たいしてなにか書き記すことがあるわけでもないのだが、個人的なこのライブとその後に対する、開始前時点での所感の整理のため、また駄文を書き連ねる。

 

結論から言えば、僕はこの5日間を非常に楽しみとする心境に至ったし、その結果とその後に展開されるストーリーも含めて大いなる期待をしている。

だから迷っている者はぜひ1日でも来るべきだ。来てほしいという懇願もする。願うくらいは自由だろう。

 

ライブのチケット販売元については、一つ一つリンクを貼るのは骨が折れるため、以下のグループ公式Twitterの投稿を参照されたい。

https://x.com/hitosai_0101/status/1780567081643299296

 

当ライブの重要性、何かをかなぐり捨ててでも来るべきものであることは、前回の駄文に書き記した。

この5日間の結果、つまり来場者数次第では、彼女たちの今後がある程度明るくなることは約束されているし、逆の結果であれば未来が少し難しくなるのだろう。それは誰でも容易に想像しうることであるし、わからない者が万が一いれば、そのくらいのことは理解してほしい。

 

しかし、その目標、また明言するようになった「5日間で来場者数合計500名以上」というラインは、はっきり言ってしまえば彼女たちの自主目標―それが運営サイドからの一方的提示によるものか、彼女たちに懇切丁寧な説明がされたうえでの納得ずくのものか、はたまた彼女たちからの提示によるものか、そんなことは知らないが―、自社内で定められただけの目標、ノルマであるが故、客である我々からすれば、知ったことではない、という言い方ができる。

彼女たちを好いている者が彼女たちの明るい未来を望まないこともないだろうから、結局純粋に知ったことではない、という言い方もあまりできはしないのだが、それでもそう言い切ることもできる。

「売り上げが足りないんですっ!」と泣きついて売ろうとしてくる、ディーラーの兄ちゃんのようなものだ。そんな売り方は実際にあるから、自分の側の事情を客に切々と伝え、情に訴える、そのようなやり方だってそれはそれでありなのだろう。

 

僕はそれに乗るほど聖人君子ではない。

もっちゃんがこの5日間について、とにかく楽しみでたまらない、なぜ楽しみとしないのか、来ないと絶対に損をするよ、そんな言い方で、特に最近になってその喜びを隠さずに宣伝するようになった。

君たちの置かれた事情、自主目標などこちらの知ったことではないが、とにかく楽しいんだ、楽しくするんだ、来ない理由はあるのか、そんな誘い方は大歓迎だ。

 

いつだって、来ないと大変なことになるぞ、ではなく、楽しいから来なよ、そう言って誘ってほしい。

そしてこの5日間を過去にないほどに楽しくするべく彼女たちは準備をしているし、実際にいいものになりそうな空気は漂ってきている。

 

彼女たちは一度ボロボロになって、なんとか春休み前をしのぎ切り、そして2週間弱の完全な春休みを迎えた。

復帰後はコンディションも見違えるようであり、気力体力共に充実した様子だ。

そのまま、大阪振替公演(真・ツアーファイナル)とたかすかのミスコンも含め、大型連休を怒涛の勢いで通り過ぎた。すべてがいい結果に終わったわけでもないが、この5日間へ向けての意気は火の玉の如く燃え上がっているように思う。

 

この5日間、ひとさいのひとさいらしさが見えるものになる気がする。

それぞれの日をメンバー1人ずつ担当し、コンセプトを毎日変えて公演を行う。

 

初日(5/13(月))はれい担当。過去1年の生誕衣装を交換して着用、1曲は曲割りも変える。

2日目(5/14(火))はたかすか担当。衣装は初代、カバー曲を投票で決定し披露する。

3日目(5/15(水))はみーあん担当。お得意のコスプレを全メンバーに着せる。

4日目(5/16(木))はもっちゃん担当。衣装は2代目、ノンストップライブを趣向を凝らして行う。

最終日(5/17(金))はみねちゃん担当。衣装はライブ中がTシャツ、特典会は2ndワンマン限定衣装で、全曲メドレーにて披露する。

 

そして全日、最初のSEから1曲目までは動画撮影可能。どうぞ各種SNSで拡散してください、という、ひとさいが最も拘ってきた部分だ。

 

