコニコ!!

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「バルボンさんのおでかけ」 (*リンクは、ネット書店・e-honにつながります)
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”

¥1,365-(税込み)


作:とよたかずひこ(豊田一彦)

出版:アリス館

出版年月:1998年10月初版(2008年4月第12刷)

ISBN:4-7520-0110-1

値段:¥1,365-

キーワード:動物 ご近所ファンタジー

【あらすじ】

サザエさんの舞台になっている町がより一層ホノボノと平和になったような町に、“バルボンさん”というワニが、フツ~の庭付き一軒家に住んでいます。飼われているのではなく、バルボンさんがその家の主人として住んでいて、常に立って歩いており、朝には新聞を門まで取りに行ったりしています。

子供達や隣りのご主人、バルボンさんがいつも乗るバスの運転手さんや、バスに乗り合わせたお客さんなど、皆バルボンさんとは顔見知りで、挨拶を交わす仲です。

シリーズ第1巻のこの作品では、バルボンさんがバスに乗って出かける模様を、楽しく明るい日差し一杯に描いています。


【オススメ・ポイント】

とよたかずひこさんの作品 は、色彩がとても明るく、朝方の日差しを受けた風景の様に少し淡い感じがするの特徴でしょうか?
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”

¥840-(税込み)
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”
¥840-(税込み)


人間らしいワニ、という現実とのギャップがとても楽しく描かれ、たまにワニらしさを発揮してくれる所もまたそれまでとのギャップが生まれて楽しく読めます。


絵柄・登場者達もとても可愛らしく、お子さんはもちろん、大人もウキウキしてくる作品ではないでしょうか?


また、本を読んでいると、「そういう事か~!?予想を上回る展開に、やられた~!!」っと唸らされる事が結構あるものですが(東野圭吾さんの作品なんて、そうなんじゃないでしょうか?)、この「バルボンさんのおでかけ」も、「やられた!ぬおおお!!」という作品でしたニコニコあせる!絵本と思って、甘く見ておりましたあせる。是非ご覧になって見て下さいニコニコ!!

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本日もご覧下さり、誠にありがとうございますニコニコ。またお会いできるのを楽しみにしておりますニコニコ



「そらまめくんとながいながいまめ」

おはようございますニコニコ。すっかりご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でいらっしゃいますかニコニコ??


本日ご紹介するのは、こちら↓ニコニコ!!あのシリーズの最新刊ですニコニコビックリマーク

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『そらまめくんとながいながいまめ』(*リンクは、ネット書店・e-honに繋がります)
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”

¥880-(税込み)


題:『そらまめくんとながいながいまめ』

作・絵:なかやみわ

出版:小学館

出版年月:2009年4月

ISBN:9784097261926(4097261924)

ジャンル:ファンタジー

キーワード:豆 ライバル心? 友情


【あらすじ】

いつも楽しく賑やかな日々を送る“そらまめくん”と仲間達。そらまめくんがいつものように自慢のソラマメの殻のベッドにいると、仲間達が見たこともないような、長い長い豆の殻を見つけた!と、そらまめくんを呼びに来ます。


そらまめくんと仲間達は連れ立ってその殻を見に行きますと、皆の言う通り、それはそれは長~~い豆の殻がありました!横に長い表紙を開いてみても、まだ入りきらないのですから、その長い事がお分かりいただけるというもの!!


そらまめくん達がその正体をいぶかしんでいると、その長い豆の殻の草むらに隠れていた部分から、何人かの豆達が出て来ました!


彼等は、その殻の持ち主・『さんじゃくまめ』の兄弟でした!!

負けん気の強そうな、“さんじゃくまめ”の長男は、そらまめくん達に向かって、自分達の長い長い豆の殻のベッドの自慢をしました。


自分のフカフカの綿を敷き詰めたような、大きなベッドが自慢のそらまめくんは、さんじゃくまめの長男の自慢を聞いて、ムラムラとライバル心が湧き起こってきましたので、自分の殻のベッドの方がずっと優れていると主張しました。仲間達も口々に、そらまめくんのベッドの方が、さんじゃくまめ達のベッドよりもずっと優れていると言ってくれました。


そらまめくんの殻のベッドは、豆達の殻の中では大きい方ですし、中には白綿をしいたようになっています。そらまめくんと仲間達を乗せて橇にしたり、船にしたりも出来るのです!こんな殻のベッドは、他にはないでしょう!!


