倉科カナは微妙な女優である。
朝ドラでブレークできなかったので ドラマでは 3,4番手。
代表作はないが 出てくると それなりに気になる。
そして最近は 小作品の映画ヒロインをつとめることが多い。
花子の日記
人口18名 牛500頭。香川県 小豊島が舞台。
最高の肉牛を作るために 家族も顧みず没頭する父親。
そんな父親が嫌いで 島を飛び出し 東京で美術大学に通う娘。
日本大好き。父親大好き。事情もわからないまま
肉牛の精子を盗むため 島にやってきた韓国人父娘。
2組の父娘が繰り広げる ドタバタ追っかけコメディー。
ぬる~いストーリーだが けっして 悪くない。
不器用な永島敏行演じる父親。アホだが憎めない韓国人父親。
ツンデレの倉科カナも 父親思いの韓国人娘も かわいい。
しかし 映像演出がよくない。
牛のお面をかぶった女生徒達が 永島敏行に診察される幻想シーン。
地元サービスなのか 果てしなく続く 地元民たちの証言。
そして2度も出てくる永島敏行の半ケツ。
お色気サービスのつもりなら 倉科カナのセクシーポーズをだせっ!
2010年度さぬき映画祭準グランプリ。
ちなみに 当該年度にグランプリ受賞はなし。
別年度グランプリを見ると 上映にこぎつけられなかった作品も多い映画祭。
主要出演者に 倉科カナ 永島敏行 水野美紀を迎え
地元サービス映像も ふんだんに取り入れたんですがねぇ。
香川県民の映画に対する常識さは感じます。