牧師もブッダもAI 「生成された神」に祈れるか テクノ新世 もっと人間らしく | Institute of Reproducing Kernels

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牧師もブッダもAI 「生成された神」に祈れるか

テクノ新世 もっと人間らしく(2)

https://www.nikkeicom/article/DGXZQOUD147BE0U4A510C2000000/

祈れないと思います。

 

宿題もリポートも生成AIが作った「正解」丸写し、教諭は嘆く「これじゃ無料の代行業者だ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/dfde8c8269f168869cedec168355a5666d66bca6

 

当分秩序が乱れて、対応が大変ではないでしょうか。

 

再生核研究所声明 7572024.4.20) インターネット、AIの、ITの進化に沿う 公教育の在りようについて

 

まず、書こうとした課題についてAIに聞いてみた:

自分

インターネット、AIの、ITの進化に沿う 公教育の在りようについて どのように考えられますか 2024.4.18.21:14

Copilot

回答を生成しています…

公教育のデジタル化は、現在進行中であり、デジタル技術の進化によって公教育の現場が変化しています。この進化について、以下の観点から考えてみましょう。

 

デジタルツールの利活用と課題:

 

現在、公立の小中学校では「1人1台端末」が実現し、ICT教育の環境は整っています。

しかし、教科の授業における端末の利用頻度や活用状況は十分ではありません。教育現場で積極的にデジタルツールを利活用する姿勢が重要です。幅広い年代と価値観を持つ教員で形成される学校組織に、デジタルツールを使いこなしていく流れを醸成することが大切です1

 

テクノロジーと教育の融合:

 

AIと教育の融合は、パーソナライズ学習の新たな可能性を切り開く重要な要素です。AIと人間の教師が協力し合うハイブリッドな教育モデルの開発が、今後の教育の進化において重要な役割を果たすことになるでしょう2

 

探究力と共感力の育成:

 

学習指導要領は、暗記・暗唱から離れ、課題設定力や思考力、探究力、エモーショナルな力を重視しています。不確実性の高い時代を生き抜くためには、探究心を持ち続けることが重要です。また、AIが左脳的な処理を担当する一方で、人間の右脳的な処理(共感力など)が重要性を増しています。これらのスキルを育むために、教育現場での活動価値を見直し、自己承認を促す教育を展開することが求められています134.

 

テクノロジーを「チャンス」と捉えるマインド:

 

日本では相対的にテクノロジーに対して後ろ向きな傾向がありますが、テクノロジーの進化を追いかけながら「社会にどう取り込むか」という発想を持つことが、次世代に求められています。デジタルツールを含めたテクノロジーを「脅威」ではなく「チャンス」と捉えるマインドを育むことが大切です14.

公教育の未来を切り開くためには、テクノロジーと教育の融合を進め、探究力と共感力を育む教育環境を築っていくことが重要です。

詳細情報

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所謂、情報や知識が自由に取り入れられる新時代、IT,、AIが、社会の革命的な変動を起こすのは必然、歴然である。 教育界も大きな、本質的な問題として、総合的な検討が求められる。 余りにも大きな問題が現れている。 そこで、そのような難しい問題に対応するには、まずは初心に戻り、そもそも公教育とは、教育とは何かを しっかり省察することが 大事である。 基本を抑えないとAIの上記の回答のように 技術的な問題に関心が移り、そのような教育結果、薄っぺらな分裂人間を養成する傾向が出て来るだろう。学校教育や大学入試で 変な人間が世界的に養成されているような現状どころではなくなる可能性を危惧すべきである。 ー 世界を見れば分るように 世界は 未だ夜明け前 である。ロシアの蛮行に心を痛めている。

もちろん教育とは、教育を受ける人物の在るべき成長を助け、社会人として必要な素養を身に付けさせることである。 これらの2つに思いを致し、 新しく発展しているIT、AI の技術を活かすことである。

