再生核研究所声明 467 | Institute of Reproducing Kernels

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再生核研究所声明 467 (2019.1.3):  数学の素晴らしさ ー 数学は絶対的な世界である

 

数学の素晴らしさを 情念を込めて表現したい。 まず数学とは何かを詳しく論じてきた。

 

- そもそも数学とは何だろうかと問い、ユニバースと数学の関係に思いを致すのは大事ではないだろうか。この本質論については幸運にも相当に力を入れて書いたものがある:

 

No.81, May 2012(pdf 432kb)

www.jams.or.jp/kaiho/kaiho-81.pdf

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  19/03/2012

 ここでは、数学とは何かについて考えながら、数学と人間に絡む問題などについて、幅広く面白く触れたい。骨格は .... の上に立って判断されるべきです (再生核研究所声明41: 世界史、大義、評価、神、最後の審判)

 

数学とは関係からなる集合の論理であり、時間にもエネルギーにも関係しない、不思議な存在である。 したがって、宇宙創成以前にも存在していたと考えれば、数学は世界を創造された神の言語であり、世に絶対は 人間には捉えがたいが、絶対という概念が存在するとすれば、それは数学の世界にしか 見つけることができないのではないだろうか。 実際、有史以来、記述に曖昧さや誤解が有っても論理が覆ったり、本質的な意味で数学が崩れた例は一つも存在しない。 この意味で 数学は絶対であり、数学は神学であり、数学の研究は 神の意志を知りたいという、真智への愛である と言える。

人間が、知りたいという風に造られているのは 歴然であり、その意味で数学の研究は極めて人間的な営みであると考えられる。 人間は、どこまでも知りたい、しかも新奇さを求めているから、真摯で、着実な数学の研究は創造的で絶えず新奇な世界に直面しているから、その活動は深い感動を伴った最高の喜びであると言える。数学者は永遠と神の近くに存在していると感じるだろう。

人間は、動物の進化、生物の進化として、群がり、共感、共鳴を求め、永続的な存在を本能的に求めるが、数学程確かに共感、共鳴し、理解し合える世界は 世に稀であると考えられる。実際、多くの趣味、志、芸術は個人の個性、好みに大きく依存し、普遍的に共感するのが難しい状況が存在すると言える。 人間は単細胞的存在である。 - ここで、数学にも好みや、個性に左右されることは 否定できない。 しかしながら、客観的な記述としては 人類の共通言語としては 数学の素晴らしさは 難易度は有るものの確定的で、歴然であると言える。

永い人生で、数学の研究は 一途に永く楽しめるだろう。 よく数学は紙と鉛筆が有ればできるだろう と言われるが、その表現は適切であるとも言える。実際、紙も鉛筆も無く、永く神の意志を求めて喜びに満ちて思考でき、考察を幾らでも進められるだろう。 数学者は自身の進めてきた過程を永遠の客観的な言葉で表現でき、空回りや停滞などをせず、 絶えず新奇な世界に 触れられるだろう。 特別な道具や装置も無く、深く楽しめるのであるから、人生を享受する面から考えても 数学の文化としての意味づけは大きいと考えられる - 実際、平和が永く続いた江戸時代に 和算として多くの人々に楽しまれた 数学の大きな文化 に注目したい - 

 

数学基礎学力研究会 サイト:

http://www.mirun.sctv.jp/~suugaku/
和算入門(52)-算額考(2)

小林 龍彦 前橋工科大学名誉教授

― 紙と鉛筆が有れば、については念のため、追記して置きたい。数学の研究には 世俗に惑わされないような生活基盤と 交流や通信などの手段の為に 経済的な基盤は必要であり、恒産無ければ恒心なしの原理は 当然である。経済的な基盤が研究活動をより自由に 活発化させるのも当然である。

数学が 神の言語 として存在する以上、数学は客観的であり、長期的には 評価などは 歴史的必然として 個々の人間を超えてなされるから 数学の評価における公正さは保証されるものと考えられる。 論理的な帰結は 絶対的であるから、数学は自立したしっかりとした人格の形成にも寄与するだろう。 数学は社会生活の、世の秩序の根幹をなす 公正の原則の道理などの学習や、慎重さや深い考察の精神を養い、精神の浄化や鍛錬にも貢献するだろう。

 

以 上

2019.1.3.20:14 何か湧いた情念が出て居ないようである。

2019.1.4.07:23 大部、できてきた。

2019.1.4.08:53 かなり良い。

2019.1.4.11:08 良い。 美しい快晴の日。

2019.1.4.13:07 山間部を散歩してくる。ふきの芽を10個採ってくる。良い天気。

2019.1.4.14:50 良い。 ゼロと無限について、書き始めたい。

2019.1.4.18:15 良い。

2019.1.4.19:42 良い。

2019.1.4.22:12 良い。複雑な論文の審査依頼を受けて、気を重くする。複雑さと難しさが、そうは言っていられない現状がある。能力と好みにあった研究題材の選択が大事ではないだろうか。

2019.1.5.07:15 晴天、良い。完成できる。それにしても 篠田桃紅 様は凄い。

2019.1.5.07:42 ゼロと無限 精読、まだ途中。 完成、公表。陽が研究室に差し込んでいる。