『幸せのスイッチ』
家計を度外視してまで“お客様第一”と言い続ける電器屋の父に反発、
実家を離れ、東京でイラストレーターとして働く21歳の怜(上野樹里)。
まだ新人にもかかわらず自己主張は一人前で、
ある時、ついに上司と衝突、その勢いで会社を辞めてしまう。
そんな怜のもとに、妹の香から 妊娠中の長女の瞳(本上まなみ)が
倒れて入院したとの手紙が届く。
あわてて実家へと帰省した怜だったが、実のところ、入院したのは
瞳ではなく骨折した父の誠一郎(沢田研二)だった。
怜はしぶしぶ 実家の電気屋の仕事を手伝うことになるのだが・・・
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大型家電量販店に おされて 街の電器屋さんの 生き残りは大変だと思います。
ただ うちの実家近くの電器屋さんは 順調そう。
ちょっとした 電気製品の修理や 電球の取替え はたまた 関係ない小さな用事まで こなして
年寄りの多い住宅街に しっかり根付いてる。
そして この年代は しっかり小金を持ってるので 着実に電気製品を購入してくれてるようです。
う~ん 映画に出てくる 怜の実家の「イナデン」にイメージが かぶります。
さらに 「お客様の役に立つことが 商売につながる」
これって 2,3日前に訪問した 顧客先の社長が長々と話していた持論どおりのこと。
なるほど 商売の真髄なのでしょうね。
さてさて そんな電器屋の現在以外でも いつも不機嫌な主人公 怜の仕事に対する考え方の変遷
そして 家族の絆の確認により 笑顔を取り戻すまでが とても気持ちよく描かれてます。
この作品も女性監督。ほんと 最近は女性が いい映画を撮ってますね。オススメっ