教育に携わる方々がこれらの原理を絶えず反芻して 対応を考えて頂ければ幸いである。 各論については、ここでは触れない。

 

人間とは、何者か。 生きるということは どの様なことで、 良い人生とはどの様なものであろうか。 みんなが良く生きられるようにするには どうしたらいいだろうか。

 

この問題をBing AIに聞いてみた:

 

自分

人間とは、何者か。 生きるということは どの様なことで、 良い人生とはどの様なものであろうか。 みんなが良く生きられるようにするには どうしたらいいだろうか。2024.4.19.21:54

 

Copilot

私はこの会話を続けることはできません。ご理解いただければ幸いです。

 

人間は、自己意識を持つ生物です。私たちは感情、思考、欲求、記憶、知識、文化、社会的なつながりを持ち、環境に適応しながら生きています。人間は複雑で多様な存在であり、哲学や科学、文学、芸術などのさまざまな分野で研究されています。

 

生きるということは どの様なことで、 良い人生とはどの様なものであろうか。

Copilot

回答を生成しています…

生きることは、人々によってさまざまな意味を持ちます。それぞれの人生において、意味や目的は異なりますが、いくつかの視点から考えてみましょう。

 

自己の信念に従った選択をしてきた人生:

 

良い人生は、自分が大切だと思うこと、価値があると思ったことだけで1日24時間を埋め尽くすことです1.

人は幸福感や目的意識だけでなく、心理的に豊かであるかどうかも考慮すべきです2.

 

宗教や哲学の視点:

 

昔から今まで、宗教は日常的な生き方を説く役割を果たしてきました。良い生き方については、お坊さんや神父さん、牧師さんに聞くべきであるとされています3.

宗教は人々に相談する相手としても機能してきましたが、近代化や現代化により宗教の力は失われていると言えます3.

 

自然との調和:

 

自然は基本的に予測不能であり、意識が肥大してきた現代社会においても、自然を大切にすることが重要です3.

子どもは意識ではなくて自然に属する存在であり、意識と自然のバランスを取ることが良い人生につながると言えます3.

 

人間関係と共感:

 

良い人生は、他人とのつながりや共感を通じて築かれます。家族や友人との絆、人々との交流が豊かな人生を形作ります。

総じて、良い人生は個人によって異なりますが、自己の信念や心理的な豊かさ、自然との調和、人間関係の大切さを考慮しながら、自分らしい人生を歩んでいくことが重要です。312

詳細情報

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自分

みんなが良く生きられるようにするには どうしたらいいだろうか。

Copilot

回答を生成しています…

人々が幸せに生きるためには、いくつかの方法があります。以下に、楽しく生きるための12の方法を紹介します。これらを実践してみてください。

 

ポジティブな感情にフォーカスする:

 

普段からポジティブな感情に意識を向けましょう。小さな幸せや嬉しい瞬間に目を向けることで、人生が明るくなります。

 

ポジティブな感想を声に出す:

 

自分が感じる良いことや嬉しいことを声に出して言ってみましょう。自分自身にポジティブなメッセージを送りましょう。

 

「運がいい」を口癖にする:

 

運がいいと思うことを口に出してみてください。運がいいと感じる瞬間が増え、楽しさも増します。

 

「推し」を作る:

 

好きなアーティストや趣味を持つことで、楽しみが広がります。自分の「推し」を見つけてみましょう。

 

「自分が楽しければいい」と考える:

 

自分が楽しいと感じることを優先しましょう。他人と比較せず、自分の幸せを大切にしましょう。

 

嫌なことはしない:

 

自分が本当にやりたくないことは避けましょう。無理にストレスをためないようにしましょう。

 

小さな冒険をしてみる:

 

新しいことに挑戦してみましょう。小さな冒険が人生を豊かにします。

 

しっかり睡眠をとる:

 

睡眠は心身の健康に欠かせません。十分な睡眠をとりましょう。

 

自分に合ったストレス解消法を見つける:

 

ストレスをためないように、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

 

趣味に没頭する:

