ホーキング博士が遺したメッセージ:わたしはAIが「人間を超える」可能性を恐れている 科学が急速に | Institute of Reproducing Kernels

Institute of Reproducing Kernels

色々な事を書きます。マイペースで書きます。

ホーキング博士が遺したメッセージ:わたしはAIが「人間を超える」可能性を恐れている

科学が急速に進化する「未来」について、2018年3月に亡くなった理論宇宙学者のスティーヴン・ホーキング博士は何を思っていたのか。人工知能(AI)の危険性、大手テック企業による寡占、米トランプ政権、そして「科学の未来」について、博士が生前の2017年に『WIRED』UK版に語ったこと。

科学が存在しなければ、この世界はすべて虚構にすぎない。しかし、われわれの生きる世界はどんどんフィクションへと近づきつつある。ディストピア的な現実に向かって加速しているのだ。数年前にはほとんどの人が予想しえなかったことだろう。

科学は絶え間なく進歩し続けている。がん治療の新薬が開発され、量子コンピュータも開発された。にも関わらず、過激な政治運動や欺瞞の数々が、さらなる発展を阻んでいる。

科学的なるものを軽視する風潮は、現実世界にさまざまな影響を与えた。根絶されたはずの病が再び現れたのは、ワクチン反対運動がまん延した結果だった。街が凄まじいハリケーンに襲われたのは、気候変動という事実を認めず、地球規模の対策を講じられなかったからだ。民主的な選挙の土台はデジタルテクノロジーを利用した見えない敵に翻弄され、揺らいでしまった。

2017年3月を振り返ってみよう。科学界の周囲には、保守的ポピュリズムによってあおられた反科学的な感情が渦巻いていた。科学者たちは街へ出て、科学の旗を掲げ、世界中でデモ行進を行った。

しかし、科学が政治的な色を帯びたからと言って、科学者も政治的な存在にならねばならないのだろうか。事実がその本質とは関係なく、好き勝手に解釈されるようになっても、科学者はデマゴギーやセンセーショナリズムに抗い、体験に基づいて世界をとらえる経験主義的な視点を維持し続けるべきなのだろうか。

理論物理学者にして宇宙科学者、そして作家でもあったスティーヴン・ホーキング博士は、こうした諸問題に対する考えを『WIRED』UK版の17年12月号のインタヴューで語ってくれた。

ドナルド・トランプ米大統領とフェイクニュース。フェイスブックとグーグルによるデジタル業界の寡占と、人工知能(AI)が内包する危険。こうした問題にホーキング博士は、科学的な視点から横断的に切り込んでいる。

AI

IMAGE: GETTY IMAGES

科学への反対運動について

ホーキング博士:人々は科学を信じていません。科学がどう役に立つのか、理解していないからです。われわれがいま生きているのは、科学と科学者に対する尊敬が軽視され、失われつつある時代のように思えます。これは深刻な結果をもたらす危険があります。

わたしには理由がよく分かりませんが、社会が科学とテクノロジーによって支配されつつあるにもかかわらず、科学の分野でキャリアを積みたいと望む若者は大変少なくなっているようです。ひとつの回答としては、新たにスケールの大きい宇宙開発を計画すれば、若者たちに夢を与えるだけでなく、天体物理学や宇宙学といったほかの分野にとっても刺激になるかもしれません。

ドナルド・トランプへの言葉

ホーキング博士:イスラム圏6カ国から米国への入国を制限する大統領令を、なぜよいアイデアだと考えているのかを問いたいものです。これはイスラム圏の人間は全員、ダーイシュ(過激派組織「イスラム国」の別称)のテロリストだと決めつけるものです。

しかし、米国の同盟国であるイラクやサウジアラビア、カタールなどは、ダーイシュへ資金を援助しているとされているにもかかわらず、対象には含まれていません。特定の国からの入国を一律に禁止するこの大統領令は非効率的で、対象となった国の有能な人材を受け入れられなくなってしまいます。

また、気候変動に対する国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱も、撤回してほしいものです。ですが、有権者の顔色を伺い続ける限り、どちらも無理でしょう。

