「1学期面談のお知らせ」
このお知らせをもらうのが、昔の私は本当に嫌だった。
先日、小6次男の小学校面談があった。
学期ごとに行われる、先生と1対1で話す機会。
今でこそ少し落ち着いて行けるようになったけれど、以前の私はこの日が近づくだけで気が重かった。
特に4年生ごろまでは、長男・次男を通して褒められることはあまりなかった気がする。
もちろん、良いことも話してくださっていたはず。
でも不思議なくらい、私の記憶に残っているのは注意されたことばかりだった。
「学校ではこんな様子です」
先生から普段知らない学校での姿を聞いて、「そうですか〜」と苦笑いしたり、
「家でもそうなんですよ!」
と、先生と一緒になって困りごとを共有したり。
面談というより、反省会のような時間に感じていた。
一番のトラウマは、次男が2年生の頃。
友達とのトラブルが多く、学校からほぼ毎日のように電話がかかってきていた。
だから面談の日も、何を言われるかだいたい想像がついていた。
電話では伝えきれない困った行動も教えてもらった。
教室を出て行ってしまうこと。
嫌なことがあると気持ちの切り替えができないこと。
友達とすぐケンカになってしまうこと。
そして今でも強烈に覚えている言葉がある。
「こういう面談の機会に、他の保護者の方からも息子さんの名前が挙がることがあります。」
詳しい内容は教えてもらえなかった。
でも、その一言だけで十分だった。
胸がギュッと苦しくなった。
その頃から私は、学年中のお母さんたちが次男のことを「困った子」だと思っている気がしていた。
授業参観や学校行事へ行くのもつらかった。
誰とも目が合わないように学校内を歩いた。
知っているお母さんを見かけても、自分から声をかけられなかった。
クラスのお母さんたちが楽しそうに話している姿を見るたびに、
「もしかして息子のことを話しているのかな」
そんなことばかり考えてしまっていた。
今思い出しても、胸が苦しくなる
その後、私も子どもとの関わり方を学び、少しずつ対応を変えていった。
次男自身も成長して、困りごとは少しずつ減っていった。
それでも小6になった今でも、面談の順番が最後の方だと、
「話が長くなるから、この順番なのかな」
と、一瞬身構えてしまう自分がいる。
今回も、息子と次の子の間に少し時間が空いていた。
だから実は、少し覚悟をして面談へ向かった。
……でも。
驚くほどスムーズに終わった。
「以前のような困った行動は全然ありません。」
「勉強面も心配していませんよ。」
先生はそう言って笑ってくれた。
こんな軽やかな気持ちで学校をあとにしたのは、次男の面談では初めてかもしれない。
帰り道、次男の成長をしみじみ感じながら歩いた。
そして、あの頃の私に言ってあげたい。
今は辛くてもずっとこのままじゃない。
子どもはちゃんと成長していく。
大丈夫。本当に、大丈夫。