高校生の頃 スパイ小説を読みふけった時期がある。
好きだったのは フリー・マントルと マイケル・ゾウ・ハー
アメリカのCIAと ソ連のKGBの暗闘。
そして 二重スパイが渦巻く どんでん返しというストーリー
この映画を見て
そんな記憶がよみがえりました。
『顔のないスパイ』
日本公開 2月予定。
20年前に姿を消したはずの
伝説的な ソ連のスパイ「カシウス」
上院議員が殺された手口から
容疑者として彼の名前が挙がる。
カシウスと長年渡り合ってきた元諜報部員のポール(リチャード・ギア)は
CIA長官の命令により 若手FBI捜査官ベン(トファー・グレイス)と手を組み
捜査を始める・・・
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原題は 『The Double』 つまり二重スパイ。
観客には早い段階で カシウスの正体がわかります。
おそらく映画の予告編でも わかってしまう。
そこからのポイントは 冷酷に人を殺すことをいとわない カシウスの手が
徐々に家族にも及んでいく ハラハラどきどき。
そして ラストでの二重三重のどんでん返し。
リチャード・ギアは すきのない元諜報員。
スパイダーマンのトファー・グレースは 頭でっかちの青臭い捜査官。
そんな 定型の役と思って見てると 見事に引っかかってしまいます。
冷戦は終わりましたが やはりスパイ物の醍醐味はが CIA vs KGB
ひさしぶりに フリーマントルの「消されかけた男」を読みたくなりました。