2012
マヤ歴 2012年終末説に もとづいて作った映画。
太陽フレアの増大による うんたらかんたらで
地殻変動が起きて地球が滅亡する。
とにかくCGがすごい 映像のインパクトは圧倒されます。
街が崩壊していく様子なんて ジェットコースターのようで ウォ~って声を出しそう。
地割れが起こっても ビル が倒れてきても 高速道路
がくずれても 噴火「
が迫ってきても
飛行機が墜落しても 主人公達は必ず ぎりぎりのところで助かるので 安心です。
おぉ この究極のご都合主義は バックトゥーザフューチャーの乗りですね。
そして 人間ドラマの薄さも完璧。
まず主人公家族。いかにも 人間味あふれるような描き方だけど よく考えてみると大きく違う。
自分達が助かろうとするために 多くの人を見殺しにして 最後には多くの人に迷惑を掛ける困ったチャン。
科学者のエイドリアンだって 彼の判断ミスで 何十万人のひとの命を危険にさらす リーダー失格者。
そんな 彼らの救出劇に心から喝采を送る各国の要人たちは お人よしのぼんくらばかり。
「インデペンデンス・デイ」「GODZILLA ゴジラ」「紀元前1万年」などで 人間ドラマを描かせれば
最低の評価を得てきた ローランド・エメリッヒ監督。
さすがです。突っ込みどころ満載すぎ。
人間愛を描いた スペクタクル映画ではなく エメリッヒ風パロディスペクタクルと思えば 納得かなぁ。