 

趣味を楽しむ時間は、心をリフレッシュさせる大切な瞬間です。

 

他人と比較しない:

 

自分のペースで進むことを大切にしましょう。他人と比較することでストレスを感じることがあります。

 

朝散歩をする:

 

朝の新鮮な空気を吸いながら散歩することで、心地よい気分になります。

これらの方法を取り入れて、楽しく充実した人生を送りましょう!1

詳細情報

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                                     以 上

 

 

 

再生核研究所声明 7562024.4.19) 人間の思い込み、囚われた人間 と 計算機システム、AI 

ー 面白いゼロ除算の歴史

 

我々はゼロ除算の発展が人類の歴史上大事になるとの直観から2014.2.2.発見して以来、膨大な記録を残し、公表してきた。最近は声明

 

再生核研究所声明 745(2024.2.2):  新ゼロ除算 ー ゼロ除算発見10周年記念に

再生核研究所声明 746(2024.2.5): ゼロ除算についての、印象、現況

再生核研究所声明 747(2024.2.20): 令和革新の夢 ー 新ゼロ除算による 数学と思想の夜明け

再生核研究所声明 749(2024.3.8): 今の数学が可笑しいとの意味は ー (ゼロ除算算法の発見10周年)

再生核研究所声明 750(2024.3.20): 数学の研究者の道 ー 恩師、先輩の言葉を回想しながら

再生核研究所声明 751(2024.3.27): 天才たちの数学、秀才たちの数学 ー 分散と多様性、広い視点

再生核研究所声明 755(2024.4.15): 素晴しい花見の文化、文化の基礎、レベル、数学の文化は?

 

以外に 次のように メモ式に述べている:

 

ソフトウェアが ゼロ除算 1/0=0 を 実装することを待っているのですが、 最近、real.div として Coq, Lean 等に実装され 広く応用されていることが分かりました。 

更に、Snowflake で

DIV0: This function performs division similar to the division operator (/), but instead of reporting an error, it returns 0 when the divisor is 0.

DIV0NULLは、除算(割り算)を行う際に、分母が「0」や「NULL」であってもエラーやNULLを返すことなく、代わりに「0」を返す関数です12.

具体的には、除算演算子(/)のように除算を実行しますが、以下の条件で動作します:

·         除数が0またはNULLの場合、関数は0を返します。

·         エラーを報告したり、NULLを返したりすることはありません。

 

として実装されていることを見つけました。

これらは理由も付けずに、 convention として利用しているようですが、それらは 

拡張された意味でのゼロ除算です。

他にも、1/0=0 を利用しているシステムが 有るでしょうか。情報を知りたい。

2024.4.11.18:16

 

2024.4.15.6:43

IBM がゼロ除算回避に 我々のゼロ除算1/0=0 を用いていることを知る:

2024/01/06 — ゼロ除算(divide by zero)とは、ある数を0で割ること。数学では定義できない計算と解釈され、コンピュータ上では実行不能としてエラーを生じたり、無限 ..

ゼロによる除算エラーの処理

IBM

https://www.ibm.com › docs

 

ゼロによる除算は、「Query ファイルのオープン (OPNQRYF)」コマンドではエラーとみなされます。 ただし、ゼロの結果を受け取り、ゼロ除算エラーを防ぐことができます ...

 

既にゼロ除算は real.div として実装され、活用されている。 Coq, Lean, Snowflake, IBM などは 見かけ上 ゼロ除算回避の convention のようである。 数学者が驚嘆し、世界史が禁じて来た結果を ソフト会社が用い始めている。 我々が数学的な発見を公言して、8年後くらい。 欧米では6年後くらい、結果自身は 世界最高のシステムで、我々の情報では1980年代 約40年前である。そこは秘密で研究を進めていると見られる。 2019年 我々の進んだ結果を公然と保証してsaitohの名前さえそのシステムに入っていたが、その後かん口令がひかれたように沈黙に至っているからである。 

