ラストの後味の悪さは後々まで記憶に残る。
しかし「B O R D E R」のラストもそれを上回るほどの衝撃と後味の悪さでした。
第9話『越境』
罪のない子供を誘拐し殺した完全犯罪者 安藤(大森南朋)
死者と話せる石川(小栗旬)は犯人がわかっていながら捕まえることが出来ない。
証拠をでっちあげ違法捜査で追い詰めようとする石川とそれを見破り逃げ切る安藤。
さらに犯罪を続けようとする安藤に石川が下した決断とは・・・
最終回。
死者の無念が伝わり 回を追うごとに憔悴していく石川の表情がリアルすぎ。
小栗旬本人が病んでいっていると錯覚させるほどの鬼毛迫る演技でした。
そして最後に安藤に行ってしまったことは・・・石川を狂わせるような一瞬の出来事。
正義と悪 生と死 どちらの境界も越えてしまうラストでした。
さて こんなラストで続編は可能なのでしょうか?
充分できると思います。
脚本 金城氏の既存の刑事ドラマを崩しかったとの発言。
映画3部作まで走ってしまった「SP」の前歴。
裏に「MOZU」を抱えながらの好視聴率。出演者たちのチームワークのよさ。
やるっきゃないでしょう

(画像 BORDER 公式サイトより引用)