「コンビニ経営者は24時間営業を強制されている」


こんな書き込みをちらほら見かけます。確かに我々は24時間営業以外の選択肢はありませんから

表現としてはある意味間違いではありません。しかし「強制」というマイナスイメージを持つ言葉を使ってまるで本部が不当であるかのようにアピールしていますが実体はどうなのでしょう。


正しい表現は「コンビニ経営者は24時間営業を契約している」です。

我々は自営業者として独立したくさんの選択肢の中から24時間営業を選択し契約しているわけですから、

24時間以外の営業も選択できたのです。それを自分の意思で24時間を選択しながらなぜ強制になるのでしょうか?

それは、単に契約という言葉を強制に置き換えているだけだからです。

契約とはお互いに縛りあうことですから一種の相互における強制行為です。24時間を本部が強制しているのなら、オーナーはその分利益分配で利益を多くオーナーが取るように強制しています(契約行為)。

例えば雇用契約を結ぶとサラリーマンは毎日会社に行くことを強制されています。会社はお金を支払うことを強制されています。これと同じです。

契約を強制と置き換えているだけ。強制という言葉を使うと自分をまるで被害者のようにすることができます。

こうして、自分は悪くないと訴えているだけです。残念ながらこんな幼稚な摩り替えは社会では通用しません。


そもそもフランチャイズはパッケージで販売されていますから自分の都合のいいところだけ選択して購入はできません。それに納得して契約したはずなのに「コンビニ経営者は24時間営業を強制されている」では自分の行った契約そのものを否定しています。


契約が間違いなら契約を解除すればよいのです。現実に違約金を支払うようなケースはほとんどないのですから。しかし、彼らは決して解約を求めません。本部に契約を解除されたら裁判所に地位保全で訴えるほどですから(もちろん裁判所は認めませんが)。


私は今まで24時間営業を嫌だと感じたことは一度もありません。確かに何度か深夜に店に呼び出されたことがありますが自分が責任者なのですから問題に対処するのは当然のことです。

契約前に24時間に対する意識の欠如、覚悟の欠如なのでしょう。もっとも古くから営業している店は24時間営業に転換したわけですから文句を言う権利ぐらいあるかもしれませんが・・・



結論:契約を強制に置き換えて被害者面するな。事業者なんだから・・・