こんにちは
先日は生憎の雨模様でした🌧️
雨の日は散歩もままならないので
午後からのんびりとアマプラで
映画を観ました👀
2021年公開された
【梅切らぬバカ】と言う映画です
ガーデナーとして庭に携わる仕事を
している者として、
このタイトルに引かれました
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という
ことわざがあります
僕もこの業界に入ってすぐに先輩の
職人さんから教えてもらいました
意味としては、
桜も梅も花の姿は似ているけれど、
手入れの仕方には大きな違いがある。
桜の木は、枝を切ると切り口から
桜の木は、枝を切ると切り口から
腐りやすいので、むやみに剪定しては
いけない。
一方、梅の木はムダな枝を切らないと
一方、梅の木はムダな枝を切らないと
良い花や実がつかなくなってしまう。
だから桜を切るのは、
桜の木の扱い方を知らない馬鹿で、
梅の木を切ってあげないのも
梅の木の扱いかたを知らない馬鹿、
ということになる。
そのことが転じて、
人を育てるときに、その人の個性を
無視して画一的な育てかたを
してしまわないように、という意味で
使われるようになりました✏️
話が逸れましたが、きっかけは
どうあれとても良い映画でした
加賀まりこさんが母親役を、
芸人の塚地武雅さんが自閉症の息子を
演じていたのですが、どちらも
良い味を出していました
作中で梅の枝が敷地からはみ出して、
近所からの苦情があり、剪定をする
シーンがありましたが色々と
考えさせられました
実際に、敷地から枝がはみ出したので
切って下さいという依頼は多いです💦
僕らからすればただの木ですが、
お客さんにとっては記念に植えたり、
様々なストーリーや思い入れが
あることに改めて気付かされました
そしてもう1つ、
誰かの正義は悪意がなくても相手を
傷つけることがあるということにも
気付かされました
映画にしては大きな抑揚がなく
物足りない方もいるかもしれませんが
周囲の人の小さな変化がリアルで
心が温まる映画でした
上映時間も77分という
手軽な時間なのでちょっと時間が
ある時に見てはいかがですか
ではまた