ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生
日本未公開 2008年度作品。
たしかに 邦題は問題。
マジックアワーでは 同年に公開された三谷幸喜作品とかぶるし
「ダメ男ハワード~」は ストーリーを浅くなぞっただけの表現
この映画の本質からは 遠く離れてしまってます。
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昔は人気があったが
マネージャー一人と 地方をドサ回りしている。
そして短気で傲慢。この主人公を演じるのが
名優ジョン・マルコヴィッチ
新米マネージャー トロイ役はコリン・ハンクス
はじめは その気弱な態度 実際の親である
トム・ハンクスとの共演から
親の七光り出演かと思っていたが
だんだんと 存在感が増していく。
自分の進路の問題 親との葛藤 仕事仲間との恋 etc...
芸能界の浮き沈みの厳しさを通じて 成長していく姿に 好感が持てます。
そしてラスト。ハワードのマジックのネタを トロイは見破ることが出来るのか?
しかし この映画の本質は そこにありません。
メジャーに戻るチャンスがあった ハワードが
なぜ 地方のドサ回りに戻って行ったか?
本物であるがゆえに 選んだ道。それがこの映画の本題だと思うのです。
実在の人物 アメージング・クレスキンがモデルとのこと。