ラーメン二郎 に通ってたのは もう昔々の学生のころ。
まだ 三田の通りが大きくなる前の店。二階が雀荘。
10人ぐらいしか入れない店の外には いつも人があふれている。
並んでも すぐ入れるわけじゃない。
回転が速くないので それなりの時間を待たないといけない。
10人並びで 30分待ち 程度だったか。
ねらい目は 11時ごろの開店時。その時間なら すっと入れる。
店を仕切ってるのは いつも おやっさんと 奥さん。
おやっさんは 白いシャツに前掛けで 冬でも汗だく状態。
そして 奥さんが時々いないときは 洗い物がたまり ものすごい状態になる。
列に並んでガラス戸から店内に入るころに注文。
今はメニューの呼び方が違うようだが 当時の基本は「大ブタ」「小ブタ」
それにチャーシューを増やす「ダブル」 野菜を増やす「野菜」
体育会の連中は「大ブタダブル野菜」とか とんでもないのを頼む。
自分は「小ブタダブル」が定番。それでも 破壊力は抜群。
ただ おやっさんが大雑把だから ときどき大ブタと小ブタを 間違える。
「二郎に行くと 翌日ニキビが出る」そのぐらいの脂。
太い麺に たっぷり載せられたチャーシュー 濃~い とんこつ味。
はじめて食べたときは 気持ち悪くなった。
しかし これがクセになると 1週間も食べないと禁断症状が出てしまう。
この中毒性。なにか薬を入れてるのかと 真剣に考えたことも。
破壊力抜群だから 絶対 女子は来ない。ひたすら男子学生だけの食べ物。
店内には 体育会の写真や 寄せ書きが飾ってあった。
そして時は過ぎ いつのまにか ラーメン二郎は全国区となり あちこちにお店が。
今はどこの店もすごい行列だから 入ったことはない。
まぁ そのほうがいいのかも。
この年になって あの味がクセになるのは さすがにやばそう・・・
