『カウボーイビバップ』映像も音楽も無駄にこだわりすぎの名作アニメ! | 湘南ダック ~神奈川・東京 ランチグルメ~

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歴史的名作といわれるハードボイルドSFアニメ カウボーイビバップ 全26話視聴!

さすがに一週間かかりましたが おもしろい!

 

何がおもしろいって 映像も音楽も無駄と言っていいほど こだわってること。

そしてその反面 ストーリーは統一性なし。セリフ少なし。キャラ説明 少なし。

言葉による過剰説明は全て廃され 情報は映像や音の中に散りばめられる演出。

だから繰り返してみることにより新しい発見がある。

ジャンルは違えど シン・ゴジラとも通じる手法を採っています。

 

まず凄いのがオープニング。

 

 

「TanK!」  作曲はマクロスや攻殻機動隊の音楽担当としても有名な菅野よう子。

彼女の特徴は多彩なジャンルの広さ。ジャズからクラシック ロック ポップス etc...

どうやら 各話演出は音楽のお題が出てたらしく サブタイトルの多くも音楽つながり。

ワルツ  サンバ ブギ・ウギ セレナーデなどのジャンル名をつけた回。

ボヘミアン・ラプソディ はクィーン ハード・ラック・ウーマンはKISSの名曲。

マイ・ファニー・ヴァレンタインはスタンダードジャス。

ホンキィ・トンク・ウィメン  ジャミング・ウィズ・エドワード はローリングストーンズ!

 

キャラも魅力的。だらしないけど かっこいい主人公 スパイク。

強面だが いつのまにか父親目線となる 相棒のジェット。

悪女ぶって 周囲を振り回すが 心は純真なフェイ。

とらえどころなく ふにゃふにゃしてる 天才ハッカー少女 エド。

知能が非常に高い「データ犬」 しかし誰もそのことに気付かない アイン。

 

 

仲間と言うよりは ゆる~い擬似家族という関係。

スパイクとフェイも恋愛感情にはいたらず まるで兄妹。ジェットは父親。

互いに騙し騙され 文句を言いながらも 絶体絶命のときは必ず助けに行ってしまう。

仲間じゃない 仲間じゃないと思いながらも 元に戻ってしまう。まるで家族。

 

どこまでもスタイリッシュな作り。

無駄に凝っていて 製作者たちの気持ちの入り方も違う。

ルパン三世第1シリーズの初期作品にも似た大人向け作品。

ルパンは低視聴率のために宮崎駿や高畑勲が入り込み 子供も楽しめる作品に

変化していくが カウボーイビバップは最後までスタッフが好きにやりきってしまった印象。

ぜひ 時間があったら見るべきアニメです。