再生核研究所声明 737(2024.1.9)  まずい用語、虚数とゼロ除算 名前は重要であるが | Institute of Reproducing Kernels

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再生核研究所声明 737(2024.1.9)  まずい用語、虚数とゼロ除算

 

名前は重要であるが、歴史的な経緯が有って、奇妙、おかしな名称が付けられ、付けられた名称、用語が世界に出回り、膨大な文献を占めてしまったので、可笑しくても修正できない場合は多い。 それでおかしな名前が 永く誤解を与えている現実もある。 経験して驚いたことに 東京学芸大に行こうとして、学芸大学駅で降りたら、大学は移転していて、全然違うところに存在することが分かって 大変戸惑った。大学は相当前に移転されていたが駅名の由来となった東京学芸大学は1964年に小金井市へ移転している 定着した駅名を変える訳にも行かず、駅名が実際の所在と とかけ離れて存在している。

 

世に 虚数 (imaginary  number(想像上の数)) と言う、相当に基本的な数学の用語があるが、数学的には 全く可笑しい。もともと虚数は実在せず、想像上の数として 人為的に考えられたものであるが、 実は全然あべこべで 虚数を含んだ 複素数こそが 真の数と言えることが 数学の実体として分かっている。 それを徹底的に説明するのが 複素解析学の実体であると言える。代数学もいろいろな観点から、それを示している。 しかしながら、虚数の意味から、巷では 虚数は 架空の数で、想像上の世界の数と考えている人も、いまだにいる。虚数の最初の導入で、その名称は 導入段階では仕方がないと考えられる。 方程式 x^2 = -1 想像上の解 と考えられた。 

 

同様なことがゼロ除算についても言える。 ゼロ除算は ゼロで割ることであるが、 インドで 1000年以上ももめ, 更に酷いのは アリストテレス以来2300年以上も ゼロ除算は考えてはならないとされ、ゼロ除算は 不可能性、 定義できない用語を表わす 相当に有名な用語である。 たとえば 1/0 が考えられるとして 1/0=X とすれば 1= X x 0 =0 となって 矛盾となってしまう。 そこで、神でもゼロでは割れない などと大げさに考えられてきたのは 有名である。 汝ゼロで割ってはならないは 数学十戒の第一として 確立してきた。 未だに YouTube 等で ゼロ除算不可能な解説が、毎日のようになされている。 恥じらいもなく 数学界も インターネット上も そのような繰り返しの情報で溢れている。

ゼロ除算はできない、考えない。2000-年以上もそうだった。 だから興味も関心も擁かず無視する世相と言える。

 

問題は、ゼロ除算には、普通考えるような掛け算の逆としての 割り算、分数ではなくて、ある拡張された意味の割り算、拡張された意味の分数で、確かな意味の有る事が沢山の具体例で示され、 数学の基礎に甚大な影響を与えることが分っている。そのような認識を確信を懐いて持ち、公言してきて 何んと間もなく 来る2月2日で 10年の歳月が経ってしまう。

10年も経ってしまった状況を省察、反省して、 悪い、不適切なゼロ除算の考えようが、 概念が余りにも深く 人類にしみ込んでいるので、その用語では 世の理解が得られないと考えて来た。

 

そこでその束縛から、解放するために 我々の発見した、新しいゼロで割る分数、割り算を 新ゼロ除算 と 名付けて 世の理解を求めようと考える。

数学は自己完結に 下記の文献で 充分説明されている:

 

再生核研究所声明 724(2023.9.27):  真理をめぐる世界史上の3大事件 ー 地動説、非ユークリッド幾何学、そして ゼロ除算 ー それでも地球は まわっている

 

再生核研究所声明 726(2023.10.21):   ゼロ除算における黄金律、 ゼロ除算は 黄金律によって確定、絶対的な存在である。

 

\bibitem{okumura}

H. Okumura, {\it Geometry and division by zero calculus,} International Journal of Division by Zero Calculus, {\bf 1}(2021), 1-36.

 

\bibitem{saitoh}

S. Saitoh, {\it Introduction to the Division by Zero Calculus}, Scientific Research Publishing, Inc. (2021), 202 pages.

 

\bibitem{saitohf}

S. Saitoh,

{\it History of Division by Zero and Division by Zero Calculus}, International Journal of Division by Zero Calculus, {\bf 1} (2021), 1-38.

 

\bibitem{saitohdbzc}

S. Saitoh, {\it Division by Zero Calculus - History and Development}, Scientific Research Publishing, Inc. (2021.11), 332 pages.

 

日本語による解説も下記にある:

 

数学基礎学力研究会 (http://www.mirun.sctv.jp/ suugaku/) における「堪らなく楽しい数学-ゼロで割ることを考える」と題する 55 か月に亘るゼロ除算解説

 

                                   以 上

 

 

 

2024.1.8.19:44 簡単に夕方閃いたので、成文化した。

2024.1.8.21:14 良い出来ている。

2024.1.8.22:00 良い出来ている。 静かな夜。-1度C.

2024.1.9.06:02 良い、完成できる。思えば、名称を変えれば早く理解が進み、誤解が減ったと感じられる。古い名前では 初めから受け入れられない。

2024.1.9.06:18 良い完成できる。-2度C.

2024.1.9.06:08 完成、公表。