けれど、さんじゃくまめの兄弟達は、一向に怯む様子がありません!!そこで、そらまめくん達は、彼等と、どちらのベッドが便利で優れているかを競い合う事にしました!


坂を滑り降りたり、池を漕ぎ渡ったり、そらまめくん達を乗せて、そらまめくんの殻のベッドは、橇に、舟にと活躍します!けれども、さんじゃくまめの兄弟達は余裕綽々!!その殻の長さを存分に活かして、そらまめくん達よりも競争を有利に進めます。


次第に敗色の濃厚となる、そらまめくん達!しかし、その時に大変な出来事が・・・・!?


【内容】

シリーズを通して、そらまめくんの負けん気から事件・冒険が巻き起こり、奇想天外なアイディアに溢れた楽しい活劇が展開される人気作の最新刊ですニコニコ


今回は、新キャラクター、長い長い殻のベッドを持った、“さんじゃくまめ”の兄弟達が登場!そらまめくんのウィークポイントを上手くくすぐって、お互いのプライドを賭けた競い合いになります。


今回の競い合いでも、実にユニークなアイディアで、お豆さん達は殻のベッドを上手に使って、楽しく生き生きとした競争を見せてくれます!


ワクワクドキドキの競争、主人公達が劣勢になるピンチにハラハラし、その後の見事な展開に、ホッともし、仲間達に加わったかのような嬉しさもこみ上げて来ます。


横長の画面を存分に使い、のんびりとした美しい緑の原と青い空に、可愛らしくも生き生きと表情豊かで、各々の特徴が充分な豆達を、あたたかく優しい筆致で描かれており、絵を見るだけでも満足感で一杯になりそう!


見開きを一枚の絵として・1ページで1つの絵・1ページに何場面かを描き分けて、と、臨機応変に画面を使い、競争は大迫力に、表情は豊かに、メリハリをつけて、最初から最後まで、ワクワクしながら読める、素敵な絵本です!!

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すっかりさぼってしまい、お久しぶりですニコニコあせる。ぺタ等して下さった皆様、またご覧になって下さった皆様、本当にありがとうございますニコニコ


またお会いできるのを楽しみにしていますニコニコ!!

「いぬうえくんがやってきた」

こんにちはニコニコ。すっかり間が開いてしまいましたが、お元気でお過ごしでしょうかニコニコ


本日は、コチラを御覧下さいニコニコ

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いぬうえくんがやってきた (*ネット書店・e-honに繋がります。)
EHO-10{[羽田書店]本屋大将の“絵本ブログ”

\1,124-


題:「いぬうえくんがやってきた」(“いぬうえくんとくまざわくん”シリーズ・1)

作:きたやまようこ

出版:あかね書房

出版年月:1996年12月初版(2008年4月第33刷)

値段:\1,124-(税込み)

ISBN:9784251007919

キーワード:熊 犬 友達 同居(居候?)


【あらすじ】

ある日、くまの“くまざわくまた”君が野原に遊びに出かけると、見た事のない犬がいました。そこで、くまざわ君は「一緒に遊ぼう。」と声をかけるのですが、“いぬうえ”と名乗ったこの犬君、ちょっと変わった奴で・・・・。


「ともだちは、なまえを しっておいたほうが いい。」

「くまざわくん、ともだちは いっしょに なにか したほうがいい。」

「ともだちは、あたたかいほうが いい。」

「ともだちは、いっしょに かえったほうが いい。」


こんな調子で、断定的に先回りしてはっきりしゃべるものですから、くまざわ君はすっかりそのペースに乗せられて、いぬうえ君に一から十まで付き合ったのでした。けれど、普段一匹で遊んでいるくまざわ君は友達と一緒に遊べて、とても楽しかったのです。


ところが、いざ日が暮れて気分良く二匹で歌いながら帰り、くまざわ君の家に着くと、いぬうえ君は、

「くまざわくん、ともだちは いっしょに くらしたほうが いい。」


、と言い出して、まだ出会ったばかりのくまざわ君の家に居候(?)する事になったのです!