AIに潜む危険性について

ホーキング博士:われわれはランプの魔神ジーニーを解き放ってしまいました。もはや後戻りはできません。AIの開発は進めてゆく必要がありますが、危険とまさに隣り合わせであることを心にとめておかなくてはなりません。わたしは、AIが完全に人間の代わりになるのではないかと恐れています。コンピューターウイルスを設計すれば、そのウイルスを複製するAIをつくる人も出てくるでしょう。これは、人間よりも優れた新たな生活の枠組みになると思います。

フェイスブックとグーグルによる寡占体制について

ホーキング博士:巨大企業が情報を支配することに不安を覚えます。「真実」を意味する『プラヴダ』、「ニュース」を意味する『イズヴェスチヤ』という新聞が存在した旧ソ連と同じ状況に陥る危険性があります。プラヴダ紙には真実が無く、イズヴェスチヤ紙にはニュースがない、というジョークですね。企業はその常として、自らに都合のよい話をつくり出し、都合の悪い話は無かったことにするものです。

科学は何を追求するべきか

ホーキング博士:わたし個人としては、宇宙開発をもっと追究したいですね。もちろん最終的な目標は、移住に適した惑星に人類を入植させることです。われわれは、もはや引き返せないところまで来てしまいました。地球という星はすでに狭すぎるのです。

世界の人口は危険なまでの速さで増えつつあり、人類が滅亡する危険すらあります。環境破壊や壊滅的な核戦争の結果、自滅するのかもしれません。だとしても、人類があと1,000年生き延びようとするなら、別の生き方を積極的に模索してゆく必要があります。https://wired.jp/2018/04/09/stephen-hawking-interview-2017/

 

ゼロ除算の発見と重要性を指摘した:

 

再生核研究所声明 562011.04.06): アースデイ の理念

 

先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。

そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。

広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。

実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。

このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。

生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である

生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって

 

1) 人類の立ち入らない島や、地域の制定

2) あらゆる生物種の保存

 

に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)

以 上

 

再生核研究所声明 403(2017.11.20): 私より私らしい私の出現 - アンドロイド

先日徹子の部屋で アンドロイド の様子を見て、衝撃を受けた:

アンドロイドとは (アンドロイドとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

dic.nicovideo.jp/a/アンドロイド

アンドロイドandroid)とは、人間そっくりな人工生命体の事である。人造人間のこと。

当日の様子では、徹子さんそっくりのロボット(?)で、会話ができ、表情も徹子さんそっくりの表情である。主観であるが、徹子さんが自分そっくりの人物の出現に畏れていた表情さえ感じられた。作成者の石黒氏は加えてアンドロイドは年をとらない、若さを何時までも保てる、逆に私たちが整形して若返ると良いなどの意見も表明されていた。

この簡単な事実から、いろいろ考察したい。

まず、最近のロボット、人工知能の発展は目覚ましく、予想を超えて質さえ変化させているようである。アンドロイドが進化すれば、ある人物の経験、会話、知識、文章、あらゆる情報を取り組み、人物の表現、発想、心さえ相当に取り組み多くの対話や日記なども書けるように進化する可能性が高まる。いろいろな質問に解答でき、判断さえできて、基礎知識の確実な蓄積は生身の人間を超えて高い、判断力や解答を与えられるようになるのではないだろうか。医師の診察や判断、治療方法など人工知能が人間を超えてより適切にできる可能性は 大きい。楽器の演奏、作詞、作曲さえ可能になってくるのではないだろうか。多くの形式的な対応は、ロボットが人間に代わって行なうように成るだろう。

人間そっくりの能力を備えたロボットの考察は、それでは人間とは何だろうか、生命とは何だろうかの問いを絶えず迫ることになるだろう。

人間は自分の存在に対して、生きた記念碑を残したいという、相当に強い欲求を有している ― 秦の始皇帝の墓、ピラミッド建設、微積分学の先取性を争ったニュートンとライプニッツの生涯にわたっての争いなど、多くの人間の営みの根源的なものと考えられる。

秦の始皇帝やピラミッド建設者は、今日のアンドロイドを見たら驚嘆して、自分のアンドロイドを作る努力をしたのではないだろうか。 それで、今後大きな関心を起こし、自分のアンドロイドを作成したい人々が 大量に現れ、社会混乱さえ起すのではないだろうか。 始めから危惧の念が 湧いてきた。