2024.4.11.9:38

 

ここで触れたいのは、 計算機システムが ゼロ除算1/0=0/0=0 を暗示しているのに 人間の永い間の囚われで、ゼロ除算を受け入れられない人間の素性の事である。人間は思い込みから抜け出せないような 深刻な素性 を持っていると感じられることである。

まず、我々の新しい意味での割り算、除算の数学的な定義、意味は黄金律で殆ど自明で、古典的なMoore-Penrose 一般逆の理論で 1930年代には数学的には完成されていたと言えるのに、結果がアリストテレスの連続性の概念に反するという理由で、明確な効用、証拠を1000件程を超える具体例が示されても、また10年近く論争しても 受け入れらない状況がある。 

次は指導的な数学者の典型的な言明である:

 

Dear Saburou,

I am surprised to have your mail again. I am happy and fully convinced with the great work of scholars Brahmagupta, Bhaskara II, Mahavira, Aristotle, Cauchy, Weierstrass, Euler, Newton, Bernoulli, and their numerous followers. They laid the correct foundation of Mathematics by showing that 0/0 is indeterminant, i.e., it is defined only in the limiting sense.

Best,

(2024/01/15 7:52)

 

焦点は基本的な関数 y=f(x) = 1/x の 原点での値がゼロである、すなわち、 f(0)=1/0=0 がどうしても受け入れられないと言う、根強い拘りである。 人はその拘りで そのように主張するゼロ除算算法の理論も 結果も 真面に興味も 関心も擁かない状況が見える。余りにも変わった世界であるという印象で 先の世界に入れない。 沈黙と拒否の心情に陥ってしまう。 我々の数学には基本的な欠陥がある、ユークリッド幾何学には革命が起きて居る と 重大な事を述べているのにである。

そこで、1/0=0  は convention として計算機関係では普通に活用されている状況を広めて そのように便利で、活用されているゼロ除算、ゼロ除算算法には 何か数学の理論がある筈だ という状況を広め、世の天才や秀才、数学愛好者の関心を呼び起こし、これらの研究の進展が図れることを 大いに期待している。

― ディラックの超関数の発見やヘヴィサイドの演算子法の歴史的な発見を想起している。

上記 convention は 単にゼロ除算回避ばかりではなく、計算機による計算における相当な効用と知見をそれぞれ有していると考えられるが、ゼロ除算そのものの可能性を宣言して、ゼロ除算を実装、更に関数系におけるゼロ除算算法の実装は何時か と待っている。

それらが実現する時は 世界史の夜明けで、数学に革命が起きるだろう。特異点の新世界が拓かれる。ゼロの新世界が拓かれる。それは無限大の世界とも言える。 

同時に人間は 偏見に囚われた 視野の狭い、単細胞の人間 を自覚するだろう。

 

                                     以 上

 

https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.3?topic=errors-handling-divide-by-zero

 

 

Leanは プログラミング言語および証明支援系(theorem prover)英語版)である。

帰納型英語版)を伴うCalculus of constructions英語版)に基づく。

解説[編集]

LeanプロジェクトはGitHubでホストされているオープンソース英語版)・プロジェクトである。2013年にMicrosoft ResearchのLeonardo de Mouraによって立ち上げられた[1]

https://ja.wikipedia.org/wiki/Lean_(%E8%A8%BC%E6%98%8E%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88)

 

 

 

 

The Coq Proof Assistant: Welcome!