あまり堂々といぬうえ君が宣言するので、うっかり同居を承諾したものの、なんとなく釈然としないくまざわ君でしたが(人が良いくまざわ君でしたので、ホントにほんのりとした程度の違和感だったのですが)、いぬうえ君はもうすっかり対等の同居人のような調子!


「このいす、ぼくの いすに なるんだね。」

「いっしょに くらす ともだちは、なんでも わけあったほうが いい」

「ごちそうさま、くまざわくん。でも、(紅茶は)あまみは おさえたほうが いい。」


などなど、まるで、自分に主導権があるような、長年の付き合いでもあるような調子で、くまざわ君の習慣や持ち物へアレコレ指導を始めたのです!


いぬうえ君は家具も食器も何も持っていないし、自分の生活ぶりをすっかり覆されるような事ばかり言われ、さすがのくまざわ君もすっかり不安になってきました。


そこで、思い切っていぬうえ君に、「君は何か持っているの?友達は、何でも分け合わないといけないの?」、と尋ねてみました。


すると、いぬうえ君は、

「いぬは、みがるなほうが いい。」

「くまざわくん、しんぱいしなくても いい。ぼくだって、きみに わける ものを もっているよ。」



「めに みえない ものを わける ことだって、できるんだ。たとえば、きもちや こころや ちからや じかん。」

「めに みえる ものより、めに みえない ものを だいじにしたほうが いい。」


、と自信たっぷりに言い、くまざわ君に、「疲れていそうだから、寝たほうが良い。」と言いながら、自分もくまざわ君のベッドに入り、さっさとイビキを立てながら寝てしまいました。


同じベッドに入りながら、くまざわ君は今日一日の事や、これからの同居の事や、いぬうえ君のイビキに悩まされて、なかなか眠れませんでした。誰かが側にいる安心感を少し感じながら・・・・。


次の日から、二匹は生活習慣の改善(くまざわ君は万事のんびりでしたが、いぬうえ君はきっちり時間を決めないといけない!と言うのです)や、役割分担、部屋割り、テラス作りなどを決めました。


すっかりいぬうえ君が主導権を握り、くまざわ君は我が家の事ながら、引きずられるままになっていましたが、初めて友達と一緒に過ごすという事もあり、いぬうえ君が出来る事、いぬうえ君の性格などと比べて、自分自身がどんな事ができるのか?、どんな性格なのか?といった事が見えてきて、それなりにうれしい事・楽しい事もあり、何とか同居生活を始めたのですが・・・・。


けれど、ある日、些細な事から大喧嘩になってしまいました。いぬうえ君が正論かもしれないけれど、あんまりくまざわ君の今までの習慣を否定するような事ばかり、堂々と言うのが我慢できなくなったのです!


とうとうくまざわ君は、いぬうえ君に、「そんなに気に入らなければ、出て行けば良いじゃないか!?」、と言ってしまいました!


しばらく黙ってうつむいていたいぬうえ君は、くまざわ君の家から出て行きました。


ようやく、自由な一人の元通りの生活に戻れたくまざわ君。けれど、心は晴れませんでした。むしろ、一人で暮らしていた時には感じる事のなかった寂しさが募ってきたのです・・・・。


【内容】

素朴で可愛らしい絵がたっぷりの作品です。


ハードカバーで、「ハリー・ポッター」シリーズなどと同じ様な、一般の単行本と同じサイズの装丁。ちょっと年長のお子さん向けでしょうか。70ページ強の読み応えのある作品です。


いぬうえ君のご教訓めいた台詞があったページでは、その台詞に合わせた絵の横に、少し字体を変えていぬうえ君の台詞の内容が、まさにご教訓のように書いてあり、その部分だけ切り取って、貼っておけば、教訓ポスターにもなってしまいそうな雰囲気。楽しい演出です。


いぬうえ君の自信たっぷりな(独善的とさえ言えそうな)態度と、違和感を感じながら流されっぱなしのくまざわ君のストレスに、ハラハラさせられてしまいますが、読むほどに考えさせられる事が多い、不思議な魅力のある作品です!

