SFの古典的名作『トリフィドの日』を映像化したTVシリーズ
設定を現代風にアレンジ。
時間は186分。映画と違い 少し長いですが まずまず 飽きることはありません。
ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド
「太陽風現象」という世紀の天体ショーを見た
人類の大半が失明し世界はパニックに陥る。
そして 遺伝子操作により開発され、
石油に代わるエネルギー源となる
肉食性植物“トリフィド"は制御を失い、
無力となった人間を襲い始める。
その頃ロンドンでは 目の見えるものによって過酷なサバイバルが行われていた。
世界は暴力が支配する地獄と化し、社会秩序は完全に崩壊。
新世界の独裁者になろうともくろむ者も出現。
しかし、その間にもトリフィドが侵略、犠牲者は増大してゆく。
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「トリフィドの日」は中学の頃に読んで とてもはまったSF。
最初は「トリフィド時代」という邦訳だったのに 途中から「トリフィドの日」に。
原作者ジョン・ウィンダムの本は他も ほぼ読破。
「呪われた村」は SF映画も名作「光る眼」の原作に。
「海竜めざめる」もよかったなぁ・・・
さて TVシリーズのほう。
失明しパニックになった人たちにより 追いかけられる様は ゾンビ映画のよう。
と 思ったら ゾンビの創始者のロメロ監督は
この物語からゾンビを思いついたとか。
ストーリーは トリフィドより
トリフィドの研究者メイスンと TVキャスター ジョーとの恋愛模様および
独裁者にのし上がったトレンスとの確執が中心。
TV(それも国営のBBC!)シリーズのなので 残虐性も色気もほどほど。
家族そろって 安心して見れるパニックものという按配でした。
おすすめ度 ★★★☆☆ 3.5
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