『蝉しぐれ』山田3部作との比較 | 湘南ダック ~神奈川・東京 ランチグルメ~

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おいしく食事が出来ること!健康であること!感謝です!

主題歌の 一青窈 「かざぐるま」が好きだったこと。予告編の 木村佳乃が 美しかったこと。

大好きな 藤沢周平原作であったこと。山田洋二による 藤沢周平3部作と比べたかったこと。

以上のことから 以前から見たかった作品でした。

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『蝉しぐれ』

江戸時代、下級武士の養父によって育てられた牧文四郎。

彼は父を誰よりも尊敬していたが、その父は切腹の運命に

遭ってしまう。謀反人の子としての汚名を着せられた文四郎は、

母を助けながら、質素に暮らしていく。

そこには変わらず彼に接する幼なじみたちの姿もあった。

数年後、牧家は名誉回復を言い渡される。

そんな中、幼い頃から想い続け、今や殿の側室となっていた、

ふくが派閥闘争に巻き込まれていることを、文四郎は知るのだった。


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15年以上 人を想い続けること。湘南ダック ~神奈川・東京グルメ~

少年時代からの 文四郎と ふくの想いが せつない。

引き取った父の遺骸を 運ぶ文四郎。謀反人の息子に対して 

世間の目は冷たく 誰も近寄ろうとしない。

そして 坂を上れず 往生している文四郎に 駆け寄り 

黙って手伝う ふく。

このあたりの情景は黒土三男監督が 力を入れてるだけあって 

とても印象的です。


ただ ふくを助けるために 大人数と切りあう殺陣のシーン。城までの脱出方法。時の過ぎ方・・・etc

描き方が雑です。ご都合主義で リアリティーが感じられません。

これは テレビのほうが主体になっている この監督の限界なのでしょうか?


せっかく 藤沢作品の中では 一番感動的な話なのになぁ・・・  困ったナ