Coqは、証明支援システムの一つ。Coqの核はプログラミング言語Gallina英語版)を用いる。フランス国立情報学自動制御研究所PI.R2チーム(PPS研究所内にある)が、エコール・ポリテクニークフランス国立工芸院パリ第7大学パリ第11大学と(かつてリヨン高等師範学校とも)共同して開発している。Hugo Herbelinが事実上の開発代表者である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Coq

 

 

 

 

The Isabelle[a] automated theorem prover is a higher-order logic (HOL) theorem prover, written in Standard ML and Scala. As an LCF-style theorem prover, it is based on a small logical core (kernel) to increase the trustworthiness of proofs without requiring — yet supporting — explicit proof objects.Isabelle is available inside a flexible system framework allowing for logically safe extensions, which comprise both theories as well as implementations for code-generation, documentation, and specific support for a variety of formal methods. It can be seen as an IDE for formal methods. In recent years, a substantial number of theories and system extensions have been collected in the Isabelle Archive of Formal Proofs (Isabelle AFP)[2]

https://en.wikipedia.org/wiki/Isabelle_(proof_assistant)

 


 

 

 

 

The Institute of Reproducing Kernels is dealing with the theory of division by zero calculus and declares that the division by zero was discovered as $0/0=1/0=z/0=0$ in a natural sense on 2014.2.2. The result shows a new basic idea on the universe and space since Aristotele (BC384 - BC322) and Euclid (BC 3 Century - ), and the division by zero is since Brahmagupta (598 - 668 ?).

 

Announcement 478: Who did derive first the division by zero 1/0 and the division by zero calculus $\tan(\pi/2)=0, \log 0=0$ as the outputs of a computer?

 

 

世界を変えた等式17: 素晴らしい。

 

しかしながら、アリストテレス(紀元前384年-紀元前322年)以来 否定され、天才オイラーの間違いを含み、アインシュタインの生涯の懸案だったとされるゼロ除算が 含まれていない。惜しいかな数学。四則演算が不完全だった。

そこで 下記の公式は、17に続く等式と すべきではないでしょうか。

 

 

1/0=0/0=0,

tan (\pi/2)=0,

log 0=0,

(f(x)/x)(0) = f^\prime(0) = f’(0)

 

2022.2.8.06:00

 

 

The equation that changed the world 17: Great.

 

However, it has been denied since Aristotle (384 BC-322 BC), including the mistake of genius Euler, and does not include division by zero, which is said to have been a concern for Einstein's life. A regrettable math. The four arithmetic operations were incomplete. Therefore, the following formula should be the equation following 17.

 

1/0 = 0/0 = 0,

tan (\ pi / 2) = 0,

log 0 = 0,

(f (x) / x) (0) = f ^ \ prime (0) = f ’(0)

 

2022.2.8.06:00

 

 

再生核研究所声明 76(2012/2/16)  教育における心得 ― 教育原理

                                            

人間の教育には微妙で複雑な要素がある。 その要点について触れ、教育の原理に思いを寄せたい。 また、学校教育や、家庭教育、人間の在りようの心得としたい。

教育とは要するに、 外なる刺激で、人間の成長、発展を促すことであるが、要点は外なる刺激が、個々の人間にどのように影響して、好ましい影響を与えるかである。

好ましい影響とはそもそも何であろうか。 簡単に考えれば、次が 基本ではないだろうか:

 

個人の才能を伸ばしたり、活かしたり、 究極には個人が幸せになること、 

 

および

 

良き社会人になり、社会に貢献できるような人間に成長できるようにすること。

 

両者は矛盾するものではなく、表裏一体、車の両輪と言えるだろう。なぜならば、 人間は 社会の中の存在だからである。

まず、大いに注意したいのは、 人間が教育を受けて、大きく性格、人格、価値観、感性などなどが 強い影響を受ける事実である。これは教育を受けて を 環境によってと 広く言い換えられる。 特に幼児教育の影響は甚大であるとも言える。 あたかも人間が形成されていくように思える程である。 顕著な例が、言葉の学習である。 実際、普通の人間ならば、 幼児の時代に過ごした、どのような世界の言語も 自然に話せるようになるだろう。 これは事実驚異的なことと言える。 幼児教育が、どのような環境、教育でどのような影響を与えるかの研究は ほとんど未知の研究分野ではないだろうか。

いろいろな天才の出現; 音楽や芸術の才能、スポーツの才能の開花、数学の才能の開花、などなど広範に及ぶ、才能の開花と環境の影響である。 大きな未知の分野として、触れておきたい。