生物本能の生きたい、自分に代わって生きていく存在に変化する可能性が高いからである。

歴史上では 影武者の存在が注目された時もあるが より強力な存在が可能性として出てきたと言える。

アンドロイドと人間は、哲学的な問題を提起し、社会問題を、倫理問題を生み出すだろう。

人間とは何か、アンドロイドとは 何か、社会問題や倫理上の問題とともに考察を広く深く始めるべきである。

しかしながら、人造人間と呼べば、始めから嫌な感じが湧き、生命の尊厳に根本的に抵触し、古来偶像崇拝を禁じてきた精神にも通じて、慎重な対応が必要であると考える。人工知能としての働き、応用展開とは別である。人格と生命の尊厳に抵触することに対する危惧である。

以 上

 

再生核研究所声明 144  (2013.12.12) 人類滅亡の概念 - 進化とは 滅亡への過程である

(2013.12.6.3時45分 夢の中で新しい原理を 情景を交えながら発見し、目を覚ましました。グローバリゼーションの危険性と、人類滅亡の原理です。 声明の案にできそうです。適切か検討します。 ― その夢は 農村地帯で、1軒の農家の畑だけが緑の野菜で覆われ、 広い農地は 灰色になって広がり、異様であったが、一人の青年が、グローバリゼーションの影響で他の農家がやって行けず、 農家では お金が入らないと言っていました。人類滅亡の概念は哲学的、根本的な大事な原理を述べているが、それは その後 夢、うつつ に考察したものである。 成文化を試みたい。)

                                                                                                     

上記の中で、閃めいた 原理は 端的に述べれば、 いわゆる進歩は 末期への進歩であって 原理的に終末に近づいている ということである。 そして 進歩には 必然的な、エントロピー増大の法則のように 必然性が有るのではないだろうか。 良く生きるということは 必然的に 終末を上手く受け入れるように 精神構造が 本能的に作られているのではないだろうか。

さらに、 人は 人間存在の原理で、いろいろ知りたい、 いろいろ原因を知りたいと 真理を追究するが、その先には、生命の空しさと 自分の無智を知らされ、結局 生命と人生の否定に繋がり、 安らかな悟りに至るという、人間観、人生観である。

人は 先に、先に進もうとしているが、それは、自滅への道であり、 夢中で生きているのが 生命の実相ではないだろうか。 ちょうど子供たちが、夢中で はしゃいでいるように。

知ることも、真理を追究するのも 危険である。 しかしながら、エントロピー増大の原理のように 追及しないではいられないのが人間で、 それは 人間の 定めであると考えられる。

そこで、 ここでの教訓は、目標や先は、そんなに良くはないのだから、何事無理をするな、自分のペースで、急がず、あわてず、 自分の心の状態を尊重する ということである。

 

人生の一つの原理は、ゲーテの 絶えず活動して止まないもの、 アインシュタインの 人生は自転車に乗っているようなもの である、 止まったら、倒れてしまう、 岡本太郎氏の 芸術は爆発だ、どんどん爆発を続けて行くのが芸術だ。 これらは、誠 至言である。

しかしながら、結局、人生では 始めも、終わりも分からず、夢中で、踊っているようなものであるとすれば、 やはり空しく、 寂しいものだ と考えるだろう。

この空虚を満たすには、健全な精神の 健全な進化による悟り神への帰依が望まれる(再生核研究所声明 132: 神を如何に感じるか - 神を如何に観るか)。

以 上

 

追記 参考資料(ウィキペディア

定義[編集]

進化とは、生物個体群の性質が、世代を経るにつれて変化する現象である[2][1]。また、その背景にある遺伝的変化を重視し、個体群内の遺伝子頻度の変化として定義されることもある[3][4]。この定義により、成長変態のような個体発生上の変化は進化に含まれない[1][2]

また狭義に、以上のレベルでの変化のみを進化とみなすこともあるが、一般的ではない[3]。逆に、文化的伝達による累積的変化や生物群集の変化をも広く進化と呼ぶこともある[3]。日常表現としては単なる「変化」の同義語として使われることも多く、恒星政治体制が「進化」するということもあるが、これは生物学でいう進化とは異なる[4]

進化過程である器官が単純化したり、縮小したりすることを退化というが[3]、これもあくまで進化の一つである。退化は進化の対義語ではない。