からの 続きです。
軽く火を通しただけのリンゴに
たっぷりレモンが効いた ジェル状の餡
そのさわやかさに 口の中がさっぱり。
そして この店のメイン。ローストビーフ。
生肉に近い食感の 山形牛。
カラシをつけ 白髪ネギを巻いて食べると 肉の脂が 甘く感じられます。
このローストビーフだけは 絶対メニューから外れない。
ご主人の こだわりがあるのでしょうね。
グループの人数にあわせ 炊き上げられた釜飯。
本日は蓮の実と しめじ クコの釜飯。
お腹いっぱいになってるので そのほとんどをお土産にしてくれます。
アオサの味噌汁と漬物。この漬物もすごい。らっきょうや鶉卵の浅漬けは感動。
デザートは マスクメロン。包丁の入れ方も どこまでも手を抜いてません。
最後に お茶と丹波の黒豆。甘くすっきりした 黒豆が 締めてくれます。
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さて この店に最高評価をつける理由。それはコストパフォーマンスの高さ。
値段を 3~4倍にすれば
もっと高い具材を選び 手間隙をかけた 料理が可能かもしれない。
そして 接客の人数を増やし 高級料亭並みのサービスもできるかもしれない。
しかし 5,250円という値段。3名体制。
この値段では 仕込み 料理 具材 接客 当然制約されたものが 多い。
それを創意工夫で 最高のレベルまで 高めている。
具材は 飛びぬけて高価なものはないが 旬の素材を選び抜いている。
いろいろな工夫が ほどこされた数々の料理。
今回なら 柿やリンゴの使い方。包丁勝負でない刺身 等々。
接客も 板前のご主人と 若い女性の板前さん。そして接客の女性。
この3人が 息の合った 連携しながら それぞれの役割を果たす。
高級料亭のような 人数をそろえ 洗練された接客とは違いますが
けっして でしゃばらず 家庭的な あたたかさを与える。
安い値段で 充分すぎる満足を与える店。これが 菅井のすごさ。
だから 昼の予約は常にいっぱい。
ちなみに 帰りがけ 次回予約を取ろうとしたら 年内はもうだめ。
次回は 3ヶ月先の訪問となりました。
和食 菅井
(割烹・小料理
/ 馬車道駅
、桜木町駅
、関内駅
)
昼総合点★★★★★ 5.0