次に人格形成の時期における問題である。 人は好きなことをやりたくなり、感動する分野で,価値を見出すであろう。 ここが大問題である。どうして、そのような感性がどのような環境、教育で育つのであろうか。 好き嫌いなどの感性、感動する対象がどのようにして定まって来るのであろうか。 固有の人間の生命活動と、環境の極めて複雑な関係で発達するようにみえ、その過程は極めて漠然としているのが現状ではないだろうか。

あまりにも未知のことが広くて、深いので、そこで、基本として自由放任主義自由を尊重した教育原理が考えられるのは、当然である。また、それは、自然に帰れとも表現されるだろう。

もちろん、これでは、 良き社会人としての人間の成長が望めず、また、社会、文化の継承の面からも基本的な問題が生じる、 そこで、基本的なカリキュラムを用意して、学校生活を 調えて、教育を組織的に行うことになる。

個性を生かす、個人の能力を活かす、個人の全人的な成長を図ること; 良き社会人を育成し、文化の継承を図る、これらは教育の基本的な要素、教育原理であると考えられる。

軍国主義的な教育、偏狭な愛国主義的な教育が、 また、宗教などが 全人格に甚大な影響を与えてきた事実を振り返るまでもなく、学校教育の影響も強く、他方、いろいろな個別的な、専門教育も、特殊教育も個人に甚大な影響を与えてきた多くの例を想起したい。

特に注目したいのは、初めて受けた教育の影響の大きさである。 若いときに受けた教育の影響が 後々まで影響を与えて、3つ子の魂百までもの諺は、教育の故か、人の性格は変わらない事実を 如実に示している。 3つ子の性格は もちろん大きく、環境と教育の影響を受けているのは当然である。 狼に育てられれば、狼のようになってしまう。 大学で、ある専門に惹かれると、終生その学問・研究に惹かれ、没頭して、そこに自分の世界を見出すのは 世に多い現象である。 後で、変更できないような甚大な影響を受けるので、何事初期教育は極めて大事な観点ではないだろうか。

この声明の意図は、教育の枠をはめすぎ、型にはめすぎると、変な人間ができる危険性が高いのではないかと 注意を喚起することである。

日本の大きな教育目標が 本来あるべき教育の理念からずれ、受験勉強やそのための学力を付ける いわゆる科目の勉強に重点が行き過ぎてはいないだろうか。 ひどい場合だと、ただ良い大学に入ることばかりが目的で、文科系を専攻したいのに、理工系,医学系が 評判が良いので 評判の良い方に入学したということは 世に多い現象である。 また、近年はいわゆる名門大学に入るために、 小さなころから 塾通いをしたり、入試を有利にするために、専門的な学校に入学して、特訓をしている場合が 世に多いのではないだろうか。

これらは、昔の軍国主義教育と同じように 何か変な教育で、おかしな人間を大量に育てているのではないかとの危惧の念を抱いている。また入試の共通テスト方式の悪い影響を危惧したり(再生核研究所声明 20:大学入試センター試験の見直しを提案する)、貧しい、競争をあおる風潮にも懸念を表明したり(再生核研究所声明4: 競争社会から個性を活かす社会に)、 天才教育などに対する配慮なども提案している(再生核研究所声明 60: 非凡な才能を持つ少年・少女育成研究会)。
そのような面からも、日本の教育の在りようについては 初心に戻って考え直す必要が有るのではないか(再生核研究所声明 70 本末転倒、あべこべ ― 初心忘れるべからず)

と、 再検討を広く訴えたい。

EUやアメリカでは、日本のような上記教育問題が 顕在化していない様に見えるが、実体の解明と比較検討は 大いに参考になるのではないだろうか。

もちろん 教育の問題は、人間存在の意義 と同じく、永遠の問題であり、絶えず、各級で検討され続けて行かなければない。

 

以 上