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本日も御覧下さり、ありがとうございますニコニコ


前回より、かなり間が開いてしまいましたが、またお楽しみいただければ幸いなのですがニコニコあせる


またお会いできるのを楽しみにしておりますニコニコ!!

「こどもに人気のめいさくたからばこ」

こんばんわニコニコ。本日は、コチラを御覧下さいニコニコ

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こどもに人気のめいさくたからばこ

¥1,155-


題:「こどもに人気のめいさくたからばこ」

出版:学研

出版年月:2006年4月初版(2008年8月第9刷)

値段:\1,155-(税込み)

ISBN:4052025199

キーワード:名作童話集 手作り人形


【内容】

「おおかみと7ひきのこやぎ」、「おおきなかぶ」、「ももたろう」、「ありときりぎりす」、「みにくいあひるのこ」、「ねずみのすもう」、「きたかぜとたいよう」、「にげだしたパンケーキ」、「ひしゃくぼし」、「ながぐつをはいたねこ」、「そんごくう」、という名作物語を、収録した童話集です。


各物語とも、手作りの人形、手作りの舞台セットで再現されており、読み慣れた面白い物語の世界に、立体的になった事により存在感を増し、一層迫力ある、読み応え・見応えのある本になっています!


各お話によって、人形達の素材も異なります。布、フェルト、粘土など、様々な素材で丁寧に作られた人形達が、これまた丁寧に、起伏に富んだ立体に作られた山・川・森・家などを舞台にお話を演じます。一つずつの人形が表情も場面ごとに変えながら、ただでさえ面白いお話を、より一層豊かに魅力ある作品に昇華してくれています!


家の留守番をまかされた7匹の子ヤギが、狼の悪巧みに騙されて食べられてしまうも、お母さんヤギと残された子ヤギの機転で助け出す、「おおかみと7ひきのこやぎ」では、7匹の子ヤギ一匹一匹が丁寧に作られています。7匹も集まると、その存在感は結構凄いです!しかも、家の中のテーブルや調度、鍵を握る大きな柱時計などもキチンと作られており、画面の充実ぶりはただ事ではありません!


子ヤギ達より倍以上に作られた狼の迫力は結構なもの!狼が暴れて、家の中が散らかっていく場面は、立体でないと表せない迫力に満ちています。


おじいさんの畑に、巨大な蕪(かぶ)が出来、おばあさんはもとより、犬猫まで狩り出して、必死に引っこ抜く、「おおきなかぶ」では、可愛らしく3頭身位にデフォルメされたおじいさんやおばあさんたちが、同じく人形の大きなかぶを一生懸命引っ張るわけですが、人形自体が可愛らしいだけでなく、場面の進展に合わせて、腰をより深く落とし、膝をより深く踏ん張っていったり、それに合わせてどんどん一生懸命な表情になっていったり、スポーンと引っこ抜けたかぶも、もともとの巨大さに加えて、立体でしか出せない存在感によって、より一層迫力のある引っこ抜き場面に仕上がっています!


その他のお話も、それぞれ素材の変化や、演出の変化で全く飽きさせない、魅力的な絵本に仕上がっています!


お話の最後が、ショッキングでない、より親切な方に変えられているものもあります。

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クリスマスシーズンの接近により、書店でもクリスマス向けの絵本を初めとして、絵本コーナーが充実してくる季節になって来ましたニコニコ。掘り出し物の絵本が見つかるかもしれませんニコニコ。書店にお寄りの際は、是非絵本コーナーも御覧になってみて下さいニコニコ


本日も御覧下さり、ありがとうございますニコニコ


またお会いできるのを楽しみにしておりますニコニコ!!

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