ひとさいのひとさいらしさ。その中でも、ライブにおけるらしさ。

歌とダンスにだけ全力投球でもない。歌とダンスを軽視しているわけでもない。その部分に拘るもっちゃんとみねちゃんは、しっかりそこを強調した企画を組んできた。

みーぱん先生は独自路線でアクセントをつけ、れいとたかすかは変化球で楽しく和気あいあいと。

硬軟織り交ぜてなんでもライブでできることはやっていく、良い意味でのなまくら四つこそ、ここまで作り上げたひとさいだろう。

そして、今まで培ってきた、ライブにおけるすべての要素をこの5日間に凝縮して展開しようとしている。

つまり、この5日間にひとさいの2年少々、すべてがかかっている。この5日間はいわば、ひとさいのショーケースとなるわけである。

 

そのプログラムを、2年間経験を積み、個々が成長し、グループとして熟されてきた今のひとさいが、気力体力充実、さあ決戦、そんなとても良い状態で迎える。

ひとさい発足以来、一番良いひとさいを、その神髄を魅せてくれるような気がする。

今のひとさいが出来るすべてを、ベストを、これ以上ない極上のひとさいを、きっと魅せてくれる。

人には合う合わないがある。このひとさいで良いものと思わなければ、それは趣向が合わないのだろう。

日によって合う合わないもあるだろう。僕は歌とダンスで育ってきているから、特に後半の2日間が楽しみで仕方ない。逆に、後ろ2日はストイックすぎて勘弁、でも生誕衣装交換、歌割り交換でわちゃわちゃしながら楽しそうにやってるの、いいなあ、そんな人もいるだろう。

この5日間のうちどこかなら合うという人は少なからずいるのではないか、そんなラインナップだ。

 

普段ひとさいを見ない層にはそうやって良いサンプルとして届いてほしいし、ひとさいを見飽きるくらい見ている人には、その気迫をもって良いものを見せて、ぶっ刺して、もっとひとさいを好きにさせてほしい。

全ての客層、あるいは未来の客層をカバーする5日間なのではないか、そういう気がする。

だからこそ、楽しみだし、ぜひ見てほしい、来ないと損だ。そういう整理なら僕も大いに首肯する。

 

結果は厳として存在する。

金曜まで見れば大勢はわかるだろうし、土曜には結果発表公演をわざわざ用意している。

ここで流れるのは嬉し涙か、悔し涙か。

どちらにしろ、涙を垂れ流すくらいにはメンバーはやってほしいし、きっとやっているだろう。

 

どちらにしろ、この先へつなげてほしい。

そのようなこの先のストーリーをぜひ運営陣には用意してほしい。

これだけの熱、これだけのエネルギー、それを特に悔し涙になった場合、残念でした、またここから頑張りましょう、終わり。それではあまりにもったいないように思う。

このような大仕掛けを今回行った、そこから納得感のある流れを用意してほしい。

 

もうメンバーは知っているのかもしれない。知らないかもしれない。

今時は運営陣とメンバーがしっかり話し合って、目的、肯定を共有してやっていくのが時代とは思うが、古典的にサプライズという形でメンバーには知らせず何かを発表するのかもしれない。そのあたりは古風なやり方をする運営である気がする。

どうにしろ、何かタダでは起きない仕掛けが考えられている、と思いたい。

そのあたりは、内部体制の変化の末にいよいよ表立って辣腕を振るうようになった、Y氏に期待したい。客が何を言おうと良くも悪くもあまり聞き入れない、昔気質の御仁であるがゆえに、彼の思い、拘り、メンバーとスタッフと練り上げる本気に期待したい。

 

思うことはある、ただ、この5日間が純粋に楽しみになった、それはもっちゃんの誘い方のおかげであり、メンバーから立ち上る、この5日間にかける思いのおかげである。

だから、僕はただ純粋に1人の客として楽しみ、その結果を見届ける。

その後がどのような形であれ、この先も見届けたい、そんな物語を描いてくれるよう、そんなラインを引いてくれるよう、それだけ願っている。

 

賽は投げられた。